皆さんは茶葉でお茶を淹れることがあると思いますが、かなり飲み切るまでに時間がかかってしまい、保存期間が長くなってしまった経験はございませんか?
お茶は乾燥しているためなんとなく長持ちしそうな感じはするものの、あまりに長く保存したお茶は飲むと体にわるいのでは?と心配になることもありますよね。
今回の記事では、
- お茶はどれくらいもつ?
- 腐ることはあるの?
- 酸化とは?
- 古いお茶は飲むと体に悪い?
- お茶の保存方法
これらについて解説していきたいと思います。
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目次
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お茶はどれくらい持つの?
結論から言うと、茶葉は種類やメーカーによって微妙に違いがありますがほとんどのものの賞味期限は「半年~1年」に設定されています。
お茶の葉と言うと乾燥しているイメージがありますが、実は水分量がある程度含まれており保存状態が悪いとどんどん劣化していきます。お茶の葉の水分量は3%程度と言われており、お菓子のおかきと同じレベルらしいです。
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お茶の葉は腐るの?
お茶の葉の水分量は3%という説明を行いましたが、基本的にはお茶の葉は腐ることはありません。ただし腐らない代わりに空気に触れすぎることで「酸化」という状態変化を起こすと言われています。
酸化するとどうなるの?
お茶の葉が酸化すると以下のような状態になります。
- どんなお茶の葉でも茶色~黒っぽくなる
- 臭いが明らかに変化する
- 苦味が濃くなる
- 抽出した時の濁りが強くなる
お茶の葉の匂いの変化と言うと、日光に当てた洗濯物のような臭いがします。畳の匂いと言いますか、焦げ臭いというか、なんとも形容し難いのですが、普通のお茶とは匂いが全く異なりますのですぐに気づくはずです。
腐らないのは茶カテキンのおかげ
お茶の葉が腐らないのはカテキンというお茶にたくさん含まれている成分に抗菌作用が含まれていると言われています。カテキンはポリフェノールを多く含み高い抗酸化作用を持ち、体内に取り入れることで老化を抑制したり癌の抑制など様々な健康効果が期待されています。
コレステロールを下げる効果
血糖の上昇を抑える効果
殺菌作用・抗菌作用
虫歯や口臭を予防する作用
肥満予防
抗ウイルス作用
抗癌作用
カテキンというのはお茶の渋み成分のことを言います。カテキンは特に緑茶に多く、普段から飲み続けることで効果が発揮するといわれています。
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酸化したお茶を飲むのは危険?
酸化したお茶はいわゆる「古い」お茶です。そんな古いお茶は飲んでしまうと体に悪影響を及ぼしてしまうという情報をちらほら見かけます。
基本的には古いお茶、期限が切れたお茶は飲まないことに越したことはありませんが飲んでもそこまで大きな体への影響はないとされています。
ただし急須に入れっぱなしにしているような茶葉の場合は腐ってしまっている可能性がありますので、だいぶ時間が経っているのであれば飲まないほうが良いでしょう。
ペットボトルのお茶は注意
お茶は新鮮であっても、1日で腐ってしまうことがあります。それはペットボトルに入っているようなお茶です。
特に夏場はペットボトルで一度口をつけたお茶は、口内の細菌がペットボトルに入ることによって増殖が進みあっという間に腐ってしまうことがあります。
夏場でなければ1日持ち歩いても問題ないのですが、気温が高いときは持ち歩きも気をつけた方が良いでしょう。
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お茶の保存方法
では最後にお茶の葉をより美味しく長く保存するための方法について解説していきたいと思います。お茶の葉を守るポイントは以下の通りです。
- 湿気を避ける
- 高温になる所には置かない
- 直射日光を避ける
- 匂いの強いものの隣には置かない
- なるべく空気に触れさせない
- 開封前の保存方法
お茶の葉を購入した場合開封前であれば「冷凍保存」がおすすめです。冷凍保存することでお茶の葉の品質をしっかり保つことができます。冷凍保存するときの注意点は冷凍庫から取り出すときに、一度常温に戻してから開けるということです。
すぐに封を開けてしまうと温度差で茶葉に結露がついてしまいカビが生えたり劣化する原因になってしまうからです。
開封後の保存方法
開封後の保存方法は基本的に常温保存になります。保存する容器に気を配ってあげるとより長く美味しさを保つことができます。おすすめの容器は筒状の缶、お茶の缶がおすすめです。
どうして筒状の缶がオススメかと言うと光や空気を通さないことや、四角い容器とは違い四隅に湿気がこもりづらいからです。
お茶の間に茶葉を移す時は、細い葉が下に沈んでしまうのでしっかり上下に振って混ぜ合わせてから移すようにしましょう。取り出す時も1度上下に軽く振って混ぜ合わせてから取り出すと茶葉の大きさにムラができなくなります。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- お茶の賞味期限はだいたい半年~1年で設定されている事が多い
- 茶葉は腐るよりも酸化するほうを気をつけたほうが良い
- 古くなったお茶で体に影響を与えるという事例は少ない
- ペットボトルのお茶は夏だとあっという間に腐るので注意
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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