水には「軟水」と「硬水」があり、日本の水は軟水です。エビアンなど市販の水には硬水もありますが、軟水と比べてどんな違いや効果があるのでしょうか?飲みすぎると体質によっては副作用のような症状を起こすことがありますが、1日にどれくらいの量であれば飲んでも大丈夫なのでしょう?そこで今回は、
- 硬水とはどんな水?
- 硬水を飲むメリット・&デメリット
- 1日の摂取量はどのくらいがいい?
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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硬水とはどんな水?
水は『硬水』と『軟水』の2つがありますが、どう違うのでしょうか?まずは、硬水と軟水の定義について確認してみましょう。
- 軟水…硬度100未満のもの
- 硬水…硬度が100以上のもの
硬水・軟水の定義は国によって異なりますが、日本では上記のように定義しています。基本的に日本の水は軟水で、 日本で使用されている主な水は軟水 です。
軟水はミネラル分が少なくクセがないため、飲みやすいのが特徴です。和食には軟水が向いているとされ、洋食には硬水が向いていると言われています。
日本人が海外旅行に行ってシャワーをすると、髪がギリギリすることがありますが、これは硬水が日本人の髪に合っていないためです。硬水・軟水は味だけではなく、使い心地も異なります。
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硬水の栄養成分
硬水にはカルシウムやマグネシウムなどのミネラル類が多く含まれていますが、普段飲み慣れていない日本人が飲むと 体に合わず下痢や腹痛を起こすことがあります 。
エビアンは硬水が使用されている
市販の天然水には色々な種類がありますが、その中でも代表的な“エビアン”は硬水です。エビアンは世界的に有名な天然水ですが、使用されている水の産地はフランスです。標高850mのフレンチアルプスの大地で採れる水を使用しています。
海外製のミネラルウォーターには硬水が使われていることが多く、味が飲み慣れないと感じる方もいます。
硬水を飲む効果&デメリット
マグネシウムやカルシウムを多く含む硬水を飲み続けると、このような効果・メリットがあります。
- 便秘解消
- 肌荒れ改善
- 骨粗鬆症予防
- 歯を丈夫にする
- 動脈硬化予防
- 心筋梗塞予防
硬水にはカルシウムが含まれているため、骨を強くして骨粗鬆症を予防したり、歯を丈夫にするといったメリットがあります。また、血液をサラサラにする効果もありため、動脈硬化や心筋梗塞といった生活習慣病の予防にもなります。
1日の摂取量はどれくらい?
体に良い効果を得るための1日の硬水の摂取量は、 コップ2〜4杯が目安 です。体に合えば効果を得ることができますが、刺激が強いと下痢や腹痛にもなり得るので気をつけましょう。
硬水を飲むデメリット・副作用は?
普段軟水を飲んでいる日本人は、硬水に慣れていないために副作用として下痢や腹痛といっ症状を起こすことがあります。その原因や対処法について見てみましょう。
硬水で下痢や腹痛を起こす原因
硬水を飲んで下痢や腹痛となる原因は、ミネラル成分であるカルシウムやマグネシウムなどが腸を刺激するためです。これらのミネラル類は他の食材にも含まれているごく一般的な栄養成分ですが、軟水と比べて硬水には多く含まれているので、人によっては腹痛や下痢を起こすことがあります。このことは、『水あたり』と呼ばれています。
硬水による下痢の治し方
エビアンなどの硬水を飲んだことによって下痢や腹痛となった時は、硬水を飲まないことが一番の治し方です。 日本製のミネラルウォーターに使用されているのは軟水 なので、ラベル表示をよく確認して軟水のものを選ぶようにしましょう。
便秘解消になる人も
硬水に含まれる豊富なミネラル類が下痢の原因となることがわかりましたが、『便秘解消効果』を得られる人もいます。 ミネラル類が胃腸を刺激することによって腸の蠕動運動を高め、宿便を排出したり頑固な便秘を解消したりと、プラスの効果を実感する 方もいます。硬水による体への影響は、体調や体質によってことなるようです。
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まとめ
この記事をまとめると
- 硬水はミネラルの刺激により下痢・腹痛を起こすことがある
- 硬水の効果としては、便秘解消・肌荒れ改善・骨や歯を丈夫にすることなどがある
- 体質によってメリットデメリットがあるので影響は人それぞれ
普段から軟水を飲んでいる日本人にとっては硬水は体に合わないことがあります。飲み続けて影響が出た場合は、軟水に変えるなどして対処しましょう。
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