ネギは栄養がない食べ物?栄養ある食べ物?成分やアレンジも紹介!

料理の主役になったり、料理を引き立てる薬味になったりと、まさにオールラウンダーな食材であるネギ。

殺菌作用があることが有名で、風邪を引いたときに、ネギを首に巻くと治るという民間療法もあるほどです。

しかし、殺菌作用以外にどんな栄養があるのかはあまり知られていないかもしれません。

また、ネギには「実は栄養がない」という噂もあります。

こういった話があると、なぜそう言われるようになったのか気になりますよね。そこで今回は、

  • ネギの栄養素・効果

  • ネギは栄養がない?

  • ネギのカロリー・味の口コミ

  • ネギのアレンジ方法

についてご紹介します。

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ネギの栄養素・効果

ネギの栄養素やその効果について詳しく解説していきます。

ビタミンが多い

ネギには ビタミンCやβカロテン、ビタミンK が豊富に含まれています。

それぞれの働きは、以下の通りです。

  • ビタミンC:抗酸化作用、老化の抑制、メラニン色素の生成阻害効果
  • βカロテン:抗酸化作用
  • ビタミンK:血液凝固作用

それぞれの含有量は、以下の通りです。

  • ビタミンC:青ネギ100gあたり32mg、白ネギ100gあたり14mg
  • βカロテン:青ネギ100gあたり1500㎍、白ネギ100gあたり82㎍
  • ビタミンK:青ネギ100gあたり7㎍、白ネギ100gあたり9㎍

ビタミンCは風邪の予防や疲労回復に繋がりますし、βカロテンは体内でビタミンAに変換され、目の健康を保ち、視力の調整を助ける働きがあります。

ビタミンAは、βカロテンとレチノールに分けられますが、レチノールは過剰摂取すると頭痛や脱毛、肝機能障害や、妊娠初期だと胎児の奇形率が上がるとされています

βカロテンは、必要分だけビタミンAに変換されるので、心配な方はβカロテンを多く含む緑黄色野菜からの摂取が望ましいでしょう。

ビタミンKは、血液凝固に関与する酵素を補助する働きがあります。

また、カルシウムを骨に取り込む働きや、動脈内のカルシウムが石灰化するのを防ぐ効果があります。

アリシンで血行改善

アリシン(硫化アリル)はにんにくなどのユリ科ネギ属の植物に多く含まれる栄養素で、気化する際に独特の匂いを発します。

ネギ亜科ネギ属に分類される青ネギにも白ネギにも、このアリシンが多く含まれています。

  • 血液凝固抑制
  • ビタミンB1の吸収率を上げる
  • 胃酸の分泌を促し食欲を増進させる
  • 抗菌作用
  • 鎮静作用
  • 血行促進

などの効果があることが分かっています。

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ネギは栄養がない?

一部ではネギには栄養がないという噂もありますが、それは誤りです

おそらく、青ネギに比べて白ネギの栄養素の含有量が少ないことから出た噂だと思いますが、青ネギも白ネギもしっかり栄養がありますのでご安心ください。

ネギは栄養価が高い食べ物

青ネギは、確かに100gあたりで見ると白ネギよりも栄養価が高いですが、食べられる量を考えるとそう差はないのではと思います。

青ネギは薬味として使われることが多いでしょうし、白ネギは、薬味はもちろん、鍋や焼き物、炒め物など主役としても使われます。

その点を踏まえて考えると、どちらを食べても十分栄養が摂れるでしょう。

白ネギも青ネギも栄養満点

ネギには、ビタミンC、βカロテン、ビタミンK、アリシン以外に

  • フルクタン:ねばねばした水溶性食物繊維の一種
  • 腸内環境を整え、免疫力の向上、血糖値の上昇を抑制する働きがある
  • カルシウム:100gあたり80mg
  • 葉酸:造血作用

などが含まれています。

水溶性食物繊維は便秘に効果的でしょうし、特に妊娠している女性にとって葉酸は、胎児の成長に欠かせない栄養素ですので、積極的に食事に取り入れていきたいところですね。

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ネギのカロリー・味の口コミ

ネギのカロリーと種類別の味の口コミをご紹介します。

ネギのカロリー

ネギのカロリーは100gあたり約28kcalです。

種類別の味の口コミ

ネギの品種は5000種類を超えると言われています。

その中でも有名なのが、白ネギの 「千住ネギ」「下仁田ネギ」「加賀ネギ」 、青ネギの 「九条ネギ」「博多万能ネギ」 です。

  • 千住ネギ:果物のように糖度が高く、とろっとした食感
  • 下仁田ネギ:甘みと辛味が強く、ネギの味が濃いので煮物に最適
  • 加賀ネギ:柔らかく、煮込むととろとろになるのが特徴。甘みが強い
  • 九条ネギ:葉にヌメリがあり甘い
  • 博多万能ねぎ:ほのかな甘さとぴりっとした辛味が特徴

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ネギのアレンジ方法

ネギをおいしく食べるアレンジ方法をご紹介します。

ネギ味噌炒め

白ネギをみりんと味噌で炒めるだけの簡単レシピです。

ネギの甘みや食感がしっかり活きるレシピですので、もう一品足したいときや、ちょっとしたおつまみを作りたいときにおすすめです。

ネギ焼き

小麦粉、卵、和風だしを水で溶いた生地の上に、青ネギをどっさりかけるネギ焼きは、ネギ好きにはたまらない一品です。

青ネギで作るのがスタンダードだと思いますが、白ネギを使っても美味しいと思います。

トッピングは鰹節やソース、出汁醤油などをお好みで。

まとめ

今回は、ネギの栄養素や効果、カロリーや種類ごとの味の口コミ、おすすめレシピについてご紹介しましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • ネギにはビタミン類が豊富

  • アリシンには血行促進作用を始め、さまざまな効果が

  • フルクタンや葉酸は妊婦にも◎

  • 種類ごとに甘みと辛味のバランスが違う

ネギは思っている以上にさまざまな栄養素が含まれた、万能食材です。

薬味としてはもちろんですが、メイン料理としても使えますので、積極的に取り入れていきたいですね。

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