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北海道新幹線も開業。時間的メリットがますます高まる新幹線の早割予約について~
近年では規制緩和された高速バス事業者やLCC(格安航空会社)の参入により、長距離を安く移動する選択肢が増えましたが、新幹線は新型車両の導入と速度アップで乗車時間が大幅に短縮され、時間的なメリットはますます高くなっています。新幹線の早割の割引率はどれくらい?
早割予約では最大3割以上安く、金券ショップで回数券を購入するよりも確実に安く済ませることができます。早割サービスはJRの管轄ごとに異なります。年会費が必要なサービスもありますが、年に1度往復利用するだけでも年会費分の元が取れてしまいます。
予約開始日はいつから?
どの管轄のJRもすべて「乗車日の1ヶ月前(同日)の午前10:00」からです。(JR東海ツアーズを除きます)
それでは各サービスの割引率や予約方法を見ていきましょう。
▼エクスプレス予約(JR東海、JR西日本)
https://expy.jp
利用可能な新幹線: 東海道・山陰新幹線(東京~博多)
利用料: クレジットカード年会費 1,000円
予約開始: 乗車日の1ヶ月前(同日)の午前10:00から「IC早得A」「IC早得B」はともに金券ショップでの指定席券よりも確実に安く購入できます。
利用申し込み後は新規クレジットカードとEX-ICカードが発行されます。
予約後はきっぷの発券がなく、EX-ICカードを改札にタッチするだけで乗車できます。
一部きっぷ発券が必要なケースもあり、受け取りはJR東海、JR西日本管轄の駅限定になりますので、注意が必要です。
https://expy.jp
利用可能な新幹線: 東海道・山陰新幹線(東京~博多)
利用料: クレジットカード年会費 1,000円
予約開始: 乗車日の1ヶ月前(同日)の午前10:00から「IC早得A」「IC早得B」はともに金券ショップでの指定席券よりも確実に安く購入できます。
利用申し込み後は新規クレジットカードとEX-ICカードが発行されます。
予約後はきっぷの発券がなく、EX-ICカードを改札にタッチするだけで乗車できます。
一部きっぷ発券が必要なケースもあり、受け取りはJR東海、JR西日本管轄の駅限定になりますので、注意が必要です。
▼プラスEX(JR東海)
https://plus-ex.jp
利用可能な新幹線: 東海道新幹線(東京~新大阪)
利用料: サービス年会費500円(クレジットカード情報登録あり)
予約開始: 乗車日の1ヶ月前(同日)の午前10:00から利用区間はエクスプレス予約より狭く、東京~新大阪の間に限られますが、「IC早得」はエクスプレス予約の早得プランと同等の割引率です。
利用申し込みは新しくクレジットカードを発行することがなく、予約後の乗車ではプラスEXカードを改札にタッチして乗車できます。
こちらも注意点として、チケット受け取りが発生した場合、JR東海管轄の駅で受け取ります。
https://plus-ex.jp
利用可能な新幹線: 東海道新幹線(東京~新大阪)
利用料: サービス年会費500円(クレジットカード情報登録あり)
予約開始: 乗車日の1ヶ月前(同日)の午前10:00から利用区間はエクスプレス予約より狭く、東京~新大阪の間に限られますが、「IC早得」はエクスプレス予約の早得プランと同等の割引率です。
利用申し込みは新しくクレジットカードを発行することがなく、予約後の乗車ではプラスEXカードを改札にタッチして乗車できます。
こちらも注意点として、チケット受け取りが発生した場合、JR東海管轄の駅で受け取ります。
▼えきねっと(JR東日本)
https://www.eki-net.com
登録無料(クレジットカード情報登録あり)
利用可能な新幹線 東北・山形・秋田・上越・北陸新幹線
予約開始: 乗車日の1ヶ月前(同日)の午前10:00からえきねっと自体は登録料無料(既存のクレジットカードの登録要)で中部、関西方面の新幹線の予約(通常料金のみ)ができるサービスです。
えきねっとの早割プラン「えきねっとトクだ値」は昨年開通の北陸新幹線も含め、東北・山形・秋田・上越で利用可能で、通常料金から最大35%引のプランがあります。
えきねっとはすべてきっぷ発券で、JR東日本管轄内の駅受け取りに限定されます。
https://www.eki-net.com
登録無料(クレジットカード情報登録あり)
利用可能な新幹線 東北・山形・秋田・上越・北陸新幹線
予約開始: 乗車日の1ヶ月前(同日)の午前10:00からえきねっと自体は登録料無料(既存のクレジットカードの登録要)で中部、関西方面の新幹線の予約(通常料金のみ)ができるサービスです。
えきねっとの早割プラン「えきねっとトクだ値」は昨年開通の北陸新幹線も含め、東北・山形・秋田・上越で利用可能で、通常料金から最大35%引のプランがあります。
えきねっとはすべてきっぷ発券で、JR東日本管轄内の駅受け取りに限定されます。
▼JRおでかけネット(JR西日本)
https://www.jr-odekake.net/
利用可能な新幹線: 山陽・九州・北陸新幹線
利用料: クレジットカード年会費 \1,080
予約開始: 乗車日の1ヶ月前(同日)の午前10:00からインターネット予約サービス「e5489」では、既存のクレジットカードを利用した早割もありますが、専用のJ-WESTカードの会員になることでよりお得な早割を利用することができ、中でも「スーパー早得きっぷ」では35%を超える割引率の早割があります。
e5489にはチケットレスのサービスもありますが、在来線特急の一部区間のみのサービスです。新幹線はすべて切符受け取りになりますので、JR西日本、JR四国管轄の駅で受け取ります。
https://www.jr-odekake.net/
利用可能な新幹線: 山陽・九州・北陸新幹線
利用料: クレジットカード年会費 \1,080
予約開始: 乗車日の1ヶ月前(同日)の午前10:00からインターネット予約サービス「e5489」では、既存のクレジットカードを利用した早割もありますが、専用のJ-WESTカードの会員になることでよりお得な早割を利用することができ、中でも「スーパー早得きっぷ」では35%を超える割引率の早割があります。
e5489にはチケットレスのサービスもありますが、在来線特急の一部区間のみのサービスです。新幹線はすべて切符受け取りになりますので、JR西日本、JR四国管轄の駅で受け取ります。
▼ネット限定きっぷ(JR九州)
http://www.jrkyushu.co.jp
利用可能な新幹線: 九州・山陽新幹線
登録無料(クレジットカード情報登録あり)
予約開始: 乗車日の1ヶ月前(同日)の午前10:00から九州から本州方面(~新大阪)に向かう新幹線の早割は、先ほど紹介しましたe5489の「スーパー早得きっぷ」が利用できます。こちらも既存のクレジットカード情報の登録で利用できますが。(JQ CARD会員になることで会員限定の「eきっぷ」「e早得」も利用できます。)
博多~鹿児島中央など、九州内の新幹線利用の早割はJR九州会員Webで「九州ネット早得」を中心に複数のプランが利用できます。
きっぷ受け取りは「eきっぷ」「e早得」「スーパー早得きっぷ」のみJR九州、JR西日本管轄の駅で受け取り可能で、それ以外はすべてJR九州管轄の駅のみでの受け取りになります。
http://www.jrkyushu.co.jp
利用可能な新幹線: 九州・山陽新幹線
登録無料(クレジットカード情報登録あり)
予約開始: 乗車日の1ヶ月前(同日)の午前10:00から九州から本州方面(~新大阪)に向かう新幹線の早割は、先ほど紹介しましたe5489の「スーパー早得きっぷ」が利用できます。こちらも既存のクレジットカード情報の登録で利用できますが。(JQ CARD会員になることで会員限定の「eきっぷ」「e早得」も利用できます。)
博多~鹿児島中央など、九州内の新幹線利用の早割はJR九州会員Webで「九州ネット早得」を中心に複数のプランが利用できます。
きっぷ受け取りは「eきっぷ」「e早得」「スーパー早得きっぷ」のみJR九州、JR西日本管轄の駅で受け取り可能で、それ以外はすべてJR九州管轄の駅のみでの受け取りになります。
▼JR東海ツアーズ(旅行代理店)
http://www.jrtours.co.jp/
利用料: 無料
利用可能な路線: 首都圏/静岡/中部/関西発 の本州・四国・九州各地方面
予約開始: 利用日の7か月前(地域・プランによる)
JR東海ツアーズが提供する、新幹線往復とホテル宿泊費込のプランです。
「ぷらっと・旅」
「ぷらっとこだま」
「新幹線ツアー・ダイレクト」
「50+」
主に四つのサービスがありますが、2泊3日でも通常料金で新幹線往復するよりも安いプランや、地下鉄一日フリーチケットやドリンクチケット、観光スポットの入場チケット、ショップおみやげ代付き等の特典付きプランもあります。
日帰りプランでも、例えば東京-名古屋往復で最安\14,000前後のプランがあり、エクスプレス予約やプラスEXよりもさらに安く済ませることができます。
スケジュールが以前から決まっている場合はこちらの利用が断然オススメです!
~気になる北海道新幹線の早割は?~
2016年3月26日にはついに北海道新幹線が開通します。缶コーヒーのCMでもコミカルな開通準備の様子が観られるようになり、何かと話題ですが先ごろ早割の料金が公開されました。
新函館北斗~東京(都区内)の通常料金は22,690円ですが、
「北海道お先にネットきっぷ」の価格では17,010円で、5,680円安くなります。
予約には「JR北海道予約サービス」の登録(無料・決済用クレジットカード要)が必要で、2016年2月26日から販売開始されますが、きっぷの受け取りはJR北海道管轄の駅となります。
北海道ネットきっぷ(JR北海道)
http://www.jrhokkaido.co.jp/network/netkippu/
東京から北海道行きの早割きっぷを購入したい方は
えきねっとトクだ値(JR東日本)をご利用ください。
https://www.eki-net.com/top/jrticket/hokkaido/
途中紹介しました「JR東海ツアーズ」は、JRが設立した旅行代理店です。
その他大手旅行代理店でも往復新幹線移動込みの安価な商品もありますが、商品の多さではJR東海ツアーズの「ぷらっと・旅」が圧倒的に多いです。また、急なスケジュールでも「新幹線ツアー・ダイレクト」では前日の15時まででも早割予約ができます。
きっぷ受け取りに関する注意がありますので、原則的にはお住まいの地域を管轄するJRのサービスを利用することを中心として、他のJR管轄のチケットレスサービスを確認しながら利用を検討してみてください。
今まで普通に乗車券と特急券を購入していた人も、金券ショップで済ませていた人も、安く楽しく新幹線に乗るための選択肢を広げていただけるとうれしいです!