琥珀糖は正しく乾燥させないとカビがはえる?食中毒になる可能性も

見た目が美しく、食べる宝石とも呼ばれている琥珀糖。SNS映えすることから話題となったお菓子です。琥珀糖を手作りすることも密かなブームとなっています。

この記事では、そんな琥珀糖について、

  • 琥珀糖とは
  • 琥珀糖を作るには乾燥が不可欠
  • 琥珀糖で食中毒になる?

をテーマに紹介していきます。琥珀糖について詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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琥珀糖とは

そもそも琥珀糖とはどんなものなのでしょうか。ここでは琥珀糖の特徴と味について紹介していきます。

特徴

琥珀糖は寒天を煮溶かし、お砂糖と色素を加えたものです。SNSなどでは「食べる宝石」と呼ばれる大人気のお菓子となりました。

水よりもお湯のほうが多くの砂糖が溶けるため、熱している状態で水に対して1.5倍の量の砂糖を溶かして過飽和状態になった後、冷まして乾燥させて表面を結晶化させて作ります。

飴が常温で保存できるのと同様に、常温で保存できます。

どんな味?

外はシャリ、中はプルンとした寒天ゼリーのような食感が特徴です。シンプルな材料で作るため、砂糖の味わいを楽しめます。

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琥珀糖を作るには乾燥が不可欠

琥珀糖作る際、乾かない、カビが生えてしまったというケースが見受けられます。琥珀糖を上手に乾燥させカビを生やさずに美しく完成させる方法はあるのでしょうか?

ここでは、琥珀糖にカビが生える原因と、上手な乾燥方法について紹介していきます。

ちゃんと乾燥しないとカビがはえる

琥珀糖を結晶化させるにはしっかり乾燥させるのが大切です。しかし、風や空気の流れが良くない、湿気の多い場所では琥珀糖は乾燥せずにカビが生える場合があります。

そのほか、カビの生える原因としては以下の理由があげられます。

  • 砂糖の量が足りない
  • 水分が多い
  • 乾燥させるときに密閉した

琥珀糖を作るにはたくさんの砂糖が必要になります。甘味を抑えるために砂糖の分量を減らすと、カビの増殖の原因になります。

砂糖の濃度を一定以上に高めると細菌が侵入しても、浸透圧で水分が脱水され乾燥が進んで細菌は死滅して増殖できなくなります。

また、水分が多すぎると、なかなか琥珀糖は乾燥しません。長時間水分を含んだ状態が続くとカビが繁殖してしまいます。

材料は目分量ではなく、必ずレシピ通りにきちんと計量してから琥珀糖を作りましょう。

琥珀糖を乾燥させる過程で表面をラップで覆ってしまってはいませんか?乾燥を妨げてしまうので、表面にラップなどは被せず、容器は密閉しないようにしてください。

上手な乾燥方法は?

カビを生えさせない、上手な乾燥方法を紹介します。

  • 扇風機やエアコンを使用する
  • うちわであおぐ
  • レシピ通りに作る
  • 食卓用蚊帳を使用する

清潔に掃除の行き届いた扇風機やエアコンで、琥珀糖に風を当てて乾燥させます。

また、少々疲れますが、少しでも風通しの良い場所に移動して、定期的に琥珀糖をうちわで扇いで琥珀糖を乾燥させてもいいでしょう。

琥珀糖作りに慣れている方のレシピや、信頼できるレシピを確認し、分量や工程の順序、コツなどを守るのが大切です。

埃や虫が気になる方は、食卓用の蚊帳で乾燥中の琥珀糖を覆うのがおすすめ。ラップと違い、空気や風の通りを妨げることはありません。扇風機やエアコンと併用するとより良いでしょう。

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琥珀糖で食中毒になる?

琥珀糖は糖度が高いため、基本的に日持ちのするお菓子です。しかし猛暑や保存状態によっては腐ることもあります。

腐敗した食品を食べると食中毒を引き起こす可能性があるため、気を付けてください。ここでは食中毒の症状と対処法について紹介していきます。

症状

食中毒の一般的な症状として、吐き気、おう吐、腹痛、下痢が挙げられ、発熱を伴う場合もあります。

食中毒の原因となる菌やウイルスに感染してから症状が見られるようになるまでの時間を「潜伏期間」といいます。

潜伏期間は、原因となる食中毒菌やウイルスにより異なります。ノロウイルスの潜伏期間は24時間~48時間ですが、カンピロバクターでは2~7日です。

摂取してからすぐに嘔吐などを発症する細菌もあります。

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対処法

下記の症状が見られる場合は、すぐに病院へ行きましょう。

  • 下痢が続く(1日10回以上)
  • 半日以上尿が出ない、尿が少ない
  • 意識がもうろうとする
  • 血便が出る
  • 嘔吐が続く
  • 体がふらつく

食中毒を起こした場合、応急処置では間に合わない場合があります。下痢や嘔吐が続いたり、発熱があったり、便の調子がおかしいなどの状態になった場合は、すぐに病院に行きましょう。

症状が重い場合は救急車を呼んでください。特に、お年寄りや小さな子どもの場合は速やかに病院に行く必要があります。

症状が軽症の場合でも、食中毒が疑われる場合は、とりあえず安静にして嘔吐や下痢による脱水症状を防ぐため、水分をよくとります。

冷たい水でなく、常温か少し温かいお湯にしましょう。吐き気がある場合は、スプーン一杯の湯冷ましから飲んでみてください。

吐き気がおさまってきたら、スポーツドリンクや経口飲料水、リンゴジュースなどをとります。

症状が落ち着いてきたら、少しずつ食事もとってください。寝るときは吐いたものが喉に詰まる危険があるため、横向きに寝ましょう。

まとめ

琥珀糖について紹介してきましたが、いかがでしたか?食べる宝石とも称されるほど見た目が綺麗な琥珀糖。

自宅でも簡単に作れますが、レシピは守って美味しく安全に楽しみましょう。

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