皆さんは貧血にドライプルーンが効くという話を一度は聞いたことがありますよね。ドライプルーンには鉄分が豊富に含まれており、適切な量を摂取することによって、貧血を防ぐことができます。
そんなプルーンはどのような果物なのかいまいちよくわからないという人も多いのではないでしょうか。
今回の記事で、
- プルーンとはどんな果物?
- 何科になる?
- 栄養価は?
- どんな効果が期待できるの?
- 1日の量はどれくらい?
これらについて解説していきたいと思います。
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目次
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プルーンってどんな果物?
プルーンはバラ科サクラ属の落葉高木で、セイヨウスモモの一種です。欧米ではドライフルーツとして利用されるのが主流のようです。日本でもドライフルーツのプルーンを目にすることが多いと思います。
中でも、赤紫色の実をつけ、主に種がついたまま乾燥させても発酵せずドライプルーンにできるものが、特に「プルーン」と呼ばれています。
日本と海外では認識が違う?
基本的には、西洋スモモの中でもドライフルーツ専用の品種であるドメスチカスモモをプルーンと呼びます。ただし日本では西洋スモモ品種全般をプルーンと呼んでいるようです。最近では、プルーンは健康果実として生食での利用が増えてきています。
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プルーンは栄養満点の果物!
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
- ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
- ペクチン(水溶性&不溶性):ペクチンは、植物の細胞壁に含まれている多糖類で、砂糖やさんを加えることでゼリーの様なとろみに変化します。水溶性と不溶性の2種類に分類することができ、主な働きは便秘・下痢の解消、コレステロール値、血糖値を下げる栄養素です。
- アントシアニン:アントシアニンは天然に存在する色素の一種です。赤紫の色のキャベツやナス、ブルーベリーと言った紫色の果物や野菜に多く含まれています。代表的な健康効果は、視力に関わる眼精疲労の解消効果やメタボ解消の力があります。
- 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
プルーンにはたくさんの栄養価が含まれています。次はプルーンを食べることによって得られる効果について解説していきますね!
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プルーンを食べると得られる効果
整腸作用
プルーンに含まれる食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方があります。そのうち、水溶性食物繊維の「ペクチン」は腸内の善玉菌のエサとなります。
そのため、腸内環境を整えるのにとっても有効なのです。また、プルーンには「ソルビトール」という食物繊維を含んでいて、便秘解消効果が期待できます。プルーンがおなかにいい、と言われるのは、これらの成分のためですね。
美肌効果
プルーンに含まれるポリフェノールには強い抗酸化作用があり、アンチエイジング効果があります。メラニンの抑制によるシミ予防、シワの改善など美肌効果があります。さらにプルーンに含まれるビタミンCやビタミンBもシミ・シワ予防に効果的で、肌に嬉しい成分です。
動脈硬化改善
プルーンには悪玉コレステロールを低下させる働きがある、という研究結果が発表されています。また、プルーンに含まれる抗酸化作用がコレステロールの酸化なども抑制してくれますので、動脈硬化を予防する効果が期待されています。
貧血改善
特に女性に多い貧血ですが、そのほとんどの原因が、鉄分の不足によって赤血球数の減少が起こる、「鉄欠乏性貧血」です。そのため、積極的な鉄分の摂取で改善・予防ができます。
プルーンは果物ながら鉄分を含みます。鉄分の含有量自体は肉類に比べるとすくないですが、赤血球のもとになる葉酸やビタミンBも含みますので、他の食品と組み合わせて食べると貧血予防にとても効果的です。
肝機能向上
肝臓は酸化によるダメージが大きい臓器です。プルーンに含まれるポリフェノールの抗酸化作用が、酸化や脂肪肝になることを防ぎます。一方で、プルーンには果糖も多く含まれますから、プルーンの食べすぎはかえって脂肪肝のリスクを高めることもありますので注意しましょう。
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一日の食べる量は?
さて、ここまで紹介してきたプルーンの栄養素を効果的に摂取するには一日どのくらい食べるのが好ましいのでしょうか?
プルーンをおやつとして食べる場合は5粒くらいまでを目安に食べるのが理想です。またソルビトールという糖質が含まれていますが、これは食べすぎてしまうとお腹を壊してしまうおそれがあります。
5粒くらいであれば問題はないですが、心配な場合は1、2粒を食べましょう。毎日の食事にプルーンをプラスして、栄養バランスをUPするのがいいですね。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- プルーンはバラ科サクラ属の落葉高木で、セイヨウスモモの一種
- 日本と海外では違うものを指す場合がある
- カリウムやアントシアニン、ビタミンEなどが豊富
- 整腸作用や美肌効果、貧血改善などの効果が期待できる
- 1日5粒大程度に食べると良いが、お腹を壊しやすい人もいるので注意
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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