夏になるとナスがたくさん市場に出てきてとても美味しいナスを食べることができますよね。私もナスが大好きなので毎年たくさんのナス料理を作ります。
しかし一部の方はナスを食べると後から喉が痛くなってしまったり、痒みが出てきたりと様々な症状が出てしまう人がいるようです。これは一体何が原因なのでしょうか?
今回の記事では、
- ナスを食べたら喉が痛くなるのはなぜ?
- 原因として考えられるのは?
- 口腔アレルギー症候群とは?
- 仮性アレルゲンとは?
- 病院に行った方がいいの?
これらについて解説していきたいと思います。
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ナスを食べたら喉が痛くなるのはなぜ?
皆さんはナスを食べた後に喉の違和感に気づいた経験はありませんか?ナスは私たちの日常生活の中で様々な場所で使われている野菜ですが、食べた後に必ず喉に違和感が出てしまうという人もいるようです。
この症状がアレルギーかどうかを知るにはまずはしっかりと医療機関での検査が必要であり一概になんとも言えませんが、基本的には二つの原因が考えられると言われています。
原因として考えられるのは、
- 口腔アレルギー症候群
- 仮性アレルゲン
これらの二つです。ではそれぞれについて詳しく解説していきますね。
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口腔アレルギー症候群とは?
口腔アレルギー症候群とは口の中や喉の粘膜に起こるアレルギー症状の総称のことをいいます。原因となる食べ物を食べることによって口の中や喉に痛みや痒みなどの違和感を感じるのがほとんどです。
ちなみに口腔アレルギー症候群は花粉でも生じる可能性があります。
原因となる食べ物はナスだけでなく、様々な野菜で生じる可能性がありますが人によって反応する野菜が違うためこれといってどれが反応しやすいかというものは調べなければわかりません。
口腔アレルギー症候群と診断するには必要に応じてアレルギーのテストや経口負荷試験という検査を通して調べる必要があります。これらの検査はアレルギーを専門とする病院で検査することができますので、ドクターに確認するようにしてください。
花粉症の人はなりやすいって本当?
口腔アレルギー症候群は花粉症の患者に多く見られる傾向があるということが分かっています。これはアレルギーの原因となる花粉のタンパク質構造が、果物や野菜に似ているために生じるからです。
花粉症の人が必ず発症するというわけではありませんが、花粉症のない人に比べて口腔アレルギー症候群を引き起こしやすいことが分かっています。
また加熱したものであれば症状が出にくくなると言うケースも多いようです。これはなぜかと言うと口腔アレルギー症候群を引き起こす原因物質はタンパク質になりますので、加熱することによってタンパク質が変性しアレルギーを引き起こさない形になることで問題なく食べることができるからということです。
ただし加熱することが明確な予防方法になるというわけではなく、生の野菜や果物よりも加熱したものの方が症状が少しだけ出にくいと言うだけです。絶対に出なくなるというわけではありませんから、注意が必要です。
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仮性アレルゲンとは?
仮性アレルゲンとはアレルギーと似た症状を引き起こす物質のことを言います。アレルギーとは違った仕組みで起こる反応ですので、アレルギーとの判別が大切になってきます。
ナスには仮性アレルゲンの代表的なものであるヒスタミンが含まれている可能性があります。ヒスタミンはかゆみや蕁麻疹などを引き起こす原因となる成分です。ナスだけでなくほうれん草やトマト、たけのこにはヒスタミンが多く含まれている可能性があるとされています。
仮性アレルゲンの場合は全身のかゆみや蕁麻疹など皮膚症状がメインに生じるため、口腔アレルギー症候群よりも範囲が広いアレルギー症状が出てしまうという特徴があります。
ただアレルギーと同じような症状を引き起こすだけで、重症になることは少ないとされていますのでアナフィラキシーといった重い症状を引き起こすことは稀です。ただし体調が優れないときはかゆみや全身の蕁麻疹が酷くなる場合がありますので避けたほうがよいでしょう。
加熱しても防げない
先ほどの口腔アレルギー症候群では加熱することでタンパク質が変性し、症状を引き起こしにくくなると説明しました。
しかしヒスタミンの場合は加熱しても症状が出なくなる事はありませんので、ヒスタミンによる蕁麻疹やかゆみが出やすい人は原因となる食べ物を避けるようにする他ありません。
ヒスタミンによるかゆみや蕁麻疹は誰にでも起こる可能性がありますので、一度食べても大丈夫だったから今回も大丈夫というわけでなく、ナスを食べた後はしっかりと体調を確認するようにしてください。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- ナスを食べた後に喉が痛くなる人がいる
- 口腔アレルギー症候群というアレルギーの症状が出ている可能性がある
- アレルギー体質でなくてもヒスタミンが多く含まれているナスを食べた場合に皮膚症状を中心とした症状が出てくる可能性がある
- アレルギーの検査は病院で行うことができるので心配なら医療機関を相談しよう
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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