皆さんはイチジクという果物をご存知ですか?あまりメジャーな果物ではないものの一度は食べたことがあるのではないでしょうか。そんないちじくですが身近な商品として販売されているのはドライフルーツになったイチジクがありますよね。
ドライフルーツになったいちじくはアレルギーの症状が出てしまう危険性があるため十分に注意しなければならない食材です。
今回の記事では、
- イチジクってどんな果物?
- ドライフルーツにすると栄養はなくなるの?
- どんな栄養が含まれているの?
- アレルギーの症状は?
- ラテックスフルーツアレルギーって何?
これらについて解説していきたいと思います。
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目次
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イチジクってどんな果物?
学名 | Ficus carica |
分類 | クワ科イチジク属 |
原産地 | アラビア半島 |
仏名 | figue |
別名 | 蓬莱柿(ほうらいし)、唐柿(とうがき) |
おいしい時期 | 8月〜11月 |
いちじくの歴史は6000年前、アラビア南部が原産地です。古代ローマの代表的な果物でもあり、日本ではペルシャ・中国を経由して長崎に伝来しました。
食用としている部分は「実」ではなく「花」にあたる部分で、プチプチとした種の食感が特徴的です。現在の日本の生産量NO.1は愛知県となっており、夏から秋にかけた時期に旬を迎える果物です。
ドライフルーツにすることで栄養はなくならないの?
生のいちじくはみずみずしく「不老長寿の果物」と呼ばれるほどの豊富な栄養が含まれています。ですが「ドライフルーツに加工してしまうことで、栄養がなくなるのでは?」と心配される人もいます。
実はその逆で乾燥させてドライいちじくにすることで水分は無くなりますが、その栄養素がギュッと凝縮されるのが最大のポイントです。
ミネラルがとても多い
ドライいちじくの中には、豊富なペクチンやカリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄などのミネラルなど様々な栄養素が含まれています。ミネラルとは、私たちの体の調子を整える5大栄養素の1つです。
いちじくの水分を蒸発させて作るドライいちじくは、ミネラルが凝縮されているので、生のいちじくを食べるよりも効率的に摂取することができます。
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イチジクはアレルギーに注意!
いちじくはアレルギー症状を発症することがあります。アレルギーは人によって反応の有無があるので、敏感な方はいちじくを食べることでアレルギー症状が現れることがあります。
これはイチジクをドライフルーツにした場合でも同じ症状が出てきてしまいますので、生のいちじくでアレルギーが出てしまう人はドライフルーツのイチジクも食べることが出来ませんのでご注意ください。
ではどのような症状が出るのかについて見ていきましょう。
じんましん
じんましんは食品アレルギーで最も起こりやすい症状と言われています。皮膚にぷつぷつが出たり、全体的に赤くなったりするほか、むくみが見られることもあります。
ちなみに、皮膚反応はその対象である食品を摂取してから最短で1時間で症状が現れると言われています。また遅くとも4時間以内に症状が体に現れるようです。
皮膚のかゆみ
じんましんが出ていなくても、皮膚に痒みを感じることがあります。
舌がビリビリ
舌がビリビリと痺れるような感覚になるのは、口腔アレルギー症候群を引き起こしている可能性があります。口腔アレルギー症候群とはどんなものなのか、詳しく見てみましょう。
口腔アレルギー症候群
唇や口腔内の腫れが起こることがあります。いちじくを食べた後に、唇がヒリヒリして大きく腫れたり、口の中がイガイガして風邪の時のように腫れたりします。
このような症状は口腔アレルギー症候群と呼ばれ、特定の食べ物を食べた時ほほかに、花粉と反応して起こる場合もあります。食後にお子様の唇が腫れてきたり、口の中の違和感を訴えてきたらすぐに処置するようにしましょう。
口腔アレルギー症候群は、いちじくに含まれる「フィシン」という成分に反応して起こります。フィシンはタンパク質を分解する働きがあり、特にいちじくの皮に含まれます。心配な方は皮を剥いて食べると良いでしょう。
胃痛・ 腹痛
いちじくとの相性が悪いために消化器系が弱ってしまい、胃痛・腹痛を発症し、結果下痢してしまうことが起こり得ます。消化器系が弱ると腸内で上手く消化ができないため、下痢を起こします。
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ラテックスアレルギーの人も注意が必要
植物のゴムの木から抽出されるラテックスはアレルギーの物質になります。そしてこのラテックスとタンパク質の構造が似ている果物があり、イチジクはその中の一つになります。
ラテックスとタンパク質が似ている行動の果物と言うと以下のものが挙げられます。
- イチジク
- アボカド
- バナナ
- キウイ
- パパイヤ
- メロン
- マンゴー
ラテックスアレルギーを持つ人がこれらの果物を食べて同じような症状が出てしまうことをラテックスフルーツ症候群と言います。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- イチジクは不老長寿の果物と言われるほど栄養価が高い果物である
- ドライフルーツにすることでその栄養を凝縮させることができる
- とてもミネラル類が豊富に含まれているのが特徴
- イチジクはアレルギーを引き起こす可能性のある果物である
- ドライいちじくにしてもアレルギー症状が出てしまうことがあるので注意
- 蕁麻疹や皮膚のかゆみなどが出てきたらアレルギーの症状も可能性が高い
- ラテックスアレルギーの人もイチジクを食べることによって症状が出てしまうこともある
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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