がごめ昆布と納豆昆布をご存じでしょうか?一般的な昆布とは異なり、どちらも粘り気の強い昆布ですが、それぞれの違いを知っていますか?
- がごめ昆布とは
- 納豆昆布とは
- がごめ昆布と納豆昆布の違い
- おすすめ納豆昆布
昆布はすべて同じものと思っているかもしれませんが、昆布には種類がたくさんあります。あまり知られていないがごめ昆布と納豆昆布の違いとおすすめの納豆昆布について、詳しく紹介していきます。
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目次
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がごめ昆布とは?
がごめ昆布とは、北海道などで見られる根べり気の強い昆布ですが、どのような昆布なのでしょうか?
籠の網の目に似ていることが名前の由来
がごめ昆布は北海道の南部から東北地方の北部に分布しています。地域によっては馴染みのない名前かもしれませんが、北海道や東北地方では松前漬けなどに使われる昆布として馴染みがあります。
名前の由来は、昆布の表面にある凹凸が籠の目のように見えるのでがごめ昆布という名前がつきました。
希少価値が高い
がごめ昆布という名前に馴染みのない人もいるかもしれませんが、馴染みがないのもしかたがないのかもしれません。その理由はがごめ昆布は採れる量が少なく希少価値が高い昆布です。あまり出回っていないというのも、知らない人がいる理由になるでしょう。
がごめ昆布は粘り気のある昆布で、とろみがあり、このとろみに成分である水溶性食物繊維や水溶性粘性多糖類が健康に良い成分として注目されています。
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納豆昆布とは?
がごめ昆布と同じようにも見える納豆昆布。納豆昆布とはどのようなものなのでしょうか?
納豆は使われてない
納豆という名前が付いていますが、納豆が使われていることはありません。乾燥状態では分かりませんが、水などで戻すことで納豆のように強い粘りが生まれることから、このような名前が付けられました。
山形県では郷土料理に使われる
納豆昆布を使う料理として有名なのが、山形県の郷土料理である「出汁(ダシ)」です。出汁とは、キュウリやナス、大葉にみょうがなどを使った夏の定番料理であり、夏の忙しい時期に簡単に作れて食べられる料理として生まれたそうです。その出汁の中に納豆昆布を入れるので、山形では納豆昆布は馴染みのある食材といえます。
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がごめ昆布と納豆昆布の違いは?
がごめ昆布と納豆昆布にはどのような違いがあるのでしょうか?違いについて詳しく説明していきます。
納豆昆布はかごめ昆布に含まれる
納豆昆布という種類の昆布ではなく、納豆昆布はがごめ昆布と真昆布を細切りにしたものです。がごめ昆布を使っているので、強い粘り気が生まれています。
納豆昆布の方が食べやすい?
がごめ昆布はそのままの状態や細かく刻んで販売されていますが、食べやすさでいえば納豆昆布の方食べやすいといえます。がごめ昆布の場合は出汁を取ることが多く、納豆昆布は料理として使われることが多いので、食べやすく加工されている納豆昆布の方が料理向きといえるでしょう。
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おすすめの納豆昆布
納豆昆布にもいろいろな種類があります。おすすめの納豆昆布を紹介します。
がごめ昆布入り納豆昆布
北海道産のがごめ昆布をたっぷり使用したがごめ昆布入り納豆昆布です。粗削りながごめ昆布を使っているので、そのまま温かいご飯にふりかけて食べるのも、出汁などに使うのも良いでしょう。
出典:がごめ昆布入り納豆昆布(28g)|ヤマトタカハシ株式会社
がごめ納豆昆布
北海道産がごめ昆布100%の納豆昆布です。がごめ昆布100%なので、粘りもとても強くとろみがあるので、そのままご飯にかけたり、松前漬けに使用したりするのもおいしいです。麺類のトッピングにも使えるため、料理に使いやすくなりました。
特上がごめ昆布細切り
希少価値の高いがごめ昆布ですが、そのなかでも特に希少である「特上がごめ昆布」をを細切りにしたものです。とても細く切られているので、料理などにも使いやすいです。粘り気を利用して、酢の物に入れたりすることで味もよくなります。
出典:特上・がごめ昆布(細切り)|元木昆布(auマーケット)
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まとめ
がごめ昆布と納豆昆布の違い、おすすめのがごめ昆布について紹介しました。
この記事をまとめると
- がごめ昆布とは北海道・東北北部で見られる粘り気の強い昆布
- 納豆昆布とはがごめ昆布と真昆布など他の昆布を合わせたもの
- がごめ昆布と納豆昆布の違いは納豆昆布の方が食べやすく調理加工がしやすい
がごめ昆布は希少価値の高い昆布であり、手に入りにくいので知らない人も多いです。山形などでは郷土料理などにも使われ、このとろみに成分である水溶性食物繊維や水溶性粘性多糖類が健康に良い成分として注目されています。
そのまま食べたり、料理に使ったり、アレンジの利くがごめ昆布をぜひ料理に利用してみてください。