琥珀糖と琥珀羹(寒天)の違いは?どんな味がする?まずいって本当?

琥珀糖

『食べる宝石』と言われるほどキラキラと美しいお菓子、琥珀糖。シンプルな材料で簡単に作れてアレンジも楽しいので手作りする人も増えているようです。

琥珀糖と同じようなお菓子で『琥珀羹』というものがありますが、この違いを知っていますか?また、見た目はとてもきれいだけど味はどうなの?と思っている人もいるでしょう。そこで、今回は

  • 琥珀糖と琥珀羹の違い
  • 琥珀糖の味は?おいしい?まずい?
  • 購入できる場所
についてご紹介いたします。

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琥珀糖と琥珀羹の違いは?

琥珀糖

琥珀糖は、寒天を溶かしたものに砂糖と色素を使って作るゼリー状の和菓子です。

最近は食べ物も飲み物も“映えること”が重要視されます。琥珀糖は、キラキラとした宝石のような見た目から女性人気が高まっています。

昔からあるお菓子ですが、どのようなものか知らないという人もいるでしょう。琥珀糖の特徴をご紹介します。

特徴

琥珀糖は、江戸時代から食べられていた伝統的な和菓子です。当時は寒天と砂糖を混ぜたシンプルなもので『金玉糖』と呼ばれていたそうです。

その後、透明な寒天液をクチナシの実を使って着色するようになり、その色から『琥珀糖』と呼ばれるようになったと言われています。

琥珀糖の材料は寒天と砂糖です。今はその透明感のある質感を活かして、シロップやリキュールで味付けや香り付けをしたり、複数の食用色素を使って鮮やかに色付けされたものが『食べる宝石』として人気になっています。

しかし古くから、その透明感を活かして中に練り切りを入れ、川や海、空、星などを表現し、涼やかな夏のお菓子としてお茶席で楽しまれていたそうです。

琥珀糖は呼び方いろいろ

琥珀糖かと思ったら『琥珀羹』と書いてあることがあります。実は琥珀糖も琥珀羹も同じものなのです。

寒天を使った和菓子は古くからあったため、呼び方が複数あり、琥珀羹もそのひとつです。琥珀寒と書くこともあります。そのほかには『琥珀』『琥珀菓子』『綿玉羹』『夏羊羹』とも呼ばれます。

また、琥珀糖でもツルンとしたゼリーのようなものと、表面はシャリッと中はグニュッとした食感のものがあります。

後者は、寒天液が固まったあとで、乾燥させたもので正しくは干琥珀と言います。周りのシャリッとする部分は砂糖の結晶です。中までは乾燥させないので、中はゼリーのようなグニュッとした食感になっています。

干琥珀は、琥珀糖が日持ちするように外側を乾燥させたことが始まりのようです。

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どんな味?口コミは?

琥珀糖

琥珀糖の材料は寒天液と砂糖です。最近はリキュールやシロップで風味付けされているものもありますが、透明感のあるさわやかな見た目に反して、ほぼ砂糖を固めた物なので『すごく甘い』です。

おやつやデザートとしてたくさん食べる物ではなく、以前からお茶請けとして食べられていた物なので、渋めの紅茶やコーヒーと一緒に少量食べるのが良いのかもしれません。

味については賛否両論ありますが、見た目の好感度はとても高いので、味よりも見た目を楽しむ物かもしれませんね。

琥珀糖の口コミを集めました。

まずい?

  • 周りの結晶部分が厚くて、歯触りがシャリではなくガリガリ。味は甘めで、中の柔らかい氷砂糖を食べているようでした。
  • やっぱり甘いな~。今が暑いせいか食感がシャリシャリ弱いです。
  • ただ砂糖と寒天を食べているようでした。

美味しい?

  • 外はシャキシャキ中はゼリーのようになっていて美味しかったです。
  • 外はカリカリ中はしっとり。そんな感じの寒天ゼリーです。いろんな味があって楽しめます。
  • 外はサクサク、中はトロっと面白い歯応え。キラキラの宝石を食べているようで、とても喜んでいました。

フルーツフレーバーの琥珀糖は、昔ながらのものよりも食べやすいようで『おいしい』という評価が多かったように感じました。

また、冷蔵庫で冷やすと外側のシャリッと感や、中のゼリーの弾力が増して食感が良くなるようです。冷えることで甘さを感じにくくなるのかもしれません。

ただ、やはり甘いようですね。甘いものが苦手な方には向いていないようです。

甘さが気になる人は手作りがおすすめ

琥珀糖は寒天と砂糖があれば簡単に作れます。市販品の甘さが気になる人や、自分好みのフレーバーで作りたい人は手作りするのがおすすめです。

材料 15×12cm容器1個分

  • 寒天:4g
  • グラニュー糖:200〜230g
  • 水:150cc
  • お好みで:ジャム、リキュール、シロップ、食紅
作り方レシピ
  1. 鍋に水と寒天を入れ沸騰させて透明になるまで寒天を溶かす
  2. 火にかけたまま砂糖を入れて溶かす
  3. トロッとした感じが出てきたら火を消す
  4. クッキングシートを敷いた容器に流し入れ、ジャムやリキュール、シロップ、食紅で色とフレーバーを付ける
  5. 固まったらクッキングシートを外し、包丁で一口サイズにカットする。手でランダムに千切ってもかわいい。

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琥珀糖は通販でも買える?

琥珀糖

琥珀糖は、夏のお菓子です。和菓子屋では、夏に販売されていることが多いですが、通販を利用すればいつでも購入できます。

どこで買える?

楽天市場やAmazonなどのサイトや、通販をしている和菓子屋のサイトで購入できます。

いくら?

700〜1,500円程度が相場です。

まとめ

『琥珀糖と琥珀羹の違いや味』についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

この記事をまとめると

  • 琥珀糖は寒天と砂糖で作る和菓子
  • 琥珀糖と琥珀羹は同じ
  • 琥珀糖はとても甘い

琥珀糖は寒天と砂糖で作るシャリッとグニュっとした独特の食感が楽しいお菓子です。手作りも簡単にできるので、市販品の甘さが気になる人は自分好みにアレンジして作ってみるのもおすすめです。

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