とうもろこしは野菜･果物どっち?いちご･トマト･メロンも分類は意外?

野菜と思っているものが果物だったり、果物だと思っているものが野菜だったり、野菜と果物の区別には予想外なものがあります。今回は夏に旬となるトウモロコシをメインに、野菜や果物の意外な分類について着目しました。それでは、

こちらのテーマについて紹介いたします。

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とうもろこしは野菜？果物？

“とうもろこしは野菜？果物？”というテーマでお気づきかもしれませんが、実は 『とうもろこしは果物に分類される』 食材です。とうもろこしが果物、かなり意外ではありませんか？

スーパーでは野菜コーナーに置かれていることがほとんどですし、とうもろこしはどう見ても野菜…！と思うかと思います。

とうもろこしが果物に分類されるのは、『植物として花を咲かせ、子房が成長したものが果実となる』ためです。この定義で分類すると、とうもろこし以外にもズッキーニやトマト、ナス･アボカド･グリンピースなど様々なものが果物に分類されます。

このような、実は果物だけれど一般的に野菜として扱われているものを『野菜的果実』と言います。

また、正式には果物に分類されるとうもろこしですが、『穀類』に分類されることもあります。イネ科の植物であるトウモロコシ･小麦･米は、『世界三大穀物』として穀類扱いされています。

野菜と言われたり果物と言われたり穀物と言われたり…何役にもなれてしまうトウモロコシなのです。

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野菜的果実には何がある？

野菜のようで実は果物に分類される野菜的果実には、このようなものがあります。

果物のようで野菜に分類されるもの

農林水産省では、野菜を『地面に成る野菜』と定義しています。この定義に沿って分類すると、いちご･メロン･スイカは野菜なのです。一見果物のようですが、この3つの植物は地面に実を付けます。

このように、果物と野菜の定義は難しく、正しく分類すると意外なものが沢山存在します。野菜のようで果物に分類されるものを『野菜的果実』と言いますが、これとは逆に果物のようで野菜に分類されるものを『果実的野菜』と呼んでいます。果実的野菜には、他にもこのようなものがあります。

農林水産省が定める３つの定義

ちなみに、農林水産省では、果物・野菜・木の実を下記のように定義しています。

果物の定義

• 果物の定義：何も手を加えなくても甘さがあり、且つそのままでも食べることのできる植物

農林水産省の定義では、果物は自然に甘みを持つ果実を付けるものを「果物」と呼びます。

野菜の定義

• 野菜の定義：地面に成る植物

野菜とは、地面になる植物と定義されています。

木の実の定義

• 木の実の定義：定義ははっきりと決められておらず、果実の一部とされる

果物や野菜ははっきり定義が決められていますが、木の実に関してはやんわりとした決め方です。果実の一部とされていますが、アーモンドやピーナッツなどのナッツ類は「木の実」として扱われています。

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まとめ

野菜として売られているものが果物だったり、果物として売られているものが野菜だったりと、正式な分類で見ると意外なものが多数存在することがわかりました。

あまり正式な分類で野菜や果物を見る機会はありませんが、こうして見てみると面白いですね。「果物＝甘いもの」ではないということを、食べるときにちょこっと思い出してみてください‥♩

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