現在、日本で栽培されている米の種類は300品種以上あります。中でも比較的歴史があるお米に位置づけされているのがあきたこまちです。
数あるお米の中から今回はあきたこまちについて以下のことをまとめました。ご一読頂けますと幸いです。
- あきたこまちとはどんなお米?
- どんな味?まずい?美味しい?
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あきたこまちの美味しい炊き方
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目次
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あきたこまちとはどんなお米?
あきたこまちというお米の名前を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。しかしどんなお米なのかご存じですか?
特徴
あきたこまちは秋田県で生まれた品種で、特Aランクのブランド米です。1984年(昭和59年)に「コシヒカリ」と「奥羽292号」を掛け合わせて誕生しました。米の品種の中では比較的歴史が長く、今も生産されている品種で、全国的な生産量も多いため、手頃な値段で購入することができます。
あきたこまちのお米の特徴はひと粒ひと粒が透明感や光沢、香りに優れ、もち肌のように繊細でツヤツヤで、食感も良く、粘り・弾力性に富んでいます。食味ランキングでは、最高峰の特Aランクに何度も選定されるほどの安定感ある美味しさです。
炊いたあきたこまちは甘みがあり、風味がとても良いです。冷えても固くなりにくいとても美味しいお米です。
あきたこまちの名前の由来
そもそも秋田県は「姿かたちの美しさと心の美しさが一つになって、はじめて秋田美人と言える」という語り口があるほど美人が多いとされています。
秋田の米を代表する「あきたこまち」の由来も平安時代の美しい歌人として有名な小野小町の生まれが秋田県湯沢市だといわれていることから、秋田生まれのおいしい米として、末永く愛されるように願いを込められ、命名されました。
コシヒカリとの違い
コシヒカリは1944年(昭和19年)新潟県で「農林22号」と「農林1号」とを掛け合わせ、福井県で品種となる候補(系統)を育成する系統育成とされたお米です。一方あきたこまちは上記でも述べた通り1984年(昭和59年)秋田県で「コシヒカリ」と「奥羽292号」を掛け合わせて誕生しました。
「コシヒカリ」の特徴は、もっちりとした粘り気と、強い旨味です。噛み締めるほどにお米の甘みを感じるそれは糖類の「アミロース」と「アミノペクチン」というデンプンが、バランスよく含まれているからです。
一方「あきたこまち」は「コシヒカリ」に比べると甘みは抑えめで噛み応えのある全体的にあっさりした味しています。
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どんな味?まずい?美味しい?
簡単に述べるならばあきたこまちは後味があっさりした少しかために炊き上がるお米です。好き嫌いは好みが分かれるのではないかと思います。
口コミ
土鍋ご飯ふぁーっ#秋田県 #あきたこまち #土鍋炊飯 pic.twitter.com/q2GbPxFCKW
— 佐藤マサカズ_おむすびと (@mskz_ugo) June 9, 2022
炊きたてのご飯は最高!
— るる (@rurukuishinbo) June 12, 2022
お米は重いし通販でリピが賢い!
あきたこまちは冷めても美味しいから選んでる。#米https://t.co/Pu102TM8SN
あきたこまちはつやつやしてて粘り気があって美味しいお米です 稲穂が倒れやすいのが欠点ですねー
— おらがきゃっとノウカ (@oraga_cat) June 16, 2022
値段の相場
あきたこまちは全国展開された流通量の多いお米のため、スーパーなどで10キロ2500円位~4000円で手に入ります。楽天やAmazonなどの各種通販サイトでも取り扱いがありますので是非購入してみて下さい。
秋田県のふるさと納税品
秋田県は米どころなので、ふるさと納税返礼品にあきたこまちがあります。ふるさと納税額は手頃な価格から大口までと様々で、あきたこまちは秋田県各市町村で収穫されたものを返礼品にしているところも多いようです。
流通しているあきたこまちでは見かけない珍しい返礼品パッケージのものや、あきたこまちの無洗米、他のお米との食べ比べセットなど選ぶのに目移りしてしまいそうなお品が沢山あります。この機会にふるさと納税に挑戦してあきたこまちを返礼品として頂いてみてはいかがでしょうか。
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あきたこまちの美味しい炊き方
あきたこまちは美味しいお米ですが、もっと美味しく炊くには実は少々コツがあります。
とぐ時に力を入れすぎない
水を入れて2~3回軽く手の平で押し洗いをしながらお米を洗います。この時、力をいれすぎないよう注意して下さい。
ゴシゴシと力を入れて洗うとお米が割れてしまい食味が低下してしまいます。
水を少し多めにする
あきたこまちは水を若干多めにして炊いた方が美味しく炊けると言われています。他の品種に比べて「あきたこまち」は、吸水性が悪く、硬めのご飯になる特徴を持っています。
はじめてあきたこまちを炊かれる場合は、水加減は通常より1~2割程度「多目」にしますと美味しいお米に炊き上がります。
炊く前に30分浸水させる
上記でも述べた通り、あきたこまちは水の吸水速度が遅いので「水に漬けておく時間」を通常のお米より長く漬けておくことにより、もっちりとした食感に仕上がります。
少なくても30分は水に浸水してから、炊飯器のスイッチを入れてください。
炊き上がったら15分むらす
ご飯が炊きあがりましたら、10~15分程度蓋を開けずに蒸らします。この数分間で水蒸気とご飯の水分が均一になりふっくらとした仕上がりになります。
土鍋で炊くとより美味しい
お米の甘みはでんぷんが糖に分解されることにより引き出されます。 このアミラーゼが最も活発に働く温度は40〜50度です。
ゆっくりと鍋の中の温度が上がっていく土鍋は、お米が糊化する際、温度が一気に上がりきらないので、アミラーゼが働く時間が長く保たれ、美味しいご飯が炊けるという土鍋ならではの仕組みがあるのです。
あきたこまちと相性の良い料理
あきたこまちは甘さ控えめで後味はあっさりした、米粒が立つタイプのお米です。冷めてもおいしいので、おにぎりやお弁当にも向いています。
あきたこまちに合うおかずとしては焼き魚な煮物、しらす干しや漬物、酢の物。和食が合います。
秋田県はお漬物のいぶりがっこがあるので相性が良いのも頷けます。逆に吸水を多くしたことにより粘り気があるので、ケチャップライスやチャーハンなどの洋食ご飯物はパラパラにならず不向きです。
まとめ
この記事をまとめると
- あきたこまちは1984年秋田県生まれで、何度も特Aランクに選出させるブランド米です
- ひと粒ひと粒が透明感や光沢、香りに優れ、食感も良く、粘り・弾力性に富んでいます
- 炊いたあきたこまちは甘みがあり、風味がとても良く、冷えても固くなりにくいのでおにぎりやお弁当などに向いています
- 流通量が多いため、スーパーや通販サイトなどで10キロ2500円位~4000円程でリーズナブルに手に入ります
- あきたこまちを美味しく炊くコツは「米を洗う時に力を入れすぎないようにとぐこと」
- 水加減は通常より1~2割程度「多目」にします
- 「水に漬けておく時間」を通常のお米より長くするようにして下さい
- 炊き上がったら10~15分程度蒸らすとふっくらとしたお米に仕上がります
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