かぼちゃの煮物が水っぽい時の対処法は?下ごしらえや選び方が大切

せっかくかぼちゃの煮物を作ったのになぜか水っぽくなってしまった、そんな経験はありませんか?今回は

  • かぼちゃ料理や調理のコツ
  • かぼちゃの煮物が水っぽい時の対処法は?
  • レシピやリメイク方法
についてご紹介していきますよ。

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かぼちゃ料理や調理のコツ

かぼちゃを調理するときに大切なポイントについてご紹介します。

かぼちゃ料理

かぼちゃ料理といえばなにが思いつきますか?

煮物、天ぷら、炒め物、スープと、なんにでも合うのがかぼちゃの魅力です。

独特の甘みはスイーツにも重宝されます。プリンやケーキなど、季節になるとかぼちゃのスイーツが店頭に並びますよね。

調理のコツ

かぼちゃを調理するとき、一番のネックがそのかたさですよね。

まず、切り分けるときには一番かたいヘタ部分を避けて包丁を入れましょう

包丁でヘタをくり抜くとなるとかなりの力が必要です。そこでヘタを避けた横の位置に包丁の中央部分を当て、刃全体に力が均等に入るように押し込み、半分に切ります

注意
このとき、包丁の刃先だけを刺し込んでしまうと、包丁が抜けず余計に切りづらくなります
かぼちゃを半分にしたら、ヘタのすぐ近くに包丁の刃先を入れ、三角形に削ぎ取るようにヘタを切り落とします

ヘタを取ったあとは切り口を下にして置き、安定させた状態でさらに半分にします。

丸ごとの1/4サイズにまで切り分けたら、スプーンで種とワタをこそげ取り、水洗いします。

このときワタが残っていると煮崩れの原因になるので、できるだけきれいに取り除くようにします。

ここまで終えたらさらに小さく切る前に必要な分だけ電子レンジで加熱しましょう。

火を通すことでかぼちゃがやわらかくなり、小さく切り分けやすくなります。
ポイント
加熱したあとのかぼちゃは日持ちしません。必ず使う分だけを加熱し、すぐに使い切るようにしてください。

保存方法や注意点

かぼちゃなどデンプン質を多く含む食材は温かいうちに味付けをするのがポイント

冷めると味が染み込みにくくなるため、加熱したら早めに味付けを済ませることがおいしく調理するコツです。

また加熱したかぼちゃは日持ちしませんので、食べる分だけを加熱するようにしてくださいね。

かぼちゃのヘタ部分はとてもかたく、切り分けるのは非常に困難ですし危険です。

無理にヘタを切ろうとせず、避けて切るようにしてください。

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かぼちゃの煮物が水っぽい時の対処法は?

かぼちゃの煮物を作ったら水っぽくなってしまった。そんなときにできる対処法について、ご紹介します。

水っぽくなる原因

かぼちゃ料理の定番である、かぼちゃの煮物。

ですがシンプルなだけに実はおいしく作るのが難しいメニューでもあるんです。

うまくできなかった理由の中でもダントツで多いのが「水っぽくなってしまった」という声。

かぼちゃは非常にかたい野菜なので火を通すにも時間がかかります

水を多めに入れて調味料を足してじっくり煮ていると、仕上がりがベチャッと水っぽくなってしまうんですね。

水っぽくなるのを防ぐコツ

実は水っぽくなってしまうというお悩みは、煮る前のひと手間で簡単に解消できるんです!

それは、煮る前のかぼちゃに砂糖をふりかけること。

たったこれだけでかぼちゃの煮物が格段においしくなります。

ただし重要なのは、砂糖を使う順番

切ったかぼちゃを鍋に入れ、煮る前に砂糖をふりかけます

このまま1時間ほど放置すれば、かぼちゃにはじゅうぶんに火が通ります。

最後にしょうゆなどで味付けをして少し煮れば、かぼちゃの煮物は完成。

この方法では煮るときに水を足す必要もありませんかぼちゃから水分が出て、その水分で煮物ができるのです。

その理由は、浸透圧

かぼちゃにふりかけた砂糖の浸透圧によってかぼちゃから水分が出てくるのです。

わかりやすいのがジャム。煮る前に砂糖をふりかけてフルーツの水分をじっくり引き出してから煮ますよね。それと同じです。

かぼちゃからはフルーツほどの水分は出ませんが、この量でOK。足りない気がしても水を足してしまうと水っぽくなりますので、様子を見つつ試してみてくださいね。

かぼちゃ選びも大切

また、かぼちゃ選びにも大切なポイントが。

かぼちゃ選びを誤ったことで水っぽくなってしまう原因は、2つです。

  1. 収穫したときに未熟なかぼちゃだった
  2. 追熟されていないかぼちゃだった

まずかぼちゃを選ぶときに、煮物に合ったかぼちゃかどうかを見分けましょう

おいしいかぼちゃを見分けるポイントは、4つあります。

  • 皮がかたい
  • ずっしりと重い
  • 緑色が濃い
  • ヘタの部分が太い

また一般的に西洋かぼちゃよりも日本かぼちゃのほうが水っぽいそうです。

西洋かぼちゃは栗かぼちゃとも呼ばれており、名前からしてほくほくと甘みが強いようなイメージがありますよね。

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レシピやリメイク

シンプルなかぼちゃの煮物のレシピと、翌日以降のリメイクレシピについてご紹介します。

おすすめレシピ

作り方はとても簡単。

  1. かぼちゃを1口サイズに切り分ける
  2. 鍋にかぼちゃを入れ、砂糖をふりかける
  3. 途中様子を見ながら、水分が出ていることを確認する
  4. 1時間ほど煮たら砂糖以外の調味料を加える
  5. 調味料が絡んだら完成

少ない水分で長く煮るので、必ず蓋をしてくださいね。

かぼちゃから出てくる水分が少なくて、最初は少し心配になるかもしれません。

ですがこの量でじゅうぶんなので水を足したりしないように、ときどき様子を見ながら煮てくださいね。

おすすめリメイク

食べきれなかったり、水っぽくなってしまったかぼちゃの煮物。

これをなんとかリメイクして、別の形でおいしく食べる方法をご紹介します。

まずは煮物の汁気を切って、マヨネーズなどで和えたかぼちゃサラダはいかかがでしょうか?

お好みの野菜やナッツ、カレー粉などのスパイスを合わせてもいいですし、チーズをかけてトースターで焼けばグラタンにもなります。

もしくは煮物のかぼちゃをそのまま潰して牛乳を加えたポタージュにしてみましょう。

かぼちゃは潰しすぎずにやわらかな食感を残すのがポイント

お好みでひき肉を加えても最後に黒胡椒をふりかければ、本格的なポタージュができあがりますよ。

かぼちゃの煮物の汁気を切り、潰して塩コショウを加え成形したら粉をつけて揚げましょう

サクサクかぼちゃコロッケのできあがりです。中にチーズを入れてもとてもおいしいですよ。

かぼちゃの煮物といえば、少し甘めにできているもの。

これをこのままパウンドケーキの具材として焼いてしまうのはいかがでしょうか。

ほんのりとした塩気もスイーツには必要なもの。和風の煮物の味付けが、洋風のパウンドケーキに絶妙に合いますよ。

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まとめ

この記事をまとめると

  • かぼちゃの煮物は水分を加えず、煮る直前に砂糖をふりかけることで水っぽくならずにおいしくできる
  • かぼちゃの煮物はあらゆるレシピにアレンジして何日でも楽しめる

かぼちゃの調理ははっきり言って面倒なので、一度にまとめて作っておきたいですよね。

少し多めに作って、翌日以降はアレンジしつつかぼちゃ料理を楽しんでくださいね。

 

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