ベリー系の果物に『ブラックベリー』がありますが、みなさんは食べたことがありますか?あまり知られていない果物ですが、食べ方や栄養にはどのようなものがあるのでしょうか?そこで今回は、
- ブラックベリーはどんな味?
- 生でそのまま食べられる?食べ方
- 栄養成分と効果効能
- 賞味期限 / 保存方法
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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ブラックベリーとは?
英名 | Blackberry |
別名・和名 | 黒実木苺(クロミキイチゴ) |
エネルギー(100gあたり) | 43kcal |
糖質量(100gあたり) | 4.3g |
ブラックベリーは、アメリカ中部を原産とする果物です。名前の通り果実は黒く、果汁は濃い紫色をしています。ラズベリーや木苺の仲間で、アメリカやヨーロッパでは日常的に食べられています。
小さな粒がたくさん集まって1つの果実を構成しており、1この大きさは2〜3cmほど。紫色の成分は目に良いことで有名なアントシアニンでできており、果汁は服などに付着するとなかなか落ちません。
どんな味?まずい?美味しい?
ブラックベリーの味は甘みの中に酸味があります。果汁がたっぷりでみずみずしく、噛むと口いっぱいに広がります。
生食できる?食べ方は?
ブラックベリーは生で食べることができます。生食した方がブラックベリーに含まれる栄養成分を効果的に吸収しやすいですが、酸味があるものはジャムやフルーツソースなどに加工した方が美味しく食べることができます。
- スムージー
- ケーキ/マフィンなどのトッピング
- ジャム
- フルーツソース
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ブラックベリーの栄養成分と効果
栄養素
ブラックベリーの紫色を作っているのは、アントシアニンと呼ばれるポリフェノールの一種です。非常に強い抗酸化作用を持つため、がん予防や体のサビを除去しアンチエイジング効果があると言われている成分です。
また、ビタミンEがたっぷり含まれているので美容にも効果的です。そのまま食べたりスムージーに混ぜるなど、生の状態で食べるのが効果的でオススメです。
- アントシアニン:アントシアニンは天然に存在する色素の一種です。赤紫の色のキャベツやナス、ブルーベリーと言った紫色の果物や野菜に多く含まれています。代表的な健康効果は、視力に関わる眼精疲労の解消効果やメタボ解消の力があります。
- ポリフェノール:ポリフェノールは、植物に含まれている成分で苦味や色素の成分で、5000種類ほど存在していると言われており、その種類ごとに特徴ある健康効果を持つ栄養素です。共通点はとても強い抗酸化作用を持ち、活性酸素の除去や体の酸化による老化に関わる病気の予防に役立つ栄養素です。
- プロアントシアニジン:プロトアントシアニンは、植物性の赤い色素の中でもぶどうの皮や種に含まれている色素です。通常のアントシアニンとは異なり肌や骨、血管の健康に不可欠なコラーゲンの生成を促進させます。またシミの原因になるメラニンの生成を抑制する働きを持っています。
- ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
- クエン酸:クエン酸は人間のエネルギー代謝でクエン酸が作られる過程があります。そのため、エネルギーを作り出す材料になり、疲労解消効果があります。血流を改善させ、冷え性の解消効果や体の不調の原因になる体のHpを戻す働きも持っている栄養素です。
食べ続ける効果・効能
ブラックベリーに含まれているポリフェノールやビタミンEによる効果はこちらです。
- 目の健康を維持する
- 美肌
- アンチエイジング
- 血液サラサラ
- 動脈硬化予防
- 癌予防
ブラックベリーの食べ過ぎは体に悪い?
“ブラックベリーの食べ過ぎは体に悪い?”と疑問に思われることもあるようですが、基本的に体に影響のある成分は含まれていないので安心してOKです。
しかし、ジャムやソースなど砂糖を入れて加工したものは糖分が多く含まれるので、食べ過ぎれば太る原因にもなります。
100gあたりに9.6gの糖質が含まれているので、1日の摂取量目安は30g前後がおすすめです。これは生でそのまま食べた場合の目安量なので、加工食品はもう少し減らすようにしましょう。
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ブラックベリーの日持ちはどれくらい?
ブラックベリーをはじめ、ラズベリーやブルーベリー・いちごなどのベリー系は日持ちが短い果物です。購入後はできるだけすぐに食べるか、長持ちする保存方法で保存しましょう。
- 常温: NG
- 冷蔵: 約1〜2日
- 冷凍: 約1ヶ月
腐るとどうなる?
腐ってしまったブラックベリーには、このような状態が現れます。
- 白っぽく変色する
- 水が出てびちゃびちゃになる
- カビくさい臭いがする
- 白いふわふわしたカビが生える
- 緑色のカビが生える
ブラックベリーは日持ちが短い果物です。鮮やかな紫色をしているのが通常ですが、傷み始めると 白っぽく色が抜けたような状態 になります。
また、ベリーの甘い香りから カビくさい臭いに変化 します。そして 水気が出てびちゃびちゃ になったり、完全に腐っている酷い場合は 緑色のカビや白くてふわふわしたカビ が生えることもあります。残念ですが腐ったブラックベリーは食べられませんので、廃棄するようにしましょう。
ブラックベリーは冷凍保存がおすすめ!
生のブラックベリーを冷凍すれば約1ヶ月日持ちします。汚れがあれば手で取り、洗わずに密閉袋に入れて冷凍しましょう。水が付くと冷凍した際にくっついてしまったり傷みの原因となりますので、できるだけ水気をペーパーで拭き取ってから冷凍します。
冷凍保存のデメリット
- 冷凍ブラックベリーを解凍するとべちゃっとしやすい!
冷凍ブラックベリーは日持ちしますが、解凍した時に形が崩れべちゃっとするといったデメリットもあります。ヨーグルトに入れたりジャムやソースにするには向いていますが、元のプリッとした形には戻らないので注意しましょう。
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まとめ
この記事をまとめると
- ブラックベリーは甘みに加え少し酸味の効いたベリー系果物
- 生食も可能で、酸っぱいものはジャムなどへの加工がおすすめ
- アントシアニンを多く含むので抗酸化作用が強く、癌予防・アンチエイジングにも◎
- 白カビが生えやすく冷蔵での日持ちは1〜2日ほど
- 長期保存には冷凍保存がおすすめ
ブラックベリーはスーパーなど身近な場所ではあまり見かけることがありませんが、栄養価が高くアンチエイジングにも効果があります。ジャムに加工すれば1ヶ月以上は日持ちするので、是非機会があればアレンジしてみてください。
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