インドネシア産の魚といえばマグロが有名ですが、最近インドネシア産のウナギもスーパーに出回るようになってきました。
価格が高騰し続けている国産ウナギに代わる救世主として注目されていますが、味はどうなのか?安全性は?と気になっているという方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、
- 外国産と国産で味に差はある?
- インドネシア産は安全に食べられる?
- うなぎの値段を比較してみよう
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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外国産と国産で味に差はある?
インドネシア産のウナギの見た目や大きさ
食用に流通しているウナギにはニホンウナギ、ヨーロッパウナギなどいくつかの種類がありますが、インドネシア産のウナギは「ビカーラ種」と呼ばれています。
ビカーラ種はニホンウナギに比べると、頭が大きく、体長が短いという特徴がありますが、普段は切り身の状態で売られている事が多いため、見た目の違いはほとんど分かりません。
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匂いや食感に違いはある?
ウナギは生育環境や餌によって匂いが変わることがあり、ニホンウナギに比べると外国産のウナギは泥臭いと感じる人が多いようです。
また食感については、中国産のウナギが「ゴムのような食感」と言われるのに対し、インドネシア産のウナギは「皮が厚くて脂が多い」「身が柔らかいが食感が物足りない」と言われています。
実際に食べた感想
Twitterで「インドネシア産のウナギ」と検索してみると、「美味しかった」というつぶやきがたくさん見られました。「国産には叶わないが、中国産よりも安くて美味しい」との感想も。また、ウナギ料理の専門家や関係者でも、言われなければインドネシア産とは気付かないこともあるそうです。
ちなみに、安いウナギの蒲焼を、高級ウナギのように美味しくする裏技があります。]
もともとかかっているウナギのタレを熱湯で洗い流してキッチンペーパーで拭き取ってから、料理酒少々と付属のウナギのタレをかけて再加熱すると、臭みが取れてふっくらと仕上がります。
以前にネットやテレビで話題になった方法ですが、知らなかった方は是非試してみて下さいね。
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インドネシア産は安全に食べられる?
天然?それとも養殖?
世界で流通しているウナギの99%以上は養殖ウナギで、当然インドネシア産のウナギも、養殖のものがほとんどです。天然ウナギとは河川で自然に生息しているウナギを釣り上げたもので、その生息している環境によって味が変わってきます。
一方養殖のウナギは餌や生育環境が管理されているので、味に個体差はほとんどありません。では、安全性についてはどうでしょうか。過去に養殖のウナギで産地偽装問題や、危険な残留農薬が検出された事件がありました。
安全なウナギを選ぶには、産地よりも養殖された業者が信頼できるかどうかが重要です。例えば、国内大手スーパーのイオンでは、インドネシア産ウナギの養殖や、保全活動を行っています。
このように、インドネシア産のウナギに限らず、日本の安全基準に従って養殖されているかを確認することが大切です。
輸入には国が定めた検査がある
ウナギに限らず輸入食品には指定された危険な農薬等が含まれていないかなど、厚生労働省によって厳しい検査が行われています。特にウナギは過去の違反事例から、更に厳しい検査が行われており、合格したウナギだけが国内に流通しているということになります。
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ウナギの値段を比較してみよう
国産ウナギのお値段は?
国産ウナギは産地やお店によっても異なりますが、安いものでも1尾2000円程度、高いものだと4000円以上するものもあります。また、天然ウナギになると1万円を超えることもあります。また、国産ウナギの値段は年々高騰しており、今後ますます高価になることが予想できます。
インドネシア産の相場
一方インドネシア産のウナギは1尾900円からと、国産のものに比べると半額以下の値段で売られています。最安値だと、600円台のものもあるようです。中国産のウナギと同じくらいの値段ですね。
中国産のウナギと同じくらいの値段で、中国産と同じか、それ以上の美味しさということですから、非常にコストパフォーマンスが高いと言えます。
他の外国産も安いのか?
現在中国産のウナギも、インドネシア産のウナギと同様、900円~くらいの値段で売られていますが、中国産のウナギも徐々に稚魚が減少しており、今後価格が高騰していく可能性があります。
一方、インドネシアは世界一のウナギ資源量を保有しており、今後も安定した値段で買うことが出来ると考えられます。
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まとめ
インドネシア産のうなぎの味や安全性、値段についてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。この記事をまとめると、
この記事をまとめると
- インドネシア産のウナギは、意外と美味しい
- インドネシア産のウナギは、安全に食べられる
- インドネシア産のウナギの値段は、現在は中国産と同じくらい
2014年に絶滅危惧種に指定されて以降、価格の高騰が続いている国産のウナギに代わりインドネシア産のウナギは今後の日本の食卓を支える大きな存在となっていくのではないでしょうか。
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