乳児用のイオン飲料「アクアライト」は、赤ちゃんの脱水状態を素早く改善させることができる飲料です。製造会社は、乳児用のベビーフードや粉ミルクなどの老舗メーカー「和光堂」です。
今回は、アクアライトの飲み過ぎについて解説していきます。赤ちゃんは大人よりも多くの汗をかくため、脱水になりやすいという特徴があるため、水分補給をしっかりと行う必要があります。
水分補給の際にアクアライトを使用しているというご家庭も多いでしょう。しかしアクアライトを飲み過ぎてしまうとどのようなデメリットがあるのでしょうか?そこで今回は、
- アクアライトとは?
- アクアライトの飲みすぎは危険!
- アクアライトの飲ませ方
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
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目次
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アクアライトとは?
まずはアクアライトとはどのような商品なのか解説していきます。よく似た「経口補水液」との違いなどについても解説していきます。
乳児用イオン飲料
アクアライトは、乳児用品の老舗メーカー「和光堂」が製造する商品です。1986年から実に30年以上も、赤ちゃんの脱水の悩みを解決し続けている信頼性の高い商品です。
汗をかいた際に汗として出る成分は、水分以外にNa+、K+、Cl-といった「イオン」も体外に出てしまいます。そのため、水道水や麦茶などでは成分が不足しているため不十分です。
イオンや糖といった成分を含んでいるアクアライトは、脱水の際に必要な成分を含んでおり、尚且つ赤ちゃんでも飲むことができるため、子育て世代の方々にはとても大切な商品なのです。
経口補水液との違いは?
イオン飲料と言えばOS-1などの経口補水液がとてもメジャーです。実はアクアライトと経口補水液には違いがあります。それは「浸透圧とナトリウム濃度の違い」です。
脱水症状には、ナトリウムイオンが高い方が即効性があり、下痢や嘔吐などの脱水症状を引き起こしている方には経口補水液の方が効果的です。しかしナトリウムイオンが高いということは、「塩味が強い」ということを示します。
味覚が敏感な乳幼児であれば、優しい甘さと塩気、フルーツなどの風味が感じられるアクアライトの方が飲みやすいと言えます。
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アクアライトの飲みすぎは危険!
アクアライトは乳幼児の水分補給や脱水の際に効果的な飲み物と言えますが、常用するのはあまりおススメできません。一体どうしてなのでしょうか?
ビタミンB1欠乏症
イオン飲料には糖分が含まれています。糖を分解するためにはビタミンB1が必要になるため、アクアライトを常用してしまうとビタミンB1欠乏症になる危険性があります。ビタミンB1欠乏症の代表的な疾患は「脚気」です。
ペットボトル症候群
アクアライトの多飲による「ペットボトル症候群」のリスクも考えられます。ペットボトル症候群とは、スポーツドリンクや清涼飲料水の多飲による急性の糖尿病です。
「イオン飲料を多飲する→おしっこがたくさんでる→喉が渇く→イオン飲料を多飲する」、これを繰り返すことにより、急性の糖尿病である「ペットボトル症候群」にかかるリスクがあります。
脳に悪影響
イオン飲料の飲み過ぎで糖の過剰摂取となると、赤ちゃんの脳に悪影響を及ぼす恐れもあります。血統が高くなるとインスリンが多く分泌され、血糖値が一気に下がります。これにより低血糖の状態になります。
低血糖になるとアドレナリンホルモンが多く分泌され、攻撃的になったり、気分が高揚するなど、異常な行動をとる恐れもあります。
虫歯のリスク
イオン飲料には糖分や塩分が含まれており、多飲すると虫歯のリスクがあります。赤ちゃんには歯磨きを満足に行うことが難しいため、糖や塩分の過剰摂取には注意が必要です。
イオン飲料は「酸性度」が高いため、通常の食品よりも虫歯になりやすいため、多くの歯科医院からも注意勧告がされています。
イオン飲料での死亡例がある!?
実はイオン飲料の常用は、乳幼児にとって様々なリスクとなります。先ほど紹介した「ビタミンB1欠乏症」により、乳幼児の死亡例も確認されています。後遺障害がみられる方もいるため、イオン飲料の多飲には注意が必要です。
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アクアライトの飲ませ方
アクアライトの飲み過ぎには注意が必要ということがわかりましたが、それでは「正しい飲み方」はいったいどのような方法なのでしょうか?
下痢や嘔吐をしたとき
乳幼児は体調を崩すと、下痢や嘔吐などを頻繁に引き起こしやすいです。下痢や嘔吐の際は水分不足になりやすいため、正しい摂取量でアクアライトを与えましょう。
発熱時
発熱時は体の水分が多く体外へ出ます。そのため水分不足になりやすいので、アクアライトを適量与えるようにしましょう。
汗を沢山かいたとき
夏の暑い時期に外で多く遊ぶと、汗をたくさんかきます。いつもより汗をたくさんかいたな、と思った際は、アクアライトなどのイオン飲料を与えても良いでしょう。
まとめ
今回は、アクアライトの飲み過ぎによるデメリットについて解説していきました。
この記事をまとめると
- アクアライトはベビー用品の老舗メーカー「和光堂」が製造するイオン飲料
- アクアライトの飲み過ぎは乳幼児の成長に悪影響を及ぼす場合も
- 下痢や発熱、汗をたくさんかいた時にアクアライトを適量飲ませる
いかがでしたか?アクアライトの飲み過ぎについて、少しでも知識が深まったのであれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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