ご家庭でタコを食べる機会はありますか?スーパーで気軽に買って、タコ飯などにされる方は多いかもしれません。しかし、実際にタコ飯を作ってみると「硬くて嚙み切れない」という事態に陥った事は無いですか?そこで今回は、タコ飯を作る際に「タコを硬くしない方法」をいくつかご紹介していきます。
先に記事内容の一覧を見ておきましょう。
- タコはどうして硬くなるのか?
- タコ飯を作る際に、タコの下ごしらえとは?
- タコはどうすれば柔らかくなるのか?
こんな内容になっています。記事を最後まで読んで頂き、柔らかいタコ飯を作る方法を完全に理解してしまいましょう。
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目次
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たこが固くなるのはなぜ?
まずは、どうしてタコは加熱すると硬くなってしまうのか?考えられる理由を、いくつかまとめてみました。
筋繊維が四方八方に伸びている
タコには骨がありません。そのため、タコの筋肉繊維は縦横無尽に四方八方に伸びているのです。この細かな筋肉繊維が、タコの身を硬くしてしまう原因になっています。筋肉繊維をなんとかして、壊してしまうと柔らかくなるでしょう。
たんぱく質が熱変性を起こす
また、タコには「たんぱく質」がたくさん含まれています。たんぱく質は火を通すことで硬くなってしまう物質です。そのため、タコを加熱するとタコの肉が硬くなってしまうのです。タコを柔らかくするにはたんぱく質を固めない為の工夫が必要のようですね。
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たこの下ごしらえ
タコ飯を作る際に、タコはどんな下ごしらえをするべきなのか?基本のやり方をご紹介しておきます。
好みの大きさにカット
タコ飯に使うタコは、スーパーで売られている「ゆでだこ」で構いません。買ってきたタコを一口大にカットしましょう。ここで大きくカットし過ぎると、硬くて食べにくいタコ飯になるので要注意。小さめにカットしたほうが美味しいです。
塩水で洗う
タコはタコ飯に入れる前に、一度塩水で洗いましょう。タコのぬめり成分や臭みを塩水でとることが出来ます。ぬめり成分が残っていると、タコ飯の味が落ちてしまいます。
生のたこを使う場合
生のタコを使う場合は、事前に「塩でもみ込んだり」「ヌカで揉み込んだり」するのがおすすめです。しっかり揉んで、お鍋で10分程度茹でたタコをカットしてから使いましょう。ヌカの場合はぬめりは落ちにくいですが、タコの肉が柔らかくなりやすいです。
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米の下ごしらえ
では、タコ飯を作る際には、お米にはどんな下ごしらえをするのがいいのでしょうか?こちらも基本的なやり方をご紹介しておきます。
水を吸水させる
まず、タコ飯を美味しくしたければ、事前にお米を水に浸け、吸水させておくのがおすすめです。30分程度水に浸けると、お米の中に水分が行きわたり調味料が染みやすくなります。ご飯を炊いた時に、均一に火が通りやすくなるので、美味しいご飯になります。
水切りする
吸水させたお米は、一度ざるに空けて水分を切りましょう。水分を切ることで、均等に味が染みやすくなるので、タコ飯が美味しく仕上がりやすいです。
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たこを柔らかくする方法
では、タコ飯を「おいしく」仕上げる際に、タコを柔らかくするにはどうすればいいのでしょうか?タコを柔らかくする方法は沢山ありますが、最も効果が高いと思われる方法のみを、抜粋してきました。
叩いてから調理
タコ飯のタコを硬くしないためには「事前にタコをたたいてから調理する方法」がおすすめです。小さくカットする前のタコを麺棒などを使って叩いてみましょう。たたくことで、筋肉繊維を壊すことが出来るので、タコに火が通った時に硬くなりにくいです。
また、大根を使って叩くのも有名です。大根には、タコの繊維を柔らかくする成分が入っているそうで、大根でたたくだけでタコが柔らかくなると言われているのです。ただ、大根でなくても、タコの筋肉繊維さえ壊せれば大丈夫なので、硬い木の棒でたたいても効果はそこまで変わらないでしょう。
圧力なべを使う
タコ飯のタコを柔らかくしたいのであれば、事前に圧力鍋でタコを茹でてしまうのも一つの方法です。タコは「煮殺す」といって、一度硬くなっても再度長時間加熱することで柔らかくなる性質を持っています。圧力鍋であれば、効率的に短時間で長時間分の熱を加えることが出来ます。
なので、炊飯ジャーでタコを炊く前に、事前に圧力鍋でタコを煮込んでみましょう。
大根おろしを使う
タコは「大根おろしに浸しても」柔らかくなります。前述した通り大根には、タコの酵素を柔らかくする効果があります。なので、大根おろしに漬け込むとタコは多少柔らかくなるでしょう。
しかし、この方法は棒でたたく方法と比べると、効果はイマイチなので、棒でたたく方法も組み合わせて行った方が効果的でしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はタコ飯のタコを硬くならずに仕上げる方法などを詳しく解説してきました。最後にざっくりと今回の記事を振り返っておきましょう。
この記事をまとめると
- タコには筋肉繊維が縦横無尽に走っているので硬くなりやすい
- タコ飯を作る時はタコは塩水で洗う
- タコを柔らかくしたいのであれば叩くのが有効
こんな内容になっていました。もしタコ飯を作るのであれば、事前によく叩いてから柔らかくして作るようにしましょう。
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