小麦粉が生焼けだと危険だという話を聞いたことはありませんか?かと思えばケーキを焼く前のタネが好きで必ず食べてしまう、という話も。実際のところどうなのでしょうか?そこで今回は
- 小麦粉は生焼けだとアレルギーになる?
- 小麦アレルギーの主な症状
- 赤ちゃんは離乳食でいつから食べられる?
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目次
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小麦粉は生焼けだとアレルギーになる?
生焼けの小麦粉にはどのような危険性があるのでしょうか?
生焼けは食中毒の原因に
結論から言えば、小麦粉は生で食べる食材ではありません。
パンや麺類も、すべて加熱して食べることを前提に作られています。
生で食べられない理由は、主に以下の2点です。
- 消化しにくい
- 食中毒菌が付着している可能性がある
小麦粉に含まれるグルテンは、そもそも消化吸収しにくい成分です。
加えて小麦などのデンプンは生の状態では水を含みにくく、分解しにくい状態にあります。
わかりやすい例が片栗粉で、水に入れても溶けませんよね。デンプンは溶けないのです。
分解しにくいということは消化しにくいということ。
生のままたくさん食べてしまうと消化不良を起こして腹痛や下痢、吐き気や嘔吐などの症状が出る場合があります。
ただし小麦などのデンプンは、加熱することによって溶けて分解しやすくなります。
また小麦粉は前述の通り加熱を前提に作られていますので、粉の状態では殺菌処理がされていません。
そのため土壌に存在する微生物や細菌などの食中毒菌が付着している可能性もあります。
これらは加熱することによって死滅しますが、生のままでは食中毒を引き起こすことがあるので注意が必要です。
小麦アレルギーもある
小麦はアレルギーの人が非常に多い食品で、3大アレルゲンのひとつとされています。
小麦アレルギーは、単純にパンや麺類をやめればいいというものではないのが厄介なところ。
日本に古くからある味噌やしょうゆにも小麦粉は含まれています。
アレルギーなので和食にするといっても、小麦をまったく使わないというのはとても難しいことなのです。
またアレルギーというのは、大人でもある日突然発症するものです。
そのイメージとしてよく言われているのは、アレルギーコップです。
人は誰しもアレルギーコップを持っていて、ここには色々なものが入っています。
その中身はアレルゲンや食生活、環境汚染、ストレス、自律神経のバランスなど。
このコップが満杯になって溢れ、そこでアレルギーが発症する、というものです。
つまりストレスが大きかったり食生活が常に乱れていたりすれば、コップは溢れやすくなってしまうのです。
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小麦アレルギーの主な症状
小麦アレルギーの症状は人によって様々です。ここでは主なものについてご紹介します。
蕁麻疹
蕁麻疹とは、皮膚の一部がくっきりと赤く盛り上がり、これが体のあちこちにできる症状のことです。
しばらくすると跡形もなく消えるという特徴があります。
基本的にかゆみを伴い、ときには焼けるように感じることもあります。
下痢・腹痛
アレルゲンを摂取したことで体が異物と判断し、下痢や腹痛を引き起こすことがあります。
非常につらいですが、異物を体外にすべて排出すれば症状は治まります。
嘔吐・吐き気
嘔吐や吐き気は、有害なアレルゲンを体の外に出そうという、体の正常なはたらきによるものです。
こちらもすべて排出しきれば症状は治まります。
発熱
アレルギーが原因で発熱した場合、市販の解熱剤などでは効果がないことがあります。
これは体内の有害物質に反応して発熱しているため、まずはその有害物質を排出する必要があるからです。
症状が重いようなら医療機関の受診を。寝ていれば治る風邪などとはわけが違いますよ。
アナフィラキシー
軽いアレルギー反応だと思っていたら、重篤なアナフィラキシーショックを引き起こすこともあるので注意が必要です。
症状が出るまでの時間はどれくらい?
食物アレルギーは一般的に、アレルゲンが体内に入って1数時間後くらいに症状があらわれます。
遅くとも4時間以内には発症するものが多いです。
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赤ちゃんは離乳食でいつから食べられる?
離乳食として赤ちゃんに小麦粉を与えていい時期や、その注意点について解説します。
与えられる時期
意外かもしれませんが、離乳食での小麦は5カ月頃、つまり初期から与えることが可能です。
ただしアレルギーの可能性はじゅうぶんにあるため、しっかり加熱したうどんやパンを食べやすくして与えてください。
大人と違って、赤ちゃんはアレルギー反応を起こしやすいものです。
これはじゅうぶんな免疫機能が備わっていないため。
赤ちゃんの状態をよく確認しながら、ゆっくりと進めていくようにしてくださいね。
与える時の注意点
初めて小麦粉を与える場合に注意すべき点は、次の4つです。
- 初めて与える食材は小麦粉だけにする
- 最初は少量与える
- 赤ちゃんの体調がいいときに与える
- 病院があいている平日の昼間にする
初めて与える食材が複数あると、症状が起きたときにどれが原因か判断がつきませんよね。
赤ちゃんには初めての食材は一食につきひとつ、と決めて与えるようにしましょう。
初めから大量に与えてしまうと、万が一アレルギー症状が出たときに危険性が高まります。
はじめは少量を、よく様子を見ながら与えてくださいね。
大人でも体調が悪ければ食あたりなどを起こすことがあります。
わざわざ赤ちゃんの体調が悪いときに、初めて食べるものを与える必要はありませんよね。
また、万が一、赤ちゃんになにか不調が起きた場合、病院があいていないと不安になりますよね。
平日の昼間、なにかあってもすぐに病院に駆け込める時間帯での摂取が望ましいです。
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まとめ
小麦アレルギーは意外と身近にあることがわかりました。
この記事をまとめると
- 小麦粉は加熱して食べるものなので、生食ではあらゆる危険性がある
- 小麦はアレルギーの人は多いが、小麦粉を避けて生活するのは非常に困難
- 離乳食では初期から与えてもいいが、アレルギーにはじゅうぶんな注意が必要
近年ではグルテンフリーという言葉をよく聞きますし、自分の体に合わせて選べるようにもなってきました。
体や美容のためにも、小麦粉の摂取について一度よく考えてみることをおすすめします。
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