牛乳には『低脂肪牛乳』がありますが、普通の牛乳とはどんなところが違うのか知っていますか?脂肪分が少ない分、他の栄養成分も少なくなっているのでしょうか?今回は、
- 低脂肪牛乳と普通の牛乳の違い
- 低脂肪牛乳のメリット・デメリット
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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低脂肪牛乳と普通の牛乳の違いは何?
牛乳には『低脂肪牛乳』というものがありますが、普通の牛乳とはどう違うのでしょうか?低脂肪牛乳と聞くとヘルシーな印象がありますが、どの程度脂肪分が少なくなっているのでしょう?牛乳と低脂肪牛乳の違いについて、詳しく確認してみましょう。
低脂肪牛乳とは?
“低脂肪牛乳”とは、生乳からほとんどの乳成分を取り除いたものです。乳脂肪分3.0%以上、無脂乳固形分が8.0%以上のものを言います。
普通の牛乳より脂肪分は少ないものの、カルシウムやタンパク質などその他の栄養成分に関しての含有量は、ほとんど変わりません◎
- 乳脂肪分‥‥‥脂質のこと
- 無脂乳固形分‥牛乳から脂肪分を取り除いたミネラル・ビタミン・タンパク質・炭水化物などの成分こと
低脂肪牛乳は脂肪分が取り除かれているので、味が薄いと言われることが多いです。見た目も普通の牛乳のように真っ白ではなく、カルピスのような白さがあります。
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栄養成分
低脂肪牛乳や、普通の牛乳に含まれている主な栄養素はこちらです。
- カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
- カゼイン:カゼインは、骨のカルシウムの吸収を助けるカゼインホスホペプチドの元になるたんぱく質です。カルシウム、鉄やナトリウムと結合し吸収を助けるだけではなく、体への吸収が遅いため高いアミノ酸濃度を維持ができるため、筋力トレーニングの後のプロテインの成分としても人気の高い栄養素です。
- たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
- ビタミンA:ビタミンAは、抗酸化作用、皮膚や肌の粘膜を作る、人間の視覚情報の伝達に関わるビタミンです。体内にある活性酸素を協力に除去し、肌の生成にも関わるため美肌作用、体内へのウイルスや細菌の侵入を防ぎます。加えて、視覚情報に関わる神経伝達に不可欠なロドプシンの生成の主成分にもなっています。
- トリプトファン:トリプトファンは、脳内物質メラトニン、セロトニンの材料です。メラトニンは人間の睡眠の質に関わる物質で、セロトニンは脳内を穏やかにする働きがあります。不足すると睡眠の質が低下やいつもイライラすると言った症状が現れます。摂取することで冷静で穏やかな思考を保ちます。
低脂肪牛乳を飲む効果・メリット
普通の牛乳ではなく低脂肪牛乳を選ぶメリットには、何があるのでしょうか?
- カロリーを抑えられる
- 値段が安い
低脂肪牛乳を選ぶ一番のメリットは、脂肪分が含まれていないのでカロリーが抑えられるという点です。ダイエット中や脂肪分の摂取を抑えたいけれど牛乳を飲みたい方には、低脂肪牛乳がおすすめです。また、生乳100%の普通の牛乳と比べ、低脂肪牛乳は値段が安いのも特徴です。
しかし、低脂肪牛乳は体に悪いと言われたり、デメリットが多いと言われることがあります。その理由は何なのでしょうか?
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低脂肪は体に悪い?デメリットは?
低脂肪牛乳は脂質が少ないのでダイエット中に飲む方もいますが、“体に悪い”と言われることもあります。その理由には、このようなものがあります。
- アレルギーになりやすい
- 肌荒れしやすい
- 鉄分が少ない
アレルギーになりやすい
低脂肪牛乳には、バターや脱脂粉乳を加えることが認められているため、普通の牛乳よりもタンパク質量が多くなることがあります。牛乳はアレルギー食品の代表的なものですが、そん原因は牛乳に含まれるタンパク質です。
タンパク質量が多いほどアレルギーを発症する可能性は高くなるので、お子様に与える時は特に注意しましょう。
肌荒れしやすい
低脂肪牛乳は普通の牛乳よりも肌荒れを起こしやすいと言われることがありますが、実はこれに根拠はありません。体質にもより、絶対ではないので安心しましょう。
鉄分が少ない
低脂肪と普通の牛乳の栄養成分はほとんど変わらないとお話しましたが、鉄分に関しては低脂肪牛乳に全く含まれていないのがデメリットの一つです。
まとめ
この記事をまとめると
- 低脂肪牛乳とは、牛乳から脂肪分を取り除いたもの
- 乳脂肪分3.0%以上、無脂乳固形分が8.0%以上という決まりがある
- デメリットもあるので注意!カロリーは抑えられる
低脂肪牛乳は脂肪分が少ない牛乳ですが、鉄分が含まれていなかったりアレルギーになりやすかったりとデメリットもあります。牛乳を選ぶ時は、メリットとデメリットについて考えてみましょう‥!
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