料理に辛味を加える食材に『鷹の爪』がありますが、唐辛子とは何が違うのでしょうか?普段何気なく使っている鷹の爪の由来や、食べる以外の使い方について着目しました。今回は、
- 鷹の爪と唐辛子の違いは何?
- 辛さ・使い方・保存方法
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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鷹の爪と唐辛子の違いは何?
“鷹の爪”とは唐辛子の品種名で、“唐辛子”とはナス科トウガラシ属に分類される香辛料を指します。鷹の爪や唐辛子は辛味が強く、脂肪燃焼や代謝アップに効果のある「カプサイシン」が豊富に含まれています。
「鷹の爪」という名前は、形が 鳥の鷹のするどい爪に似ている ことに由来しています。先端が尖っているところがよく似ていて、英語でもそのまま「Takanotsume」と言います。
鷹の爪は長さ3〜5cm、1本の重さは0.6gほどです。料理によく使われる「輪切り」の状態は、幅1mmほどにカットされています。
辛さ
唐辛子の辛さを表す数値に「スコヴィル値」というものがあります。数値が高ければ高いほど辛いのですが、
- 鷹の爪のスコヴィル値:50,000スコヴィル
鷹の爪は50,000スコヴィルとなっています。辛いことで有名な「ハバネロ」のスコヴィル値は350,000で、世界の唐辛子と比較するとあまり辛くはありませんが、日本の唐辛子の中では辛い唐辛子に分類されています。
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使い方
鷹の爪の使い方としては、輪切りにして炒め物などの料理に加えたり、そのまま丸ごと1本スープなどに入れて激辛を楽しむ方法などがあります。
食べる以外にも、唐辛子を魔除けとして使ったり、虫除けとして使うこともあります。鷹の爪をそのままお米の中に入れると、防虫効果があるのでオススメです。
虫除け効果があるのは、唐辛子の中に含まれる 柑橘系の香り成分 「テルペノイド系化合物」があるためです。植物由来の柑橘系の香りが含まれています。
虫は、この成分が揮発する時の香りが苦手なので防虫効果があるのです。このテルペノイド系化合物は、特にお米に発生する虫に効果的です。詳しくは下記記事で紹介していますので、チェックしてみましょう!
詳しくはこの記事をチェック!
旬の時期・生産地
鷹の爪の旬の時期は、9月〜11月の秋の時期となっています。そこから乾燥させたものが1年中出回ります。主な生産地は栃木県・福岡県・兵庫県です。
鷹の爪・唐辛子の賞味期限
鷹の爪・唐辛子の賞味期限の目安は、未開封・開封後それぞれ下記の日数となっています。
- 未開封…約5年
- 開封後…約半年
鷹の爪・唐辛子は常温保存で未開封なら約5年、開封済みなら約半年日持ちします。開封後は風味や味が落ちていくので、できるだけ早く消費するようにしましょう。
5年保存させるには、 「湿度」と「高温」に気をつけることが必要です※ できるだけ良い環境で保存した場合の期限になります。
賞味期限切れはいつまで食べられる?
鷹の爪・唐辛子は賞味期限が長いので、うっかり切れてしまった!なんてこともあるかもしれません。保存状態が良ければ、1〜2ヶ月期限が切れていても食べられることが多いです。しかし、腐ってしまうこともあるので注意しましょう。
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鷹の爪・唐辛子は腐るとどうなる?
腐ってしまった鷹の爪や唐辛子には、このような状態が現れます。
- 黒っぽく変色している
- カビが生えている
- 種が黒く変色している
- ぬめりが出ている
鷹の爪や唐辛子は赤色をしていますが、傷み始めると 黒っぽく変色 していきます。変色は 特に種の部分にみられる ことが多く、切ってみたら腐っていたという事もあります。
また、 ぬめりが出ていたり 、カビが生えることも。残念ですが腐った鷹の爪は食べられませんので、廃棄するようにしましょう。
まだ食べられる鷹の爪・唐辛子の見分け方
鷹の爪・唐辛子が腐っているのか、まだ大丈夫なのか、腐りかけを見分けるポイントを見てみましょう。
❶ 端っこだけ茶色く変色している
❷ 乾燥してカサカサしている
鷹の爪・唐辛子は乾燥していると唐辛子内の水分が抜けてぐにゃぐにゃと柔らかくなったり、カサカサになることがありますが問題ありません◎乾燥すると端の方から茶色く変色していきますが、その部分を切り落とせば問題ありません。
鷹の爪・唐辛子が傷む原因
鷹の爪・唐辛子が傷みやすくなる原因を見てみましょう。
❶ 湿度の高い場所で保存している
❷ 開封してから長期間経っている
❸ 保存中の密閉状態が甘い
鷹の爪・唐辛子は乾燥状態を保って保存するものなので、湿度の高い場所に置いておくと湿ってカタマリになってしまいます。そのため保存中の密閉具合が甘いと湿気てしまいます。
また、乾燥モノなので日持ちしますが、あまりにも長期間保存していると味や風味が落ちてしまいます。開封後は早めに消費するのが美味しく料理に活かすポイントですよ。
鷹の爪・唐辛子の保存方法
鷹の爪や唐辛子の保存方法は、常温・冷蔵・冷凍それぞれ下記になります。
常温保存
鷹の爪や唐辛子は常温保存で未開封なら約5年、開封済みなら約半年日持ちします。開封後は風味や味が落ちていくので、できるだけ早く消費するようにしましょう。
5年保存させるには、 「湿度」と「高温」に気をつけることが必要です※ できるだけ良い環境で保存した場合の期限になります。
冷蔵保存
鷹の爪や唐辛子は冷蔵庫に入れておくこともできますが、それほど日持ち日数に変わりはありません。室内の湿度が高い場合は、冷蔵庫で保存しましょう。
冷凍保存
鷹の爪や唐辛子は冷凍保存することでもかなり長い期間日持ちさせることができます。この場合も未開封の方がより長持ちしますので、封を切っていないけれど長期保存したい時にオススメの保存方法です。
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まとめ
この記事をまとめると
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