胚芽押麦は毒がある?玄米の注意点やメリット・安全な食べ方を紹介

胚芽押麦は体に良い栄養成分がたくさん含まれており、白米の20倍もの食物繊維のほか、ビタミンやミネラルなども豊富に含まれています。そのため、胚芽押麦は「健康食品」として注目を集めています。

そんな胚芽押麦ですが、驚くことに毒があるとも言われています。それは、胚芽押麦などの麦に含まれるアブシジン酸とフィチン酸が原因のようです。果たして、それらの成分はほんとうに体に害なのでしょうか?気になりますよね。

そこで今回の記事では、胚芽押麦には毒が含まれているのか?に関連して下記の内容を解説します!

  • 胚芽押麦は毒がある?
  • 玄米・雑穀米を食べる際の注意点
  • 玄米・雑穀米のメリット
  • 玄米・雑穀米の安全な食べ方

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胚芽押麦は毒がある?

胚芽押麦は、健康に良い食材というイメージをお持ちの方は多いかと思います。もちろんそれは間違いではなく、胚芽押麦には食物繊維やビタミン・ミネラルなどの栄養成分も含まれます。しかし、胚芽押麦には毒があるという噂もあります。

では、本当に胚芽押麦には毒があるのでしょうか?ここでは、胚芽押麦には毒があるのか?について解説をします。

アブシシン酸・フィチン酸が噂の原因

胚芽押麦に毒があるといわれている大きな理由は、胚芽押麦に含まれる「アブシシン酸・フィチン酸」という2つの成分にあります。

アブシシン酸とは?

植物ホルモンの一種であり、外敵や自然環境から守るために適切な時期が来るまで栄養成分を閉じ込めて発芽を抑える働きがある。また、アブシジン酸は、エネルギー生成工場としても知られている「ミトコンドリア」を傷つけるといわれており「発芽毒」ともいわれている。

フィチン酸とは?

イノシトールがリン酸に結合することによってできる、リン酸化合物の一種でありビタミンBの仲間といわれている。フィチン酸は、ミネラル類と結合しやすい特徴をもち、銅、亜鉛、鉄、カルシウムなどのミネラル類の吸収を阻害してしまう。

※黒字がそれぞれの成分の特徴、赤字が体にもたらす悪影響。

根拠となるものは無い

上記では、胚芽押麦含まれる成分で体に対して害のある可能性があるものをご紹介しました。しかし、実際にそれらは毒ではなく明確に根拠となるものがありません。むしろ、フィチン酸には血栓予防や抗酸化作用などの体に対して良い働きをすることもわかっています。

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玄米・雑穀米を食べる際の注意点

玄米や雑穀米は、健康的な体を維持するために必要な栄養成分が豊富に含まれています。しかし、それらを食べる際にはいくつかの注意点もあります。ここでは、玄米・雑穀米を食べる際の注意点について解説します。

グルテンを取りすぎる

玄米や雑穀米の種類によっては、グルテンが多く含まれているのもあります。そのため、グルテン不耐症の方やグルテンを控えた食事をしているかたは、グルテンフリーのものを購入するといいですよ。

消化不良を起こす可能性がある

玄米や雑穀米には、食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は適量であれば、便秘改善や腸内環境を整える働きがあります。その一方で、玄米や雑穀米は消化に悪いという特徴があります。そのため、食べ過ぎてしまうと、消化不良を起こす可能性があるので注意が必要です。

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玄米・雑穀米のメリット

「玄米や雑穀米は体にいい」ということは、何となく知っている方は多いかと思います。しかし、玄米や雑穀米はなぜ体にいいのか?これについて知っている方は少ないのではないでしょうか。ここでは、玄米や雑穀米を食べるメリットについて解説をします。

美容に最適

驚くことに、玄米や雑穀米は美容に最適な食材なんですよ。その理由は、玄米や雑穀米に含まれる「ビタミン・ミネラル」にあります。

玄米や雑穀米は、白米と違い精製されていないので、多くのビタミンやミネラルが残っています。特にビタミンB群が豊富含まれており、肌の老化を防ぐ効果や細胞の生成を助ける働きがあります。

腸内環境を整える

ご存知のかたもいらっしゃるかと思いますが、玄米や雑穀米には食物繊維が豊富に含まれます。食物繊維は、腸内に住んでいる腸内細菌のエサとなり、善玉菌を増やす働きがあります。腸内環境を整えることで、免疫力の向上や生活習慣病の予防にも繋がりますよ。

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玄米・雑穀米の安全な食べ方

最後に「これから玄米や雑穀米を食べてみたい」というかたに向けて、玄米や雑穀米の安全な食べ方について解説をします。

分量をしっかり守る

上記でもお伝えをしたように、玄米や雑穀米には食物繊維が豊富に含まれるので、食べ過ぎてしまうと、消化不良を起こす可能性があります。そのため、分量をしっかりと守って食べるようにしましょう。

毎日一定量を食べる

玄米や雑穀米は、薬ではないのですぐに腸内環境がよくなったり、肌が綺麗になったりはしません。大切なのは、毎日の食事で一定量を少しずつ食べるということです。

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まとめ

今回の記事では「胚芽押麦は毒がある?玄米の注意点やメリット・安全な食べ方」について解説をしました。

最後にもう一度、本記事の要点を振り返っておきましょう。

この記事をまとめると

  • 胚芽押麦には、毒はないが「アブシシン酸・フィチン酸」という2つの成分が含まれる
  • 胚芽押麦を食べ過ぎると、消化不良を起こす可能性がある
  • 玄米や雑穀米を食べることで、美容や腸内環境にたいしていい影響をあたえる