肉料理や魚料理、パスタ、サラダなどさまざまな料理に使えて味と食感のアクセントになるにんにくチップ。
使い道は多いのですが1度の使用量が少ないので、購入してもなかなか使いきれず、湿気てしまったり、風味が落ちてしまったりしたという経験はありませんか?
乾燥していて、長持ちしそうなにんにくチップにも賞味期限があり、長期間保存していると劣化してしまいます。
今回は、
- にんにくチップの賞味期限
- にんにくチップを日持ちさせるコツ
- にんにくチップは腐るとどうなる?
- にんにくチップの成分・栄養素
について紹介いたします。
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目次
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にんにくチップの賞味期限
にんにくは料理の味付けによく使われますが生にんにくだと傷みが早く、芽が出てくることもあり使いかけを保存していても次に使おうと思ったときには、ダメになってしまっていたということがよくあります。
にんにくチップは、低温の油で揚げて加工されているので、生ニンニクよりも賞味期限が長くなります。ただ、生のにんにくよりも賞味期限は長いと言っても、おいしく食べるためには賞味期限があります。
未開封で3か月
未開封の場合には、3か月が目安です。市販品には賞味期限が表示されているので、購入するときに確認するようにしましょう。
手作りの場合
にんにくチップは、簡単に手作りできます。手作りのにんにくチップの賞味期限は、冷蔵庫で1か月が目安です。
【作り方と保存方法】
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皮をむいたにんにくを薄くスライスして、少量の油で低温で揚げます。すぐに焦げてしまうので、弱火で色の変わり方をじっくり見ながら揚げてください。
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きつね色になりはじめたら火を止めて、キッチンペーパーの上に広げます。
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余熱で火が入るので、「少し早いかな。」というくらいで加熱を止めるのがポイントです。
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粗熱が取れてから、煮沸消毒してよく乾かした保存容器に入れて、冷蔵庫で保管します。
生のにんにくでも、乾燥しているので賞味期限が長そうに思えますが、常温では2週間程度しか持ちません。冷蔵庫では1〜2か月持ちますが、使いかけだと2週間〜1か月程度です。
にんにくチップは簡単に手作りできるので、使いかけのにんにくある場合にはそのままにせず、にんにくチップに加工しておくのがおすすめです。
皮をむいてスライスしているので、料理をするときにもそのまま使えて便利ですよ。
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にんにくチップを日持ちさせるコツ
にんにくチップは保存方法によっては賞味期限より早く劣化してしまいます。
肉料理や魚料理、パスタ、サラダ、ラーメン、鍋などさまざまな料理で使えますが、1度に使う量が少ないので、ムダなく使い切るためには保存方法がとても重要です。
湿気から防ぐ
にんにくチップを保存するときに1番気をつけたいのが『湿気』です。
油でカリカリになるまで揚げて、水分を飛ばしているので生にんにくに比べると賞味期限が長くなりますが、保存方法がきちんとしていないと、空気中の湿気を含んでしまい、しんなりとしたりカビが生えたりしやすくなります。
空気に触れるのを少しでも防げるように、開封後はしっかりと封を閉じて、冷蔵庫で保存してください。
手作り時は密閉容器で冷凍
手作りのにんにくチップは、密閉性の高い容器を使ってください。空気に触れる機会が少ないほど鮮度をキープしやすくなるので、密閉容器に入れて冷凍保存すると保存期間を延ばせますしにんにく独特のにおいが漏れるのも防げます。
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にんにくチップは腐るとどうなる?
開封したにんにくチップや、手作りしたにんにくチップはできるだけ早く使い切ることが大切ですが、賞味期限内でも、保存状態や気温、湿度の影響で早く傷んでしまうことがあります。
保存していたにんにくチップが食べられるかどうか見極めるポイントは、『見た目』と『風味』の変化です。
見た目の変化
にんにくチップは、カリカリで茶色っぽい色をしています。湿気を含んでしんなりしているものは、傷んでいる可能性があります。また、黒・緑・青・白などの色が付いているものはカビが生えています。
アレルギーの原因になるので、色が付いたものだけでなく、同じ容器内で保存していたものは食べてはいけません。
味・臭いの変化
苦味や辛味を感じるものは傷んでいる可能性があります。また、古いにんにくほど苦味と辛味が強くなるので、手作りするときにはできるだけ新鮮なものを使うようにしてください。
見た目にはカビが見えなくても、保存容器を開けたときにカビ臭いにおいがしたら傷んでいる可能性があるので、使わないようにしましょう。
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にんにくチップの成分・栄養素
にんにくは滋養強壮効果が高く、元気を出したいときに食べると良いことはよく知られています。
そのような栄養素が含まれているのかまとめました。
健康への栄養素
にんにくに含まれる主な栄養素は、アリシン・リン・ビタミンB6・葉酸です
- アリシン:にんにくの主成分として有名なのがアリシンです。アリシンはにんにく特有のにおいの元でもあります。にんにくが滋養強壮効果があると言われているのも、アリシンがたくさん含まれているからで、疲労回復に優れたビタミンB1の吸収を促してくれます。その他にも、免疫力アップ、老化や病気の原因になる活性酸素を除去す抗酸化作用などがあり、風邪やインフルエンザの予防、コレステロールの抑制、動脈硬化予防、がん予防などさまざまな効果が期待できます。
- リン:リンはミネラルの1種で、カルシウムやマグネシウムと結合して、健康的な骨や歯を作る役割をします。その他にも、エネルギーを作り出すサポートや、神経や筋肉を正常に保つためにも欠かせない栄養素です。
- ビタミンB6:ビタミンB6は、筋肉や血液、粘膜、皮膚の生成に欠かせない栄養素です。
- 葉酸:葉酸は、赤血球の生成や、体内の細胞を修復するサポートをする栄養素です。
生にんにくとの違い
にんにくチップは熱を加えて乾燥させているので、生にんにくに比べてアリシンなどの栄養素が少し少なくなります。それでも、にんにく特有のにおいはしますし、アリシンをはじめ、そのほかの栄養素がなくなっているわけではありません。
保存が効くことや使いやすさなど、にんにくチップにするメリットもあります。
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まとめ
「にんにくチップの賞味期限や栄養素」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- にんにくチップの賞味期限は、未開封のもので3か月。手作りなら密閉容器に入れて冷蔵庫で1か月
- 日持ちさせるためには、湿気に注意
- 腐ると色の変化や苦味、辛味が出る
- にんにくチップでも生にんにくとあまり変わらない量の栄養素が摂れる
にんにくを入れると料理がおいしくなるだけでなく、栄養素もアップできます。ぜひ保存や使い勝手の良いにんにくチップを使ってみてくださいね。
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