皆さんは赤紫蘇を食べたことはありますか?赤紫蘇は直接食べたことがあるという人は少ないと思いますが、私たちの身の回りにはたくさんの赤紫蘇を使ったものがあるんですよ!
そんな赤紫蘇ですが生で食べることができるのか気になった経験はありませんか?
今回の記事では、
- 赤紫蘇って何?
- 生で食べられるの?
- 栄養は?
- 赤紫蘇シロップの作り方
これらについて解説していきたいと思います。
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目次
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赤しそとは?生で食べられる?
赤しそとは大葉(シソ)の一種で葉っぱが赤紫色のタイプのものを指します。基本的には葉が縮れているちりめんタイプの物がメジャーですが、葉っぱが縮れていない平たいタイプもあります。
通常の青いしそに比べてえぐみが強いため、あまり生で食べる事はありませんが毒性などはないため問題なく生でも食べることができます。赤紫蘇の主な使い方はしそシロップを作ってジュースにしたり、乾燥させて「ゆかり」ふりかけにしたりなど様々な使い方ができます。
梅干しと一緒につけることで梅干しのあの真っ赤な色合いを作ることもできます。あまりメジャーな食材ではありませんが私たちの身の回りの食べ物に実は赤しそがたくさん使われているということが分かっていただけたでしょうか。
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赤しそはなぜ赤いの?
赤しそが赤いのは「アントシアニン」という色素の影響です。アントシアニンはポリフェノールの一種でブルーベリーや紫芋などの野菜や果実に含まれている天然の色素です。皆さんも名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。
アントシアニンを摂取することで目の疲れを取ってくれたり目の働きを向上させたりする効果があるとされています。ではどうして赤しそにアントシアニンがたくさんついているのでしょうか。
アントシアニンは植物の防御力を高める!
赤しそはアントシアニンを葉っぱに含むことで太陽光から自分の身を守っています。光合成するために太陽光というのは必ず必要になってきますが、強すぎる太陽光の場合光合成が出来なくなる恐れがあります。人間の場合でも心地よい太陽の光と夏も厳しい太陽の光では全く違いますよね。
なのでアントシアニンのような赤紫色の濃い色を葉っぱに持たせることによって、太陽の光をアントシアニンが吸収して光合成のために必要な光の量を調節してくれています。
ちなみに赤しそだとしても、光が当たらないところで成長しているものはアントシアニンの量が多くならないので青しそと同じような見た目になるそうです。
しそに含まれるポリフェノール
赤紫蘇にはその他のポリフェノールも豊富に含まれています。赤紫蘇の色素を作っているアントシアニンだけでなく、ロズマリン、シソニンというものもあります。優秀なポリフェノールであり、以下のような効果を期待することが出来ます。
<紫蘇に含まれるポリフェノールの効果>
- 目の細胞の修復を促進
- アンチエイジング効果
- ダイエット効果
- 疲労回復効果
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赤紫蘇がもつ栄養と効果
赤しそに含まれるαリノレン酸がすごい
赤しそにはαリノレン酸という成分が豊富に含まれています。αリノレン酸は体内に吸収される時に血中の環境を改善するEPAという不飽和脂肪酸に変わります。EPAは血液をサラサラにする効果が高く、血液循環を促進してくれるため貧血を予防してくれたり免疫力を高める効果も期待できます。
<αリノレン酸の効果>
- 血流改善・血栓予防
- アレルギーの抑制
- 老化の予防
- うつ症状の軽減
- シワやたるみの予防
しその香り成分がすごい
αリノレン酸やポリフェノールの他にもしその独特の香り成分である、ペリルアルデヒドや リモネン、ピネンは抗菌作用や防腐作用がある他にも、リラックス効果、食欲の増進をサポートしてくれる作用など様々な効果効能が期待することができるといわれています。
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赤紫蘇ジュースを作ってみよう!
しそジュースは赤紫蘇シロップさえ作れば、いつでも水で割ってしそジュースにして飲むことができます。では赤しそシロップの作り方を簡単に解説していきます。
材料
<赤紫蘇シロップの材料>
- 赤しそ:300g(一袋)
- クエン酸:20g
- 砂糖: 600~800g(お好みで)
- お湯:2000ml
<作り方手順>
- 赤紫蘇はよく洗い、茎を取り除いて葉だけにする
- 鍋にお湯を入れて沸騰させてから赤紫蘇を入れて、5分ほど茹でてから葉っぱを取り出す
- 一度濾してから再び鍋に戻す
- 鍋に砂糖を加えて30分ほど煮詰める
- クエン酸を加えて冷やして完成
材料を茹でて加えるだけなのでとっても簡単に作ることができます。赤紫蘇の葉は茹でると赤色が抜けて緑色に変色していきますので、緑色になったのを確認してから取り出すようにしてください。
出来上がりの量は1L~1.5Lになります。冷ました後は保存瓶に入れるかペットボトルに移して保存するようにしましょう。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- 赤紫蘇は生で食べることができるけれどえぐみが強いのであまりお勧めされない
- 紫蘇シロップを作ったりゆかりふりかけを作るなどの使い方ができる
- 赤紫蘇にはアントシアニンや他のポリフェノールが豊富に含まれておりとても健康に良い
- αリノレン酸も非常に優秀
- 赤紫蘇シロップを作ってジュースにしてみよう!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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