サバ缶ブームにより注目されたサバですが、今回はそのサバを使用した加工品である塩サバについて紹介していきます。
塩サバについて詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
スポンサードリンク
目次
|
|
塩サバってなに?
まずは塩サバについて詳しく紹介していきます。ここではほかのサバとの違いや、塩分について見ていきましょう。
塩サバとは
塩サバは、生にはない塩気と旨味が味わえ、冷凍品なども多く出回っています。
「サバの塩焼き」は定食屋さんなどの人気メニューのひとつですが、塩サバがあればフライパンなどで焼くだけで完成します。
カルシウム、ビタミンD、DHA、EPAなど、不足しがちな栄養素が豊富に含まれています。塩がしっかり効いているため、魚独特の匂いが少なく、魚が苦手な方にもおすすめです。
旬の時期に加工しているため価格の変動が少なく、比較的手ごろな価格のものが多いのも特徴です。
他のサバとの違い
サバという同じ名前が付いていても、「生サバ」と「塩サバ」には大きな違いがあります。
まず、生サバはその名前の通り「生のサバ」であるのに対して、塩サバは塩味が付いたサバのことです。
一般的に塩サバは、旬の時期に水揚げされたサバをさばいて塩水に浸し、その後干して作られます。
塩分が多いの?
塩分濃度が低いものもありますが、一般的な塩サバの場合、半身(150g程度)に約2.7gの塩分が含まれているといわれています。
1日当たりの塩分摂取量の目安は、男性は8g未満、女性は7g未満と言われています。ほかの料理でも塩分を摂ることを考えると、塩サバの塩分が高いことがよく分かります。
「塩サバを水に浸して塩分を抜く」という調理方法もありますが、こうするとせっかくの旨味が抜けて身がパサパサになってしまうことが多く、あまりおすすめできません。
どうやって食べるの?
塩味が付いているので、焼くだけで食べられます。下味を付ける必要がなく、「竜田揚げ」などの揚げ物も簡単に作れます。
スポンサードリンク
塩サバの保存方法や保存期間
塩サバは塩分濃度が高く、冷凍品も多いため保存に向いている食材です。ここでは塩サバの保存期間や保存方法について紹介していきます。
保存期間の目安
塩サバは冷蔵保存でだと数日しか持ちません。時間が経つごとに劣化し、生臭さが強くなってパサパサになってしまいます。
冷凍で保存すると約1カ月保存可能なので、すぐに食べきらない場合はなるべく早く冷凍しましょう。
ただし、冷凍焼けにより味が落ちてしまうので、はやめに食べきるのがおすすめです。
冷凍できる?
塩サバは焼く前でも焼いた後でも冷凍保存が可能です。どちらも、しっかり密閉してなるべく早く凍らせましょう。
冷凍方法は以下の通りです。
- 焼く前の塩サバはパックから出して軽く洗い、水けを拭き取ります。焼いた後なら完全に冷ましてください。
- 一切れずつラップで包みます。
- ジップロックのような密閉できる保存袋に、重ならないように入れます。
- 空気を抜いてしっかり密閉します。
- 早く凍らせるために、金属製のトレーがあればその上に置き、なければアルミホイルに包んで冷凍庫に入れます。
- 完全に凍ったら、金属製のトレーやアルミホイルをはずしてください。
サバは臭いが強いので、他の食品に臭い移りしてしまう場合があります。気になる場合は、完全に凍った後にタッパーなどの容器に入れて臭い移りを防止しましょう。
解凍するときは?
冷凍塩サバの解凍に失敗すると、生臭さが強くなる、食感がパサパサになるなど、美味しさが半減してしまいます。
焼く前の塩サバは、冷蔵庫にうつして自然解凍・保存袋ごと氷水につけて自然解凍・冷凍のまま焼くのいずれかの方法で解凍しましょう。
冷蔵庫や氷水で解凍する際は、時間が経ちすぎてドリップが出ないよう注意して下さい。
ドリップが出ていることに気づかず放置すると、臭みが強くなってさらに味が落ちてしまいます。
解凍時間の目安は、小さな切り身で2~3時間、大きな切り身で3~5時間ほどです。時々様子をみて、中心部まで柔らかくなったら、なるべく早く焼きましょう。
焼いた後の塩サバは、冷蔵庫に移して自然解凍・電子レンジで解凍・凍ったままお弁当に入れる、のいずれかで解凍してください。
電子レンジで温めると、塩サバに含まれている水分が蒸発します。電子レンジを開けた瞬間に生臭い空気が広がるので、温めすぎないように、短時間ずつ、様子を見ながら加熱して下さい。
スポンサードリンク
塩サバおすすめレシピ
「しょっぱい」と言われることもある塩サバですが、その特徴を逆手にとって独特の塩気と旨味を生かせば、簡単に味わい深い料理ができます。
ここでは、塩サバを使ったおすすめのレシピを紹介していきます。
さっぱり揚げ
材料(2人分)
- 塩サバ切り身 1尾
- 片栗粉 大さじ3
- サラダ油 大さじ2
- いりごま 大さじ1/2
- (A)酒 大さじ1
- (A)みりん 大さじ1
- (A)おろししょうが 大さじ1/2
- (B)みりん 大さじ2
- (B)酢 大さじ1
- (B)しょうゆ 小さじ1
作り方
- 塩サバは背びれ、胸びれ、腹骨を除き、ひと口大に切ってボウルに入れ、(A)を加えてかるく混ぜ5分程おきます。
- 1の水気をきって片栗粉をまぶします。フライパンに油を中火で熱し、塩サバを入れて火が通るまで揚げ焼きします。
- フライパンの余分な油をペーパータオルでかるくふき取り、(B)を加えて全体に絡めながらさっと炒め、ごまをちらして完成です。
スポンサードリンク
パリパリ焼き
材料
- 塩サバ 半身3切れ
- 酢 大さじ1
- 醤油 大さじ1
- 片栗粉 適量
- オリーブオイル(サラダ油でも可) 適量
作り方
- 塩サバ1切れを6等分に切ります。この時、皮目についている背びれや尾びれがあれば、取り除いておきます。
- 切ったサバをビニール袋に入れて、酢、醤油を入れ、全体に回るようにします。時間があれば15分程度つけておきます。
- 焼く直前に、ビニール袋に片栗粉をサバ全体にまわる程度入れます。
- フライパンにオリーブオイルまたはサラダ油を入れて、片栗粉のついたサバを皮の方から中火程度で焼いていきます。
- 皮の面が焼けたら、ひっくり返し、カリっと両面を焼いて完成です。
まとめ
塩サバについて紹介してきましたが、いかがでしたか?塩味がすでについているため、手軽に調理できる塩サバをぜひ楽しんでみてください。
スポンサードリンク