とてもおいしそうに見える煮込みハンバーグでも、いざ食べようとしたら中身が生焼けだった!なんてことはありませんか?もう火から下ろしてしまっているし、どうすればいいか迷いますよね。そこで今回は
- 煮込みハンバーグで生焼けになる原因は?
- 生焼けのハンバーグは食中毒に注意
- 生焼けだった時の対処法
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目次
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煮込みハンバーグで生焼けになる原因は?
煮込みハンバーグが生焼けになってしまうのには、どんな原因があるのでしょうか?
煮込み時間が足りない
煮込みハンバーグの場合、ハンバーグとソースを別で調理するよりもソースに漬けて煮込んだ方が火はよく通ります。
まずはハンバーグを成形してフライパンで型崩れしない程度まで焼き、その後ソースに合わせて煮込みましょう。
こうすることで中まで火が通りやすくなりますよ。
煮込みの方法は火にかけるのでもオーブンに入れるのでもOK。自分のやりやすい方法で試してみてくださいね。
煮込む温度が低い
ソースが熱々の状態でないと肉の中までは火が通りません。
長く煮込むからとあまりに温度を低くしすぎると、ソースがしっかり熱くならずに火が肉まで届かないのです。
まずはしっかりソースを温めることから始めてください。
温度を上げてソースをしっかり煮込み、熱々の状態のものにハンバーグを入れます。火を弱めるのはそのあとです。
ハンバーグを入れてもソースが熱々の状態を保てる程度になったら弱火にし、そこから数分煮込めばハンバーグにまでしっかり火が通ると思いますよ。
ハンバーグが大きすぎる
ハンバーグを成形する際に厚くしすぎると、中心まで火が通りにくくなります。
お店によってはかなり厚みのあるものも提供されることがありますが、それらはプロの技によって調理されているので、生焼けの心配はありません。
家庭で調理する場合は厚くしすぎないのがポイント。厚さは2cm以内にすることをおすすめします。
どうしても厚くしたい場合は加熱時間を増やすなどの方法で、火の通り具合をよく確認しながら調理してくださいね。
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生焼けのハンバーグは食中毒に注意
ハンバーグの生焼けは食中毒の危険性も。どのような状態になる可能性があるのか、解説します。
食中毒症状
生焼けのハンバーグとは、ひき肉自体の色だけでなく、肉汁も赤いままの状態のことを言います。
ハンバーグを割ってみたらまだ少し赤い、でもだいたい焼けてるしちょっとくらい生焼けでも食べられるかな、とそのまま食べようとしていませんか?
ちょっと待ってください、それは危険です!
肉汁が赤い生焼けのハンバーグは、食中毒を起こす危険性があります。
生肉には食中毒の原因となる細菌が付着している可能性があり、下痢や嘔吐などの症状を引き起こしかねません。
ハンバーグの材料であるひき肉は一枚肉よりも空気に触れる面積が多くなっています。そのため、食中毒を起こす菌が増殖しやすい食材と言えるのです。
症状が出るまでの時間
食中毒が発症した場合には、食後2~3時間以降に嘔吐や下痢の症状があらわれます。
嘔吐や下痢の症状が現れたら、自己判断で服薬などをせずに早めに病院に行くことが大切です。
生焼け煮込みハンバーグの見分け方
煮込みハンバーグが生焼けかどうかの見分け方は、
- 割ってみて中身が赤い
- 中から赤い肉汁が出てくる
このどちらかの色で確認することができます。
まず一番わかりやすいのは、煮込んでいる途中で割って中身を確認すること。
中心部分を割ってみて、中の肉が赤ければまだ火が通っていません。もうしばらく様子を見ながら煮込みましょう。
しっかり火が通っていた場合、割ってしまっては残念な気がするかもしれませんが、うっかり生焼けのものを食べて食中毒を起こすくらいなら、割れたハンバーグを食べるくらいどうってことないですよね。
そのほかの方法としては、竹串などを刺して肉汁の色を確認することです。
もし中から赤みを帯びた肉汁が出てきたらまだ完全には火が通っていません。肉汁が透明になるまで加熱を続けてください。
この方法では竹串を数箇所に刺してみることがポイント。
火の通り加減は場所や肉の厚みによっても変わってくるので、その中のたった1箇所だけでは判断しきれません。
数箇所確認してそのすべてで透明な肉汁が出てこれば、安心して食べられると思いますよ。
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生焼けだった時の対処法
食べ始めたら生焼けだったことに気付いた!そんなときにできる簡単な対処法についてご紹介します。
電子レンジで加熱する
中心部がまだ生焼けだった場合、一番手軽なのは電子レンジで加熱する方法です。
このとき、長い時間一気に加熱するよりも、細かくわけて様子を見ながら加熱するのが正解です。
ハンバーグの大きさにもよりますが、お皿にハンバーグをうつして30秒程度加熱してみてください。
それでもまだ火が通っていないようなら、再度30秒加熱。様子を見つつこれを繰り返して中まで火を通します。
再度煮込む
間違いないのはこの方法です。鍋に戻して再度煮込みましょう。
煮込みハンバーグは熱々のソースが全体に絡むので、焼きハンバーグよりも火が通りやすいのが特徴です。
焼きハンバーグを作ったけれど生焼けだったという場合、あまり焼き続けるとかたくなったりしないか、心配になりますよね。
そんなときに即席でソースを作って煮込みハンバーグにアレンジする、といった方法もありますよ。
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まとめ
ハンバーグが生焼けだった場合の対処法についてご理解いただけましたか?
この記事をまとめると
- ハンバーグが生焼けになる原因は火加減、加熱時間不足、タネが大きすぎるの3種類
- ひき肉は食中毒の危険性がステーキなどより高いため、しっかり火を通す必要がある
- 食べ始めて生焼けに気付いた場合、煮込み直すかレンジで加熱するのが良い
ハンバーグを中まで焼くのは案外難しいのですが、その点煮込みハンバーグなら火が通りやすいので初心者にはおすすめです。
一度焼いてみて、それが生焼けだった場合にだけ煮込みにアレンジすることもできるので、あまり深く考えずまずは試してみてくださいね。
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