スパイスといえばエスニック料理には欠かせない食材ですが、一度にたくさん使うものでもないので家にたくさん余っているご家庭が多いのではないかと思います。
ですがスパイスの保存には実はいろいろな気をつけるべきポイントがあります。
気を付けなければカビが生えてしまったりダニが湧いてしまったり様々な状態になってしまうのです。
今回の記事では、
- スパイスの保存で気をつけるべきこと
- 冷蔵保存ができる?
- おすすめの保存方法
- ダニがわく温度・湿度
- ダニを食べてしまうとどうなるの?
- ダニが活発になる条件とは?
これらについて解説していきたいと思います。
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目次
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スパイスの保存で気をつけること
スパイスカレーやエスニック料理などを作るときに必ず必要になってくるスパイス。それだけでなくスパイスは料理全体の風味を高めてくれるとても優秀な食材です。
しかし正しく保存しないと風味や香りが飛んでしまったり変色してしまうこともあり、保存状態によってはカビや虫が湧いてしまうことも少なくありません。
ではスパイスの保存で気をつけるべきポイントをいくつか解説していきたいと思います。
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保存するときに注意するべき点
スパイスを保存する時には以下のことに注意する必要があります。
- 光
- 温度
- 湿度
スパイスは基本的に乾燥させて保存しておくものです。直射日光が当たらず温度変化の少ない風通しの良い冷暗所で保存することが大切になってきます。
さらに湿度による影響が大きい場所に置いてしまうとあっという間にカビが発生してしまいますので注意しなければなりません。
冷蔵庫はNG?オススメの保存場所は?
温度変化が少ない場所と言うと冷蔵庫の中が良いのでは?と思う方も少なくないようですが、実は冷蔵庫の中は確かに温度が一定に近い状態ではあるものの扉の開閉などで温度や湿度が変化してしまうので実はあまり向いていません。
もし冷蔵庫の中に入れて保存したいのであれば、冷蔵庫よりも冷凍庫に入れて保存するのがオススメです。
冷凍庫に入れて保存することでカビが生える心配はありませんし、虫がわくこともありません。さらに元々乾燥しているものを冷凍したからといってカチカチにこおるわけではないので解凍する手間もないというのが大きなメリットです。
調理中も注意しよう!
調理中にスパイスを使う時に気をつけなければならない点があります。それがスパイスに料理中の蒸気が入ってしまうことです。
蒸気が上がっている鍋などにスパイスの瓶を近づけてふりかけてしまうとスパイスの中に一気に水蒸気が入ってきます。そうすることによりスパイスが湿気を吸ってしまい、一気に食べやすくなってしまうので注意が必要です。
もしスパイスを使うなら、小皿に必要量を出してから使うようにしましょう。
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スパイスはコナダニに注意!
保存用の瓶を用意してスパイスを各種揃えて保存していたら、何か動くものが中に入っている!実はそういうケースはよくあります。
スパイスはある程度の辛味を持つのでなんとなく虫が湧きづらいと思いがちですが、そんなことはなく「ダニ」が湧いてしまいます。
スパイスのような乾燥した食材に繁殖するダニは様々ですが、一般的にはコナヒョウヒダニやケナガコナダニが多いようです。ハウスダストの原因物質ともなるため、室内に多く見られるダニの種類です。
ダニを食べてしまうとどうなるの?
ダニを食べてしまうとアレルギー反応を示す場合があります。これはハウスダストによるアレルギー反応と同じで、皮膚のかゆみや蕁麻疹、呼吸困難などを引き起こす場合もあります。
近年、ハウスダストのアレルギー反応がみられる患者も増えているため注意が必要です。重篤な場合はアナフィラキシーショックを引き起こし、激しい喘息や喉の腫れなどの事例も見られるようです。
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ダニがいるかどうかの見分け方
ダニは小さいため見分けることは困難に思えますよね。具体的な方法について解説していきます。
黒い食器や紙の上に小さじ一杯出してみる
ダニはとてもちいさく、さらにスパイスによってはダニと色がとても似ているため、保存容器に入れたままだと見分けることがとても困難です。そのため、黒いフライパンや食器、色付きのお皿などに小さじ1杯程度出して様子を観察しましょう。
開封後、常温保存で2週間ほどでダニが繁殖すると言われていますから、それ以上経過している場合は要注意です。
奥の方からすくうこと
ダニは奥の方に潜っている可能性も考えられます。そのためできる限り奥の方からすくってみましょう。
白い点が動けばダニが居る証拠
ダニは白色に近い色をしているため見分けることが困難ですが、近くでよく見ると、モゾモゾと粉の中で動きます。黒い鍋や色つきのお皿などに出して、少し様子を見て、動きがあるようであればダニが繁殖しています。
数匹見えた場合は、残っている粉の中にもかなり繁殖している可能性が高いため、食べないようにしましょう。
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ダニの繁殖が活発になる条件を知っておこう
ダニは「気温が25~30℃・湿度が60~80%」という条件下で繁殖しやすくなります。そのためできる限り低湿で気温が低い場所がおススメです。
開封済みのスパイスなら保存瓶や保存容器に乾燥材なども一緒に入れておくと尚良いでしょう。湿度が低くてもダニは繁殖できないため、水回りの近くにも置かないようにしましょう。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- スパイスを保存する時には光と温度と湿度に注意すること
- 冷蔵庫保存は向かない
- 冷凍保存がオススメ
- スパイスは常温保存が基本だがダニがわく可能性がある
- ダニを体の中に入れてしまうとアレルギーが出てしまう人もいる
- ダニは気温が25℃~30℃で、湿度が60~80℃で活発に繁殖することを覚えておこう
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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