スーパーで「つるむらさき」を見かけた事がある方はいらっしゃいますか?どのようにして調理したら良いか分からず、見かけても購入をためらわれている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は
- つるむらさきの特徴
- つるむらさきの旬の時期
- つるむらさきの食べ方
- つるむらさきの効果効能
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目次
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つるむらさきとは
ここでは「つるむらさき」の特徴や、旬の時期、どんな味がするのかを紹介したいと思います。
特徴
「つるむらさき」は東南アジアが原産の野菜で、紫色と緑色の品種があります。元々は日本で紫色の果実を染料として使用されてきましたが、2000年以上前から食用としても使用されるようになりました。
主に葉と茎が食用として使用され、モロヘイヤに似た独自のぬめりが特徴です。「つるむらさき」の名前の由来は、つるが紫色であるため「蔓紫(つるむらさき)」と呼ばれるようになりました。
「つるむらさきは」栄養価が高い緑黄色野菜としても注目されています。
旬の時期
最近ではハウス栽培も盛んになっていますので、収穫時期は3月~11月と長く通年スーパーなどで見かける事ができます。しかし、「つるむらさき」は暑さと湿気を好み成長するので、6~8月の夏の時期が最も美味しいと言われています。
どんな味?
味はほうれん草に似て、食べやすい夏野菜ですが、中には「土のような香りがする」と感じる方がいらっしゃいます。この土の香りも「つるむらさき」の特徴です。土の香りが苦手な方は、味付けにニンニクやごま油を使う事で気にならなくなるのでオススメです。
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つるむらさきの食べ方
「つるむらさき」は生でも食べる事ができる野菜ですが、アクが強いので茹でたり炒めたりしてアク抜きをした方が食べやすくなります。ここでは、「つるむらさき」のアク抜きの方法と、調理方法を紹介していきます。
アク抜き
「つるむらさき」は葉と茎を切り分け、沸騰させたお湯に塩を入れたら茎から茹でていきます。茎を10秒茹でたら、続けて同じ鍋に葉を入れ20秒茹でます。茎は合計30秒茹でます。
さっと茹でたらザルに上げて水気をしっかり切ってください。粗熱が取れたら水気を絞って食べやすい大きさに切ったら完成です。茹でる事で葉や茎も軟らかくなり、独自のぬめりが出て美味しく食べやすくなりますよ。
調理方法
上記の方法で「つるむらさき」を茹でたら、かつお節などを散らして、醤油やポン酢などお好みの味でお浸しを作ると調理時間も短時間でオススメです。お浸しは「つるむらさき」の独自のぬめりと相性抜群です。
「つゆむらさき」はほうれん草と似た味をしているので、卵と一緒に炒めるのも相性が良く、ご飯のおかずにもなります。また、みそ汁の具としても活用できるので、是非試してみてくださいね。
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つるむらさきの効果効能
ここでは、「つるむらさき」の栄養効果を紹介していきます。
豊富な栄養
「つるむらさき」は緑黄色野菜の中でも非常に栄養価が高い野菜です。例えば、ビタミンCやカロテン、鉄分、カルシウムなどの栄養素が豊富に含まれています。ほうれん草と比較すると、カルシウムは約3~4倍、ビタミンCは約1.2倍多く含まれているのです。
胃壁の保護・強化
「つるむらさき」の独特の粘りの正体は、山芋やオクラなどにも含まれる「ムチン」と呼ばれる栄養素です。この「ムチン」は胃壁の保護・強化に期待できるため、胃もたれや胸やけに効果抜群です。
また胃腸はもちろん、鼻などの粘膜を保護する働きがあるので胃腸の負担を軽減してくれます。「ムチン」は熱に弱い性質があるので、しっかりネバネバを出した状態で食べるのがオススメです。
免疫強化
「ムチン」の粘膜の働きを高める効果はウイルスの侵入も防いでくれ、さまざまな病気を予防する効果も期待できます。「ムチン」は喉や鼻の粘膜に含まれている成分なので、ウイルスから体を守ってくれて、風邪などの感染症にかかりにくくする効果があります。
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整腸効果
「ムチン」には腸内環境を整えてくれる働きもあります。腸管の粘膜は体の免疫機能と深い関わりがあります。
まとめ
「つるむらさきの特徴、つるむらさきの旬の時期、つるむらさきの食べ方、つるむらさきの効果効能」これらのテーマについてしょうかいさせていただきました。いかがでしたでしょうか。
この記事をまとめると
- 「つるむらさきは」栄養価が高い緑黄色野菜で、独自のぬめりが特徴
- 通年を通してスーパーで見かけるが、暑さと湿気を好む野菜のため6~8月の夏の時期が最も美味しい
- 茹でる事で葉や茎も軟らかくなり、独自のぬめりが出て美味しく食べやすくなる
- お浸しや卵炒め、みそ汁の具など、さまざまな調理法で楽しめる
- 「つるむらさき」に含まれる「ムチン」には胃壁の保護・強化、免疫強化、腸内環境を整えるなどの効果が期待できる
「つるむらさき」のネバネバには免疫を高めてくれる効果があったのですね。「つるむらさき」は、季節の変わり目で風邪を引きやすいこの時期にピッタリな食材でした。調理方法も、ほうれん草と大きく変わりませんし、調べるとレシピも多く出てきます。
今まで購入するのをためらっていた方は、この機会に是非挑戦してみてください。
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