夏の時期にピークを迎えるゴーヤは、ゴーヤチャンプルーなどの沖縄の料理で特にたくさん使われていますよね。ゴーヤには夏を乗り切るためのたくさんの栄養素が含まれてるとしてとても体によいとされています。
そんなゴーヤですがあまり馴染みのない人も多いと思いますし、実はアレルギーを引き起こす可能性もある食材であることを知らない方もいると思います。
今回の記事では、
- ゴーヤとは?
- ゴーヤアレルギーについて
- アレルギーが出た時の対処法
- ゴーヤの栄養素
これらについて解説していきたいと思います。
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ゴーヤとは?
学名 | Momordica charantia |
分類 | ウリ科 |
原産地 | 東インド、熱帯アジア |
英語名 | bitter melon |
旬の時期 | 6月〜9月 |
主な産地 | 沖縄、宮崎、鹿児島、群馬 |
にがうりの原産地は、インドを中心とした熱帯アジアやアフリカではないかと言われています。日本には中国を経由して、沖縄県に伝来しました。それから沖縄ではにがうりの栽培が本格化され、馴染みのある「ゴーヤ」として呼ばれるようになりました。
にがうりはゴツゴツとした皮が特徴的ですが、見た目によらずビタミンCを豊富に含んでいます。ビタミンCは熱に弱い栄養素ですが、ゴーヤの場合加熱しても壊れにくいというメリットがあります。
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ゴーヤでアレルギーになるの?
非常に栄養素に優れたゴーヤですが、ゴーヤでもアレルギーを引き起こす可能性はあります。そしてゴーヤのアレルギーは子供か大人かにかかわらず突然発症することもあります。毎日たくさんのゴーヤを食べていたらある日突然ゴーヤアレルギーになってしまったということも十分に考えられるのです。
ゴーヤはウリ科の野菜なのでウリ科のものにアレルギーがある方はゴーヤに対してアレルギーが生じてしまう可能性が十分に考えられます。これはウリ科の野菜はタンパク質の構造がとても似ているからです。
次はゴーヤでアレルギーが生じた場合どのような症状が出るのかについて見ていきましょう。
ゴーヤアレルギーの症状
ゴーヤアレルギーでは色々な症状が出る可能性があります。
- 蕁麻疹
- 口のかゆみ
- 口の中の腫れ
- 口の中の違和感
- 腹痛
- 下痢
- 嘔吐
- 頭痛
基本的にはこのような症状が出ることが多いのですが、アレルギーというのは本当に様々な症状が出てくるというのが特徴です。どのような症状が出てもおかしくないと思っておいた方が良いでしょう。
いかにアレルギーで引き起こされる可能性のある症状をわかりやすくまとめた表がありますのでご参照ください。
ゴーヤでアレルギーが出た場合の対処法
もしゴーヤを食べた後にアレルギー症状が出た場合は、まずはしっかりと体調を確認してください。すぐに治る場合がほとんどなのですが一部悪化してしまう方もいますので、悪化しそう・怪しいなと思ったタイミングですぐに医療機関を受診するようにしましょう。あまりに急激に悪くなった場合は救急車を呼ぶこともためらわないでください。
このように言うとゴーヤのアレルギーはかなり症状がきついのでは?と思ってしまう方がいるかも知れませんが、基本的にはゴーヤアレルギーというのは症状が少なくそもそも発症することが稀である食材です。
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ゴーヤは栄養の宝箱!
ゴーヤのビタミンCの含有量はピーマンとほぼ同量で、豊富に含まれています。その他にも食物繊維や独特の成分である苦味成分モモルデシンという成分を含んでいるのも特徴です。
- ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
- 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。
- 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。
ビタミンCは様々な食品に含まれているもののどうしてもすぐに体外に排出されてしまうので不足しがちな栄養素でもあります。
特に夏場はエネルギーが枯渇しがちなのでビタミンCをしっかりと摂取しておかないとあっという間に栄養不足になってしまいますので、ゴーヤを食べてこの暑い日本の夏を乗り切りましょう!
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- ゴーヤはたくさんの苦味成分を持つのでにがうりとも呼ばれている
- ビタミンCが豊富でとても体によい
- ゴーヤを食べる事でアレルギーを生じてしまう人もいる
- ゴーヤアレルギーは悪化しづらいが、様子がおかしいと思ったらすぐに医療機関に相談しよう
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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