腐ったおにぎりを食べた時の対処方法とは?見分け方や保存方法は?

ぎゅっと詰まったつやつやのごはんを頬張ると、日本人で良かった、と思わず笑みがこぼれてしまうおにぎり。最近では「おにぎりダイエット」なるものもテレビで紹介されたりして、一躍注目を集めています。お弁当に持ち歩くことも多いおにぎり、ですが暑い時期に気になるのは腐敗や安全性ですよね。そこで今回は、

  • おにぎりは腐るとどうなる?
  • おにぎりが腐りやすい状況
  • おにぎりを傷みにくくするには?
についてご紹介させていただきます。

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おにぎりは腐るとどうなる?

まずはおにぎり、実際に腐るとどうなるのか、見ていきましょう。

傷んだときの見分け方は?

おにぎりが傷んでいるときには、においや見た目にも変化が表れます。

【におい】

  • 酸っぱいような臭いがする
  • ツンとした刺激臭を感じる

【見た目や感触】

  • 米がふやけたようにべちゃっとしている
  • 持つとねちゃっとした粘つきを感じる
  • 米同士が糸を引くような感じがある

【味】

  • 舌にぴりぴりとした刺激を感じる
  • 酸味がある
  • 苦味がある

このような変化が見られたら腐敗が始まっているサイン!残念ですが、食べずに廃棄するようにしましょう。

手作りのおにぎりはどれぐらい日持ちする?

お弁当の定番ですが、手作りのおにぎりの日持ちはおよそ12時間、半日程度と考えてください。この期限、 清潔な環境や手指、及び調理器具を用いて作られたものをきちんと包装し、10℃以下の低温で保存した場合。保存する際の温度や状況によっては、これよりも短くなります ので注意が必要です。

市販のおにぎりの消費期限は?

市販のおにぎりの消費期限は、 作ったものをそのまま店頭に並べられるスーパーでは大体2日、店頭に並ぶまでに輸送を要するコンビニ等では1日程度に設定 されています。

特にコンビニのおにぎりは、何月何日の何時まで、と細かく期限を設けてあるものがほとんど。もちろん、期限を1分過ぎたからといってすぐに食べられなくなるわけではありません。

ですが購入してから食べるまでの保管温度や湿度など、 環境によって劣化が早くなる可能性があるのは、市販品でも手作りでも同様。期限内であっても、夏場などは見た目や味に異変が無いか、十分チェックしてから食べる ようにしましょう。

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おにぎりが腐りやすい状況

たとえ消費期限内であっても、保管環境によっては腐敗が早まるとお話しました。実際にはどんなことに気をつければよいのでしょうか。

食品が腐る理由

食中毒予防の三大原則をご存知でしょうか。「菌をつけない、増やさない、やっつける」です。

食品が腐るということは、付着した菌が食品に含まれるたんぱく質を分解し、人間にとって害のある成分を生み出すということ。つまり、この菌が付着しやすい、増えやすい状況が、おにぎりが腐りやすい状況と言えます。

素手で握る

人の手には、通常時でも様々な菌が常在しています。その数はおよそ1兆個とも。もちろん、その全てが悪影響を及ぼす菌ではありません。人が生きていくために必要な菌も多く、私たちは菌と共存していると言っても過言ではありません。

ですが、食品に付着することで、腐敗や食中毒の原因となる菌が存在することも事実。素手で握ったおにぎりは、菌の付着する可能性が高い分、腐りやすくなってしまいます。

湿気や温度

腐敗や食中毒の原因となる菌のほとんどは、人の体温に近い、35~40℃で最も活発に増殖します。また、湿気を好むものも多く、気温が上がり始め、湿度が高くなる梅雨時期に食中毒が増えるのはこのためです。

保冷剤や保冷バッグなどを上手に活用して菌の繁殖を防ぎましょう。

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おにぎりを傷みにくくするには?

傷みや腐敗が気にはなっても、お子様のお弁当や通勤のお供に。手軽に用意ができるおにぎりは強い味方ですよね。次はそんなおにぎりを傷みにくくする方法について、ご紹介します。

素手で握らない

まず大切なのは、腐敗の原因となる菌をおにぎりに付けないこと!清潔な環境で調理するのはもちろん、ラップやナイロン手袋を通して握る、などの方法で、素手で直接触らないようにすることが大切です。

炊き立てのごはんを使う

当然ですが、炊いたごはんを長時間保温しておくと、ごはんそのものが劣化したり、菌が増殖する恐れがあります。なるべく炊き立てのごはんを使って、熱いうちに握ってしまうのがおすすめです。

具材にも注意!

何が出てくるかお楽しみ、というのはおにぎりの醍醐味ですが、暑い時期には中に入れる具材にも気をつけたいところ。定番のマヨネーズで和えたものや、生の明太子などは非常に腐りやすい具材、夏場はNGと覚えておきましょう。また、混ぜご飯チャーハンなども傷みやすいので避けてください。

逆に傷みにくい具材、NO1は何と言っても梅干し!塩分濃度が高く、さらに梅干し自体に防腐効果もあるため、夏場はおすすめの食材です。海苔の代わりに大葉を巻くのもおすすめ!大葉に含まれる殺菌作用で傷みにくくなります。ただし、水分はしっかり取り除いてから巻くようにしてください。

傷みやすい具材・・・マヨネーズで和えたもの、しらすや明太子などの生もの、炊き込みご飯など

傷みにくい具材・・・梅干し、おかか、昆布の佃煮、大葉など

調理器具にも注意を

直接触れないように、と気をつけていても意外な落とし穴となるのが調理器具です。おにぎりであれば、炊飯器からご飯を取る際のしゃもじボウル、具材を取り分けるスプーンは清潔でしょうか?

使いまわしは菌が付着する原因に!ちょっと面倒ですが、夏場は特に調理器具の使い分けにも気を遣うようにしましょう。

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まとめ

いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • おにぎりが腐ると見た目やにおい、味にも変化が!消費期限内であっても異変があれば食べるのはやめておこう
  • 腐敗や食中毒の原因菌を防ぐには湿度や温度管理が大切!高温多湿になる梅雨時期は特に気をつけて!保冷アイテムも活用しよう
  • おにぎりを傷みにくくするには「菌をつけない、増やさない、やっつける」がポイント!素手で直接触れるのは避け、腐りにくい具合を選んで!調理器具の清潔さにも気を遣おう

用意するのも食べるのも手軽なおにぎりは、忙しいときにも重宝!暑い時期でもできれば活用したいですよね。具材や調理の工夫で傷みにくさはぐんとアップ!ツナマヨが大好きな筆者ですが、ちょっとお休みしておいしい梅干しを買ってこようと思います。皆様もぜひ、暑い時期を乗り切るお気に入りの具材を探してみてくださいね!

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