料理の決め手はダシであり、ダシを使うことで料理が変わってくることを知っていますか?しかし、本格的に出汁を取るのは面倒だと思って、ダシを使わないこともあるでしょう。そんな時に手軽にダシが使える「味の素のほんだし」はとても便利です。
- 味の素のほんだしとは
- 味の素のほんだしの上手な使い方
- 味の素のほんだしってどのくらい種類があるのか
便利な味の素のほんだしの使い方などを紹介していきます。
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目次
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味の素のほんだしとは何?
画像出典:味の素ほんだし(味の素株式会社)
味の素のほんだしといわれた時に、料理をしている人でなくても調味用であると分かるほど、誰もが知っています。
味の素のほんだしはどこが作っている?
味の素のほんだしは「味の素株式会社」で製造販売されている和風だしです。香り・コク・味わいに優れた3種類のかつお節を使用しています。
できた歴史
味の素のほんだしは、古くから愛されている調味料ですが、販売されたのは1970年に発売され、50年以上使われ続けています。
だしを取ることは必要ですが、時間がかかるもの。当時は高度経済成長の真っただ中で、女性の社会進出も増えてきた頃で、家事にかける時間の短縮が必要とされていたといいます。
ニーズに応えるべく登場した味の素のほんだしは、味のクオリティを下げることなく料理の短縮に一役買っています。毎朝忙しい時間に味噌汁がおいしい!それは作り手の愛情と味の素のほんだしが理由なのです。
何でできているの?
味の素のほんだしの原材料はかつおです。かつおと砂糖類、アミノ酸などの調味料が使われています。かつおも3種類の燻し分けたものを使用し、香り・コク・味わいを出しています。
味の素のほんだしの栄養素(1gあたり)
- エネルギー:2.4kcal
- タンパク質:0.27g
- 脂質:0~0.1g
- 炭水化物:0.30g
- 食塩相当量:0.40g
- カリウム:2.0mg
- リン:2.6mg
- ヨウ素:0mg
かつおだしにはうま味成分(グルタミン酸とイノシン酸)が含まれているので、深い味わいとうま味を感じる事ができるのです。
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味の素のほんだしの使い方
うま味成分と香り・コク・味わいによって作られる味の素ほんだしですが、よりおいしく使うためにはどうすれば良いでしょうか?
使うメリット
ほんだしなどのだしを使わない人もいますが、だしには以下のような効果があります。
- 料理の深みを出す
- 塩分を減らすことができる
- グルタミン酸が食べ過ぎ防止になる
- 血流を改善できる
- 疲労回復の効果がある
などたくさんのメリットがあります。
使用量はどれぐらい?
だしはたくさん使えば味が良くなると思ってしまいますが、適量で味もうま味も引き出すことが可能です。
- 味噌汁であれば、水またはお湯300mlに対して小さじ3/2(2g)
- 炊き込みご飯であれば、米1合に小さじ1強(4g)
- 炒めものは、2人前程度であれば小さじ1強(4g)
今まで使っている量よりも少なめだと思う人もいるはずです。少ない量でも十分おいしさを味わえるのが味の素のほんだしになります。
摂取し過ぎると体に悪い?
少なくても十分料理などに使えるのが、味の素のほんだしですが、摂り過ぎはよくないのでしょうか?味の素のほんだしは摂りすぎると体に悪影響があるなどというのをネットで見たことがある人もいると思いますが、結論からいうと味の素のほんだしは体に悪影響はありません。
化学調味料なので、体に悪いと思う人もいるはずですが、成分は体に悪影響を与える成分はありませんので、安心して使用できます。
ただし、味の素のほんだしには塩分が含まれているので、塩分の摂り過ぎを気にしている人は減塩タイプなどのほんだしを使うと良いでしょう。
味の素のほんだしの1日の使用量に制限はありませんが、1日の必要な塩分量が1.5g(日本人の生活に配慮した塩分量は7~8g)なので、1日の塩分量と共に使用量を決める必要があります。
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味の素のほんだしの商品いろいろ
一番の定番「ほんだし」
定番だしである「ほんだし」は3種類の燻し方が異なるかつお節を使用して作られています。香り高く一番おいしい和風だしの素であり、あらゆる料理に使うことができます。湿気に強い顆粒タイプです。
毎日カルシウム・ほんだし
ほんだしでカルシウムも摂取できるのが「毎日カルシウム・ほんだし」です。深入りされたかつお節を使用し、かつおの中骨から作られたカルシウムだしが入っています。味噌汁1杯で約50mgのカルシウムが簡単に取れるほんだしになります。
お塩控えめの・ほんだし
日本人は塩分の多い食事が多いため、塩分の摂り過ぎを気にする人もたくさんいます。ほんだし1gには0.40gの塩分が含まれています。
できればほんだしも減塩タイプにしたいという人には「お塩控えめのほんだし」がおすすめです。ほんだしのおいしさそのままで塩分を60%カットしています。
ほんだし・焼きあごだし
ほんだしはかつおのみで作られていますが、こちらのほんだしは炭火であぶった焼きあごが使われています。甘く香ばしい味わいで、うどんやおでんなどに使うとコクと香りを味わうことができます。
ほんだし・カツオとこんぶのあわせだし
こちらは、かつおとこんぶの合わせだしです。かつおのうま味成分(イノシン酸)とこんぶのうま味成分(グルタミン酸)を合わせることで、うま味の相乗効果により飛躍的にうまみが強まります。豊かな香りとまろやかな味わいが特徴です。
ほんだし・こんぶだし
ほんだしは、かつおだしだけではなくこんぶだしも販売されています。こんぶは北海道産のこんぶを使用し、くせがなくまろやかなだしになります。こんぶのうま味成分(グルタミン酸)はおすましや炊き込みご飯、浅漬けなどにぴったりです。
ほんだし・いりこだし
だしとしてつかわれるものに「いりこ」があります。ほんだしにもいりこだしがあり、国産イワシを使用したいりこだしです。濃厚な魚介の風味といりこならではの甘く豊かな香りが特徴です。
ほんだし・濃厚だし
ほんだし・濃厚だしは
- かつお荒節
- かつお本枯れ節
- 焼きあご
- さば枯れ節
- 昆布
- 椎茸
が使われており、贅沢で豊かな味わいが特徴です。だしパックタイプなので、出汁を取った後の中身を炒めてふりかけのように食べることもできます。
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まとめ
味の素ほんだしについて紹介しました。
この記事をまとめると
- 味の素のほんだしとは顆粒和風だし
- 料理にうま味を加え、料理の味を引き立てることができる
- 味の素のほんだしはかつおだしいがいにも減塩・焼きあご・こんぶなどの種類があり、料理に合わせてだしが選べる
日本人が愛するうま味せいぶんがたっぷりな味の素のほんだしは、味噌汁などのだしに使うだけではなく、あらゆる料理に使用することができます。だしを取るのは大変とは思わずに、味の素のほんだしを使い、気軽においしい料理を作りましょう。