トロピカルフルーツと聞くと何を思い浮かべますか?パイナップルにマンゴー、おやつや朝食におなじみのバナナも、実はトロピカルフルーツの仲間。熱帯や亜熱帯を原産とする果物を総称して、トロピカルフルーツと呼ぶんです。ちなみに、英語でもtropical fluitsだそうですよ。中でもマンゴーは、とろっと甘く濃厚な味わいが世界的にも大人気!そこで今回は、
- マンゴーってどんな果物?
- 他には何がある?マンゴーに似た果物
- トロピカルフルーツの旬と保存期間
- マンゴーに似てる?「ポポー」とは
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目次
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マンゴーってどんな果物?
輸入物だけでなく、国産のマンゴーも随分多くのスーパーで見かけるようになりました。トロピカルフルーツの定番とも言えるマンゴーとは、改めてどのような果物なのでしょうか。
トロピカルフルーツの一種
トロピカルフルーツは、直訳で「熱帯産果実」。その名の通り、南北回帰線に挟まれた熱帯や亜熱帯を原産とする果物です。
マンゴーもそのひとつ。ですが、実はこのマンゴー、黄色い果皮のペリカンマンゴーや、国産の高級品でも馴染みの深いアップルマンゴー、さらには緑色のキーツマンゴーなど、その種類はなんと何千種にも上ります。
果物の王様と言えばドリアンですが、芳醇な香りと甘味、まったりとした舌触りのマンゴーは、「果物の女王」としても呼び声が高いトロピカルフルーツです。
主な栽培地
世界的にも人気のマンゴー、その年間生産量は約4,300万トンと言われています。国別でみると、最も多いのがインド、次いで中国、タイと続きます。
日本でも宮崎県の特産、「太陽のタマゴ」を筆頭に、沖縄県や鹿児島県で多く栽培されているマンゴー。その生産量は1990年代から比べてもおよそ2倍になっているそうです。人気の程が伺えますね。
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他には何がある?マンゴーに似た果物
一言でトロピカルフルーツといっても、その種類は多種多様。マンゴーに似た果物はあるのでしょうか。
パッションフルーツ
深い紫色の果皮を割ると、種のような独特な、鮮やかな黄色の果実が詰まっているパッションフルーツは、南米を原産とするトロピカルフルーツです。
爽やかな酸味が特徴で、スイーツのソースとしてもよく目にしますよね。甘く芳醇な香りも持ち味。トケイソウ科のつる性植物で、最近ではグリーンカーテンとしての人気も高まっています。
パパイヤ
エスニック料理でも定番のパパイヤは、ダイエットに効果があるとして、一躍人気となったトロピカルフルーツです。メキシコやインドを原産とするパパイヤ科の植物で、マンゴーやパッションフルーツに比べると香りも少なく、あっさりとした味わいです。
ダイエット効果として話題になったのは、未成熟のパパイヤに含まれるパパイン酵素。酵素としては非常に珍しく、三大栄養素であるたんぱく質、脂質、炭水化物の全てを分解するパワーが注目されました。
現在では、パパイン酵素の配合されているサプリメントや化粧品も多く販売されていますが、実は国内でも生産されているパパイヤ。生の青パパイヤを見かけたら、ぜひ1度、サラダやお漬物でフレッシュな酵素を摂り入れてみてはいかがでしょうか。
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トロピカルフルーツの旬と保存期間
輸入物や冷凍のものと、比較的年中出回っているトロピカルフルーツですが、やはり旬に収穫されたフレッシュなものがおいしいのは当然のこと。ここからはトロピカルフルーツの旬や、保存期間について見ていきましょう。
国産物は主に夏場、輸入物は国にあわせて
ここまでご紹介してきたマンゴーやパパイヤ、パッションフルーツなどは、初夏から夏にかけてが国産物の最盛期!甘味もたっぷり乗って香りも良いものが出回ります。価格も比較的お手頃になりますので、どうせならこの時期に味わっておきたいですね。
輸入物は一年を通して店頭に並びますが、国によって旬の時期が異なります。日本と同じ北半球のインドや台湾産のものは、初夏から夏にかけて。南半球に属するオーストラリアやブラジル産のトロピカルフルーツは、秋から冬場にかけておいしくなります。購入の際は目安にしてみてください。
熱帯や亜熱帯原産のトロピカルフルーツは、夏に旬を迎えるイメージが強いですよね。ですが、中には冬場においしくなるトロピカルフルーツも存在します。緑色のごつごつとした見た目が目を引く「アテモヤ」はその代表格。見た目からは想像もつかない、アイスクリームのようなクリーミーな甘さに驚くこと請け合いです。日本では、まだあまり一般的ではありませんが、見かけたらぜひご賞味ください!
保存は冷蔵庫で1週間程度
トロピカルフルーツの保存期間は冷蔵庫で1週間程度。乾燥に弱いので、ポリ袋やジップロックに入れてから野菜室で保存してください。
冷やし過ぎると甘さがあまり感じられなくなることも。食べる少し前に冷蔵庫から出しておくのがおすすめです。
バナナを常温で置いておくと甘くなりますよね。これは追熟によるもの。バナナに限らず、トロピカルフルーツは常温で追熟させることで、より甘さや香りが引き立つものがほとんどです。果皮の状態や香りの強さなどで食べごろをしっかり見極めてから冷蔵庫に移すようにすると、おいしさを充分に楽しめますよ!
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マンゴーに似てる?「ポポー」とは
「ポポー」という名前をお聞きになったことがあるでしょうか?マンゴーに似たトロピカルフルーツなのだそう。筆者は見たことも聞いたこともありませんでした。
日本には明治時代には既に登場し、戦後は広く栽培されていたそう。ですが、いつの間にかその数を減らし、今では「幻の果実」と言われることもあるそうです。ここからは幻の果実、ポポーに迫っていきましょう。
インディアンに親しまれるフルーツ
北米原産のバンレイシ科の植物、ポポー。原産地では、ネイティブアメリカン、いわゆるインディアンの人たちに多く栽培され、親しまれてきました。
害虫や寒さに強く、比較的容易に栽培できることから、日本でも親しまれてきました。ですが果実としての見た目が悪く、また、多く実をつけても熟して食べられるものが少ない、などの理由から、段々と廃れていったと考えられています。現在でも愛媛県の一部では、盛んに栽培されているそうですよ。
味や栄養は?ポポーの口コミ
見た目はアケビに似た黒ずんだ様子ですが、中は鮮やかな黄色の実に黒い種が並ぶポポー。ビタミンCを多く含む他、マグネシウムや鉄分、カリウムなどのミネラルもバランスよく含んでいます。
熟したものは、 トロピカルフルーツ特有の甘く芳醇な香りが強く、ナイロンで包装されていても漂うほど だそう。実際に食べた方の口コミには、「驚くほど甘い」、「バナナとマンゴー、パイナップルを混ぜたような味」と、強い甘さに驚く声が多く見られます。
中には、「ドリアンっぽい香りで苦手」という口コミも。比較的好き嫌いが分かれるトロピカルフルーツの中でも、ひと癖ある味わいということでしょうか。生産、流通共に量が少ないので、見かけたらラッキーかもしれませんね。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- トロピカルフルーツの1種、マンゴーはアジア諸国で栽培され、世界的に大人気!
- 爽やかな酸味と鮮やかな見た目で人気のパッションフルーツに、ダイエット効果も話題となったパパイヤ!国産のトロピカルフルーツにも様々な種類が登場!
- 国産のトロピカルフルーツは主に夏場が旬!輸入物は北半球産か、南半球産かで時期が異なるので要チェック!保存は追熟後、ポリ袋にいれて冷蔵庫の野菜室で1週間を目安に
- 幻の果実、「ポポー」は北米原産のトロピカルフルーツ!濃厚な甘みは見かけたらお試しの価値あり!
トロピカルフルーツにこんなに種類があるなんて!特に、驚くほど甘いと言われるポポーが俄然気になってしまいます。幻と言われるほど希少な果物、愛媛に旅行へ行く際は、ポポーの旬を狙って行くのもあり!?これからおいしくなる国産のトロピカルフルーツ、皆様もぜひご堪能ください。
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