味噌汁を夜に作って次の日の朝に飲んでも大丈夫?常温何時間で腐る?

味噌汁は和食料理に欠かせない料理ですが、一度に飲みきれずに保存した経験はありませんか?

一般的に味噌汁に入れる大豆製品や野菜などの具材は、日持ちしないため、作ってから長期保存することはできません。

そこで、衛生的な状態で美味しく食べるためにも、正しい保存方法と保存期間を知ることが大切です。

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そこで今回は、

 

  • 味噌汁は常温で何時間放置して大丈夫?
  • 味噌汁が腐ったらどうなる?
  • 味噌汁の保存方法

 

これらのテーマについて紹介いたします。

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味噌汁は常温で何時間放置して大丈夫?



一般的に、食品の保存方法には常温、冷蔵、冷凍の3つの方法があります。常温保存をする場合、具材を一度加熱調理をしているとはいえ、特に夏場には食中毒を招く危険性が高まります。

安全性と美味しさを保ったまま食べるには、どのくらいの時間であれば常温で保存しても良いのでしょうか?

最長2時間

味噌汁には豆腐や油揚げなどの大豆製品や野菜など、傷みやすい食品が沢山入っています。

食品中の細菌は、常温の状態で2〜3時間程度放置すると一気に繁殖し、食中毒を招く危険性が高まります。

逆に10℃以下の冷蔵で保存した場合は増殖スピードが遅れ、−15℃以下では繁殖しなくなります。

常温保存をする場合は、調理後火を止めてから2時間を目安に、極力常温保存を避け、冷蔵・冷凍保存をして召し上がってください。

衛生面の問題だけではなく、食材の風味を損なわないためにも、調理当日または翌日までには食べ切ることをお勧めします。

それ以上放置するとどうなる?

先ほど、常温保存の場合は2時間程度が限度だとお話ししましたが、それ以上放置するとどうなるのでしょうか?

まず一番の問題としては、腐ってしまったり、食中毒を発症する可能性を高める危険性があるということです。

そして、味噌独特の風味や味わいも落ちてしまいやすくなります。そこで最近「味噌玉」という、味噌を入れる直前までの過程で作った、味噌汁の元を活用している家庭も多いようです。

味噌汁は、味噌を入れることで傷みのスピードも早まるため、味噌玉を活用することで、比較的長期保存が可能になり、いざ調理をする際にも手間がかからずお勧めです。

夜作った味噌汁を次の日の朝に飲むのは?

残ってしまった味噌汁は、翌日も飲むことは可能です。しかし、翌日に前日の夜に作った味噌汁を翌日の朝に食べる場合は、直前に必ず加熱をしてから食べるようにしましょう。

大抵の細菌は75℃以上で1分間加熱をすれば、食中毒の原因菌を死滅させることができます。

しかし、ノロウィルスなど一部ウィルスは、高温で加熱をしても死滅しない細菌もいるので、不安な場合には沸騰するまで温めても良いでしょう。

ただ味噌汁を沸騰させると味が濃くなり、傷みやすくもなるので注意が必要です。

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味噌汁が腐ったらどうなる?



味噌汁は長期保存に向かない料理だということがわかりましたね。では、保存していた味噌

汁が腐っていると判断する際に、どのように確認すればよいのでしょうか?

腐っているかどうか確認する際に役立つ3項目についてご紹介します。



匂い

まず嗅覚で判断する方法があります。味噌汁に限らず、長く保存していたら酸っぱい匂いがしたなんていう経験はありませんか?

味噌汁も同様、腐っている場合にはツンッとした酸っぱい匂いを感じます。匂いに異変がある場合は、飲まずに処分するようにしましょう。

次に味で判断する方法です。見た目や匂いを嗅いでも確認できなかった場合にのみ試してみてください。

一度加熱をした状態で味見をし、酸っぱさを感じた場合は腐っている可能性が高いと言えるでしょう。

見た目

最後に視覚で判断する方法です。味噌汁は常温の状態で腐っているか判断するのは難しいでしょう。

その為、一度火にかけて状態で、汁に粘り気やとろみがあるかを確認するようにしましょう。

また、表面に白い膜(産膜酵母)が張っている場合にも腐っている可能性が高いので、食べずに処分しましょう。

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味噌汁の保存方法



冷蔵庫

味噌汁を保存する場合には、冷蔵・冷凍保存がお勧めです。

味噌汁は非常に傷みやすい料理なので、それぞれの正しい保存方法を確認して、衛生的な状態で保存するようにしてくださいね。

冷蔵

味噌汁の具にもよりますが、冷蔵保存をする場合の保存期間は2〜4日程度です。

冷蔵庫内で保存する場合は、鍋からタッパーなどの蓋付きの容器に移し替えて、できるだけ空気に触れないようにしましょう。

冷凍

冷凍庫で保存する場合、一般的に菌は−15℃以下では繁殖しなくなる為、常温や冷蔵保存よりも長く約1週間程度保存することができます。

しかし、味噌汁の具材は傷みやすい食材が多いので、なるべく早く食べ切ることをお勧めします。

また保存期間が長くなった場合には、食べる前に必ず見た目やニオイに異変がないか確認してから食べるようにしましょう。

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まとめ

「味噌汁を夜に作って次の日の朝に飲んでも大丈夫?常温何時間で腐る?」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

 

この記事をまとめると

  • 味噌汁の常温放置は2時間が限度
  • 味噌汁を冷蔵で保存した場合、2〜4日が限度
  • 味噌汁の冷凍で保存した場合、1週間程度が限度
  • 味噌汁の状態は見た目、匂い、味で判断することができる
  • 味噌汁を保存する際には、タッパー等に移し替えて冷蔵・冷凍保管をする

 

衛生面、美味しさの観点から考えると、調理後すぐに飲むようにするか、冷蔵保存をしてなるべく早く飲むことがお勧めです。

保存期間が長くないので、1回に作る量を少なめに設定し、様々な味わいの味噌汁を作ってみてくださいね。



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