みなさんは「ぼたんこしょう」と呼ばれる野菜をご存じでしょうか?コショウと名がついていますから、名前の通りコショウのような実なのかと思った方も多いでしょうが、実は違います。
今回は、ボタンコショウとはどのような野菜なのか、どのような食べ方をするとおいしく食べることができるのか、ボタンコショウにはどのような栄養素が含まれているのかといったことについて解説していきます。今回紹介していくテーマは、
- ぼたんこしょうとは?
- ぼたんこしょうの食べ方
- ぼたんこしょうの栄養は?
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
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目次
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ぼたんこしょうとは?
ぼたんこしょうとはどのような野菜なのでしょうか?どこの地域の野菜なのか、実際の味はどのようなものなのか、詳しく紹介していきます。
信州の伝統野菜
ぼたんこしょうとは長野県の北信州の山間部や、中越地域の冷涼な地域で栽培される野菜です。信州の伝統野菜として古くから馴染みのある野菜の一つですよ。ナス科のトウガラシ属のため、ピーマンとそっくりの野菜と言われています。
ピーマンにそっくり
ぼたんこしょうとは唐辛子の種類の一つで、見た目はほぼピーマンと言っても過言ではないでしょう。ずんぐりむっくりの丸い形と緑の色合いはまさにピーマンそのものです。
通常トウガラシというと夏の暑い時期に栽培されるものですが、ぼたんこしょうは冷涼気孔を好むため、長野県でも上部に位置する北信州の地域では、古くから栽培されてきた野菜と言われています。
強烈な辛味を持つ
ボタンコショウの特徴は何と言ってもその「辛さ」です。ピーマンだと思ってパクパク食べると大変な思いをします!その辛さを利用して唐辛子味噌を作ったり、醤油漬けなどをすることもあるようですよ。
果肉は甘い
ぼたんこしょうはとても辛いというイメージがありますが、実はそうとも限りません。形によっては甘味の強いものも収穫できるようです。
「形がいびつな物ほど辛い!」と言われており、ピーマンのような綺麗な形をしている場合は甘味が強い場合もあります。ごつごつとした見た目のぼたんこしょうはとても辛いようですよ。購入する際の参考にしましょう!
なぜ牡丹こしょうと言われるの?
そもそもボタンコショウとはどうしてそのような名前が付けられたのでしょうか?ボタンコショウは、上から見ると牡丹の花のように見えるため「ぼたん」という名前が使用され、その辛さから「こしょう」と名付けられ、「ぼたんこしょう」になりました。
ちなみに見た目はほぼピーマンなのですが、唯一違う点は先端に深い溝がある所だそうです。
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ぼたんこしょうの食べ方
ぼたんこしょうはあまり流通しないため、食べ方もあまり浸透していませんよね。ぼたんこしょうはどのような方法で食べると美味しいのでしょうか?詳しく紹介していきます。
ぼたんこしょう味噌
ボタンコショウの定番の食べ方といえば「こしょうみそ」です。ぼたんこしょうの佃煮のようなもので、甘辛い味噌はおにぎりに塗ったり、白ご飯に乗せるだけでグングン食が進みます。
作り方は簡単で、ボタンコショウをみじん切りにして、味噌・砂糖を入れて弱火で混ぜながら煮詰めるだけです。作っている最中に湯気が目にしみるため注意しましょう。
ぼたんこしょうのソテー
ぼたんこしょうの旨味をダイレクトに感じるのであればソテーもおススメです。シンプルに焼いて塩などを付けて食べる方法が一番美味しいと、生産者の方も言うほどです。トースターなどで焼く方法もおススメのようです。
ぼたんこしょうやたら
「やたら」とは生野菜のふりかけのことで、ぼたんこしょうが収穫できる時期に、一緒に畑で収穫できる野菜をみじん切りにした食べ物です。
使用する野菜は夏野菜で、キュウリやナス、ミョウガや大葉といったものがよく使用されるようです。季節感のある郷土料理で美味しそうですね♪
ぼたんこしょうの佃煮
ぼたんこしょうは佃煮にしてもとても美味しいです。みりん・醤油・酒を使用して煮詰めるだけのシンプルな料理ですが、ぼたんこしょうの辛味や甘味を感じることができる料理です。
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ぼたんこしょうの栄養は?
ぼたんこしょうに含まれる栄養素について紹介していきます。ぼたんこしょうを食べるとどのような効能が期待できるのでしょうか?
栄養
ぼたんこしょうはナス科トウガラシ属のため、含まれる栄養素もピーマンやししとうなどとほぼ同じです。具体的な栄養素は、
- ビタミンE
- ビタミンC
- 食物繊維
などです。ビタミンは抗酸化作用が期待できるため、美容の為にぼたんこしょうを食べるのも良いかもしれませんね♪
効果
ぼたんこしょうを食べることによって得られる効能は、
- 抗酸化作用
- 血流をよくする
- 動脈硬化の予防
- 美肌効果
- 免疫力向上
などです。特にビタミンが豊富に含まれているという特徴があります。
まとめ
今回はぼたんこしょうの食べ方や特徴、含まれる栄養素などについて解説していきました。
この記事をまとめると
- ぼたんこしょうは長野県の伝統野菜
- 見た目はピーマンにそっくりだが強い辛味を伴う
- 煮たり焼いたり様々な調理方法で食べることができる
いかがでしたか?ボタンコショウの食べ方や特徴について少しでも知識が深まったのであれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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