身近な野菜として食べられることが多く、家庭菜園などでも人気なトマト。その中でも「ミニトマト」「プチトマト」は皆さんよく食べているはずです。どちらも小さなトマトですが、ミニトマトとプチトマトの違いをご存じですか?
- ミニトマトとプチトマトは違うもの?
- トマトの成分と栄養素
- プチトマトは買えないらしい?
- ミニトマトの育て方
身近な存在であるミニトマトとプチトマトについて詳しく紹介していきます。
スポンサードリンク
目次
|
|
ミニトマトとプチトマトの違い
ミニトマトとプチトマト、同じものではないかと思っている人もいるはずです。実際には違いはあるのでしょうか?
ミニトマトとは
ミニトマトとプチトマトは同じようですが異なります。ミニトマトは「10~20g程度の小さなトマトの総称」になります。
トマトには4つの種類があり
- 大玉トマト
- 中玉(ミディ)トマト
- ミニトマト
- マイクロトマト
その中の1つがミニトマトです。
プチトマトとは
プチトマトはトマトの種類ではありません。ではプチトマトって何?と思われるでしょう。プチトマトは「トマトの品種名」になります。
トマトの商品名で「アイコ」や「桃太郎」などの名前を聞いたことはありませんか?
プチトマトは品種名=商品名になります。プチトマトとミニトマトは同じものだと思われがちですが、プチトマトは小さなトマト全てを指しているわけではありません。
スポンサードリンク
トマトの主な成分・栄養素
「トマトが赤くなれば医者が青くなる」などといわれるように、トマトは健康に良い成分が多いといわれています。
リコピン
リコピンは、トマトやすいかなどに含まれている赤い色の色素です。トマトのリコピンは強い抗酸化作用があり、アンチエイジング効果が期待されるビタミンとなります。
リコピンの抗酸化作用はカロテンの2倍、ビタミンEの100倍と優れているのです。リコピンの効果はそれだけではなく、悪玉コレステロールの数値を下げる作用もあります。動脈硬化・がん予防の効果も期待できます。
βカロテン
βカロテンは、緑黄色野菜に多く含まれる抗酸化力を持つ栄養素です。体内で必要に応じてビタミンAに変換されるので、ビタミンAとしての効果も期待できます。
美肌効果や体の成長を促進させる効果があるので、女性や子供に摂取してほしい栄養素です。トマトはβカロテン・リコピンだけではなく、さまざまな栄養素がバランスよく含まれているので、積極的に食べてほしい食材です。
スポンサードリンク
プチトマトはもう買えない?
最近プチトマトを見かけない気がします。プチトマトはいったいどこへ行ってしまったのでしょうか?
現在販売終了している
驚くかもしれませんが、実はプチトマトは販売が終了されています。
プチトマトが販売されたころは小さいトマトは珍しかったのですが、今現在ミニトマトの品種はたくさんあります。甘いミニトマトが出てきたことで人気が低下し、プチトマトは平成19年に販売が終了されたそうです。
しかし、プチトマトは人気と知名度があったので、いまだにミニトマトのことをプチトマトと呼ぶ人がたくさんいます。これが、プチトマトをミニトマトだと思う人が多い理由なのです。
ミニトマトで代用可能
ミニトマトの1つであるプチトマトなので、プチトマトとしてミニトマトを使用することが可能です。ミニトマトには甘い種類もとても多いので、代用するのであればあまり甘くない品種を使うと、よりプチトマトらしい味を感じられます。
スポンサードリンク
ミニトマトの育て方
小学校でも授業で育てているミニトマトですが、上手な育て方とポイントなどについて紹介していきます。
種の植え方
ミニトマトの種まきの時期は3~4月トマトの発芽するための必要な温度は20~30℃。3~4月はまだ寒い日も多く、気温が安定していないので、室内で管理をして昼間は日当たりの良い場所で日に当てるようにしましょう。
逆に夜は気温が下がり過ぎてしまうので、窓辺などから離れた場所に移動させるようにします。発芽温度を一定にさせることで、4日~1週間ほどでミニトマトが発芽します。
水やりの仕方
ミニトマトは水やりなどの管理が必要です。発芽するまではミニトマトを乾燥させないように、土の表面が乾いたら水やりをします。
発芽後も土の表面が乾いたらたっぷり水を与えてください。水を与えすぎると根腐れなどを起こしてしまうことあるので、水やりには細心の注意が必要です。
まとめ
ミニトマトとプチトマトの違いと、ミニトマトの育て方について紹介しました。
この記事をまとめると
- ミニトマトはトマトの種類であり、プチトマトはトマトの品種名
- トマトにはリコピンとβカロチンが豊富で抗酸化作用や美肌効果などがある
- プチトマトは既に販売終了しており、ミニトマトで代用されている
- ミニトマトの種まきの時期は3~4月、水やりに注意をしながら育てます
ミニトマトとプチトマトを同じだと思う人も多いですが、実際には別物であり、ミニトマトの種類の1つがプチトマトです。プチトマトの味を知る人は、他のミニトマトの味では満足いかないかもしれませんが、他のミニトマトもとてもおいしいです。
家庭での栽培も簡単なので、ぜひ自宅でミニトマトを育ててみましょう。