野菜で常温保存可能な一覧|葉物野菜・キャベツは?冬と夏の場合は?虫は?

みずみずしくて色とりどりの野菜たち。野菜の種類によって適切な保存方法は異なるものの、中には常温で保存することが可能な野菜も存在します。

  • 常温保存可能な野菜を知る
  • 常温保存できない野菜にはどんなものがある?
  • 野菜の上手な常温保存方法は?

今回は、こちらについて詳しく解説していきます。

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常温保存可能な野菜

まずは常温で保存することが可能な野菜を解説していきます。

夏野菜(トマト・きゅうり等)

夏野菜のなかでも特に日常的に食べる機会の多いトマトやきゅうり。

日頃から冷蔵庫に入れて保存する人も多いこれらの夏野菜ですが、実は冷蔵庫に入れて保存することで冷やしすぎてしまい、以下のようなリスクが発生することがあります。

  • トマトの甘みが失われてしまう
  • 水っぽくなることで美味しさが損なわれる

トマトやきゅうりが持つ本来の美味しさを味わうためには、直射日光を避けて風通しの良い場所での常温保存がおすすめです。

一年を通じて常温保存しても良い?
ただし、猛暑など気温が30℃を超える季節においては、常温保存することが逆に野菜の品質劣化を招いてしまうこともあります。そのため、7月〜9月の間は冷蔵庫内の野菜室などで保存するとより安全です。

イモ類(じゃがいも・さつまいも等)

じゃがいもやさつまいもなど、土の中で育つ野菜もまた、冷暗所での常温保存がおすすめです。特にじゃがいもは直射日光を浴びることで光合成を行いますが、その際にじゃがいもの芽が出てくることがあります。

実は、このじゃがいもの芽にはソラニンと呼ばれる天然の毒素が含まれています。じゃがいもの芽を一定量以上摂取することで、食後20分後ぐらいから以下の症状を引き起こすことがあります。

  • 嘔吐
  • 激しい腹痛
  • 下痢
  • 幻覚症状

万が一、発芽したじゃがいもを食べて上記のような症状を発症した場合は、ただちに病院を受診して石の診断を仰ぐようにしましょう。

また、家庭内に冷暗所がない場合は、ダンボールに入れたじゃがいもの上に新聞紙などを被せて直射日光から守ってあげるだけでも大きな効果がありますよ。

根菜(玉ねぎ・しょうが等)

玉ねぎを代表とする根菜類も同様に常温保存が可能な野菜です。ただし、一度皮を剥いてしまったものやカットしてしまった根菜類は、断面が空気に触れることで品質劣化速度が急激に速くなります。

そのような場合は、断面をラップでしっかり覆った後冷蔵庫で保存するようにしましょう。

かぼちゃ

他の野菜と比べると、非常に大きいかぼちゃ。まるまる1個の状態であれば、常温保存することが可能です。ただし、玉ねぎなどと同様にカットした状態のものは過度に外気に触れないように冷蔵庫での保存をおすすめします。

保存期間の一覧

いろいろな野菜が常温保存可能なことを解説しましたが、具体的にどのくらいの期間常温保存することが出来るのかを一覧にまとめました。

野菜種別 常温での保存期間 注意点
夏野菜類 1週間程度 夏場は常温は避ける
イモ類 3〜4ヶ月程度 芽に毒が含まれているため直射日光を避ける
根菜類 1〜3ヶ月程度 カットしたものは冷蔵庫で保存する
かぼちゃ 1〜2ヶ月程度 カットしたものは冷蔵庫で保存する

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常温保存できない野菜

野菜の中には常温での保存が難しいものも存在します。ここでは保存方法が異なる野菜類について解説します。

葉物野菜

キャベツや小松菜などの葉物野菜は、他の野菜と比べると痛みやすい特徴を持っています。そのため、季節を問わず野菜室での保存がおすすめです。

キノコ類

しいたけやしめじなど、キノコ類は常温に長く置いてしまうとカビが生えやすい特徴を持っています。そのため、スーパーなどで購入したキノコ類は速やかに冷蔵庫内で保存することがおすすめです。

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上手な常温保存の方法は?

保存・日持ち

新聞紙が便利

全般的に、野菜は乾燥と直射日光が大の苦手です。そのため、野菜を丸ごと新聞紙で包んであげることで直射日光を遮ることが可能です。特にじゃがいもを新聞紙で包むことで無用な発芽を防ぐ効果もありますよ。

虫を防ぐには?

強い匂いを持つ玉ねぎなどは、ゴキブリなどの虫を引き寄せてしまうことがあります。そのため、ネットなどを用意して高い場所に吊るしてあげると虫が付くことを防ぐことが出来ますよ。ビニール袋と違い通気性も優れているため保存性もバッチリです。

夏は冷蔵がおすすめ

7月から9月までの猛暑の時期は、室温が30℃近くまで上昇することもありますよね。高温多湿は野菜の鮮度を低下させてしまうため、たとえ通気性の良い冷暗所であっても夏の時期だけは冷蔵庫内での保存がおすすめです。

冷蔵する際の保存方法

野菜を冷蔵庫で保存する際は以下の手順がオススメです。

  1. 野菜表面に水分が付着している場合はキッチンペーパーで拭き取る
  2. 断面のある野菜はラップ掛けや新聞紙で包み込む
  3. 冷蔵庫内の野菜室に速やかに保存する
ポイント
なるべく冷蔵庫の扉の開閉回数を減らしてあげることで温度変化が少なくなるため、野菜を長持ちさせることが出来ます。

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まとめ

 

この記事をまとめると

  • 夏野菜や根菜などは、直射日光の当たらない冷暗所で常温保存することで美味しさを長持ちサせることが可能
  • 葉物野菜やキノコ類は常温保存することにリスクがあるため購入後は速やかに冷蔵保存がおすすめ
  • 野菜を常温保存する場合は、野菜の特性に合わせた保存方法を取ることで虫がつくことや過度な乾燥を防止出来る

いかがだったでしょうか。

新鮮な野菜は、美味しい状態で食べることが栄養面から見ても大切です。野菜ごとの正しい保存方法をしっかりと知ることで、より美味しく野菜を楽しみましょう。

この記事が皆さんの参考になれば幸いです。

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