甘味が強く、そのまま食べるだけではなく加工品としてもおいしい果物であるマンゴー。大好きな人も多いはずです。しかし、マンゴーの食べ過ぎは太ってしまうという話を聞いたことがありませんか?
- マンゴーを食べ過ぎるとどうなるのか?
- マンゴーの栄養素
- マンゴーでアレルギーになる?
マンゴーが体に悪い・食べ過ぎが太るという理由と、アレルギーを起こす原因について、詳しく紹介していきます。
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目次
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マンゴーの食べ過ぎは良くないのか
マンゴーの食べ過ぎはどうして良くないのでしょうか?その理由を詳しく説明します。
カロリーが高い
まず、マンゴーはカロリーが高い食品です。100gあたりカロリーは64kcal、バナナなどよりも高い食品とはいえませんが、高めのカロリーとなっています。
ちなみにマンゴー1個の重さは以下の通りです。
- Sサイズ 約180g
- Mサイズ 約275g
- Lサイズ 約330g
になります。
目安としてご利用ください。
高FODMAP食品である
FODMAPという言葉を聞いたことはありますか?
FODMAPとは
- F…fermentable:発酵性の糖質
- O…oligosaccharides:オリゴ糖(フルクタン、ガラクトオリゴ糖)
- D…disaccharides:二糖類(ラクトース)
- M…monosaccharides:単糖類(フルクトース)
- And
- P…polyols:ポリオール(ソルビトール、マンニトール、イソマルト、キシリトール、グリセロール)
の頭文字を取った言葉です。
上記の含まれている食品を食べることで、下痢や便秘、腹痛といった症状を引き起こすことがあり、マンゴーは高FODMAP食品なので、食べ過ぎには注意が必要であるといわれています。
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マンゴーの成分・栄養素
高FODMAP食品であり、食べ過ぎには注意が必要なマンゴーですが、マンゴーにはどのような成分や栄養素が含まれているのでしょうか?
ビタミンが豊富
マンゴーの栄養素の中で注目されるのが、ビタミンになります。
100gあたり
- ビタミンE:1.8mg
- ビタミンB6:0.13mg
- 葉酸:84μg
この中で特に葉酸は、マンゴー100gで1日の葉酸摂取量の35%を摂ることが可能です。葉酸は赤血球の生産を助け、細胞の生産や再生を助ける栄養素になります。
果物はビタミン類が豊富というイメージもありますが、マンゴーも同様にビタミンが豊富になります。
βカロテンが体に良い
そしてビタミンと共に注目したいのが、βカロテンです。βカロテンは動脈硬化を予防したり、老化やがんの発生に対して効果があるといわれています。
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ドライマンゴーは平気?
ここまで生のマンゴーについて紹介してきましたが、マンゴーにはドライマンゴーもあります。ドライマンゴーであれば大丈夫なのでしょうか?
生のマンゴーより注意
みずみずしいマンゴーを乾燥させたのがドライマンゴーになります。ドライマンゴーはおいしさをぎゅっと凝縮させていますが、甘さのわりにカロリーが控えめであるなどというウワサもあります。
実際には、ドライマンゴー一切れ(だいたい6~8gが平均です)が、約25kcalです。10切れを食べたとすれば250kcalとなり、ハンバーガー1個のカロリーと同じです。意外とカロリーが高いことに気がつきます。
そんなに食べないと思うかもしれませんが、袋入りのドライマンゴーは100g前後の量で売られていることが多く、半分くらいはすぐに食べ切れる量です。食べ過ぎないように注意がひつようになります。
食べ方次第で効果的な食材
ドライマンゴーを食べる場合、1日60~100kcalが適量とされています。3~4切れくらいになるので、食べ過ぎないように注意をしましょう。
ドライマンゴーは糖質も高いので、食べる時には水で少しだけ戻すようにしてください。やわらかくなり表面に砂糖がまぶされているドライマンゴーは砂糖が落ちるので、糖質も減り噛みやすくなります。
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マンゴーでアレルギーになる理由
意外と感じるかもしれませんが、マンゴーでアレルギーを起こす人もいます。マンゴーのどの部分がアレルギーを起こす原因となるのでしょうか?詳しく説明していきます。
植物アレルギーの人は要注意
実はマンゴーはアレルギーを起こしやすく、うるし科の植物であるため、漆の成分である「ウルシオール」に近い「カルドール」や「マンゴール」という成分が被れを引き起こす原因になります。
マンゴーアレルギーといい、マンゴーの果皮の部分に多く含まれるカルドールが、アレルギーを引き起こしてしまうのです。マンゴーの他にも、カシューナッツやピスタチオなどにも含まれているので注意をしましょう。
症状としては
- 口の中がピリピリする
- 唇が痒くなる
- 喉がイガイガする
- 皮膚の発疹・かぶれ
- 目や鼻のかゆみ
- 下痢・嘔吐
- 気管支喘息
などの症状があります。
花粉症の人も注意が必要
うるし科の植物でアレルギーを起こす人だけではなく、花粉症の人もマンゴーを食べる時には注意が必要です。マンゴーを食べて、花粉症の時のような症状または先に紹介したマンゴーアレルギーの症状などが見られた時は、食べるのをやめましょう。
酷い症状の時には皮膚科やアレルギー科などで診察を受けるようにしてください。
まとめ
マンゴーの食べ過ぎによる問題点、マンゴーは太りやすくアレルギーを起こす可能性があることについて紹介しました。
この記事をまとめると
- マンゴーはカロリーが高く、脂質も多いので食べ過ぎると太りやすい
- マンゴー1個で約120~200kcalとなり、カロリーは高め
- 高FODMAP食品で下痢や腹痛を起こしやすい
- マンゴーによるアレルギー「マンゴーアレルギー」を引き起こす可能性がある
食べ過ぎると太りやすく、マンゴーアレルギーを引き起こす可能性があるマンゴーですが、ビタミンが豊富でβカロテンも多く含まれているので、適量を食べることで脈硬化を予防する効果があります。
適量を食べるようにしていきましょう。