赤紫蘇はどれくらい日持ちする?日が経つにつれ風味が抜ける!レシピも

初夏が旬の赤紫蘇には、梅干しや塩漬け、シロップなど、保存がきく調理方法が色々ありますよね。枝や袋に詰められて販売されていますが、生のままでは日持ちしないのに量が多くて保存方法に悩む人も多いのではないでしょうか。赤紫蘇を長持ちさせる最適な保存方法があれば知りたいですよね。この記事では、

  • 赤紫蘇はどれくらい日持ちする?
  • 保存方法
  • 赤紫蘇の食べ方
これらのテーマについて紹介いたします。

赤紫蘇はどれくらい日持ちする?

枝付きの赤紫蘇を購入したら、枝から葉を一枚ずつ摘み取っておきましょう。赤紫蘇は生のままでは日持ちしないので、葉の部分を冷蔵保存するのが基本です。ここでは、赤紫蘇の保存期間の目安などを紹介します。

保存期間の目安

赤紫蘇は冷蔵で1〜2週間ほど、冷凍で1か月ほど保存可能です。雑菌などが混入するとカビが生えて腐敗に繋がる可能性があります。しっかり消毒した保存容器や調理器具を使いましょう。

冷蔵保存が基本

赤紫蘇を保存するには5〜8℃が最適な温度です。しっかり消毒した瓶などの保存容器に水を少し張り、赤紫蘇の茎の部分が水に浸かるよう立てて入れます。容器に入れて密封し、冷蔵庫で保存しましょう。

日が経つにつれ風味が抜ける

赤紫蘇特有の爽やかな香りは、時間の経過とともに香りが抜けてしまいます。風味を楽しむためにもできるだけ早めに使うのがおすすめです。赤紫蘇の葉の裏側には特有の香りを出す部分があるので、傷つけないよう丁寧に扱うことが大切です。購入後はすぐに塩漬けやシロップにして保存しましょう。

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保存方法

赤紫蘇は冷蔵・冷凍保存が可能です。保存してから時間が経つと色素や香り、栄養分が失われていくので、なるべく鮮度のよいうちに使い切るのがおすすめです。ここでは、赤紫蘇の保存方法について紹介していきます。

常温保存の場合

赤紫蘇は生のままでは常温保存に向かず、すぐに傷み始めてしまいます。日持ちさせるなら冷蔵庫での保管がおすすめです。

冷蔵保存の場合

1枚ずつ摘み取った赤紫蘇の葉を丁寧に水洗いして、しっかりと水気を拭き取ります。殺菌消毒した瓶などの容器に水を入れ、洗った赤紫蘇の茎の部分が水に浸かるようにします。蓋をして密閉し、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。保存している間、徐々にβカロテンやビタミンB2が減少してしまいます。鮮やかな赤い色も抜けてしまうので、できるだけ早めに使い切りましょう。

冷凍保存の場合

赤紫蘇の葉を洗って水気を拭き取ったあと、重ならないように1枚ずつラップやキッチンペーパーで包みます。それらをまとめてフリーザーバックに入れて空気を抜き、密封してから冷凍庫に入れて保存します。この時、アルミトレイの上にのせて冷凍庫に入れると冷えやすくなります。なるべく薄く平らに広げて保存しましょう。冷凍期間が長いと赤紫蘇に含まれるポリフェノールの色味が悪くなる場合があります。赤紫蘇の鮮やかな赤色を生かす料理に使う際は、なるべく早めに使うようにしましょう。

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赤紫蘇の食べ方

和製ハーブとも呼ばれる赤紫蘇には、アレルギー症状を緩和したり、抗菌・防腐作用があります。薬膳では、体を温め気血をめぐらせるともいわれています。

刺身のツマや薬味などで頻繁に使われる青紫蘇と違い、赤紫蘇を生で食べるのは一般的ではありません。ここでは、赤紫蘇の食べ方を紹介します。

初夏のみしか出回らない

全国各地で作られている赤紫蘇の旬は初夏です。赤紫蘇は梅干し作りの材料として需要が高いため、梅干しを漬け込む時期に合わせて出荷されます。市場に出回るのは6月から7月中旬ころに限られます。

おかずやジュースでスッキリ

赤紫蘇といえば梅干しと一緒に漬け込むのがおなじみですよね。梅干し以外にも、乾燥させてふりかけにしたり塩漬けにする方法もあります。赤紫蘇は青紫蘇と違い、生のままではアクが強すぎて食べにくいですが、天ぷらなどの揚げ物にすると美味しく食べられます。

おすすめは赤紫蘇ジュースにして飲む方法です。鮮やかな色が美しく爽やかな風味でスッキリするだけでなく、様々な効能が期待できます。

赤紫蘇ジュースの効能

  • 疲れ目の回復や視力の向上
  • 疲労回復・夏バテ防止
  • 食欲促進効果
  • アレルギーの予防
  • 美肌効果
  • 整腸作用
  • デトックス効果

暑さで食欲が落ちてしまうことの多い夏場に活躍してくれる飲み物ですね!赤紫蘇ジュースは製氷皿で凍らせて食べたり、ゼラチンを加えてゼリーにアレンジしても美味しいですよ。

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まとめ

赤紫蘇の保存や食べ方について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

この記事をまとめると

  • 赤紫蘇は購入してからそのままにしておくと日持ちしないため、冷蔵庫での保存がおすすめ
  • 赤紫蘇の保存期間は冷蔵で1〜2週間ほど、冷凍で1か月ほど
  • 赤紫蘇は冷蔵・冷凍保存できる、清潔な保存容器を使用すること
  • 栄養豊富な赤紫蘇は出回るのは初夏のみ
  • 赤紫蘇は、梅干し・ふりかけ・塩漬け・天ぷらなど揚げ物して食べる方法がある
  • 赤紫蘇ジュースは美味しいだけでなく、美容や健康に良い効能がたくさん

漢方薬にも使用される赤紫蘇には、体に取り入れたい栄養がたっぷり含まれています。赤紫蘇シロップや赤紫蘇の塩漬けを作っておけば、何かと使えて便利ですよ。初夏が旬の赤紫蘇の保存食作りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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