妊娠中の食事には食べても良いもの・控えた方が良いものがありますが、“黒豆茶”は妊婦さんでも飲めるのでしょうか?カフェインの有無や、黒豆茶の効果について着目しました。それでは、
- 黒豆茶は妊娠中におすすめな理由
- ノンカフェイン?
- 含まれる成分と効果
- 飲み過ぎによる副作用は?
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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黒豆茶は妊娠中でも飲める?
黒豆茶とは、黒豆を乾燥させたものを焙煎したお茶です。味は香ばしさの中に黒豆の甘さがあります。
妊娠中には控えた方が良い食べ物や飲み物がありますが、 黒豆茶は妊娠中でも安心して飲めるお茶 です。飲み物にはカフェインの問題がありますが。黒豆茶には含まれていないのでしょうか?
ノンカフェイン?
妊娠中は、カフェインを含む飲み物は控えた方が良いとされています。カフェインは、妊娠中に摂取するとこのようなリスクがあると言われているからです。
- お腹の張り・早産・流産のリスクを高める
- 胎児に運ばれる血液や栄養が減り低体重・低酸素の原因となる
黒豆茶についてですが、『黒豆茶にカフェインは含まれていません』!ノンカフェインなので、妊娠中だけではなく授乳中のママでも安心して飲むことができます。黒豆茶には、どんな成分と効果があるのでしょうか?
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黒豆茶の成分と効果
栄養成分
黒豆茶には、ポリフェノールや大豆イソフラボン、アントシアニン、たんぱく質といった成分が含まれています。
- たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
- ポリフェノール:ポリフェノールは、植物に含まれている成分で苦味や色素の成分で、5000種類ほど存在していると言われており、その種類ごとに特徴ある健康効果を持つ栄養素です。共通点はとても強い抗酸化作用を持ち、活性酸素の除去や体の酸化による老化に関わる病気の予防に役立つ栄養素です。
- アントシアニン:アントシアニンは天然に存在する色素の一種です。赤紫の色のキャベツやナス、ブルーベリーと言った紫色の果物や野菜に多く含まれています。代表的な健康効果は、視力に関わる眼精疲労の解消効果やメタボ解消の力があります。
- 大豆イソフラボン:大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと類似した構造を持ち、エストロゲンに結合して作用します。特に、女性ホルモンのエストロゲンが減っていくことで起こる更年期障害の改善や骨粗鬆症の改善効果があります。また、普段から摂取すると肌を綺麗にする、PMSの予防にも繋がります。
効果効能
黒豆茶を飲むことで、このような効果が期待できます。
- 整腸作用・便秘解消
- 美肌効果
- むくみ解消・予防
- 冷え性改善
妊娠中の冷えは良くないと言われますが、黒豆茶には冷え性を予防して体を温める効果があります。
また、妊娠中はホルモンバランスの関係で便秘になりやすいものですが、黒豆茶には整腸作用があるのでオススメです。腸内環境が良くなることで、美肌効果も期待することができます。
一つ注意したいのが、これら黒豆茶の効果は、長時間持続しないのが難点です。そのため、まとめて飲まず1日の中で定期的に飲むと効果的です。
朝・昼・晩と小まめに飲むことで効果を持続できる!
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黒豆茶の飲み過ぎによる副作用
黒豆茶には体に嬉しい効果が複数ありますが、体質や体調によっては下記のような症状が起こると言われています。
- 下痢
- 腹痛
これらの症状は、過剰摂取した時に起こることが多いようです。食物繊維が含まれることが原因ですが、1日の摂取量目安カップ3〜4杯よりも飲み過ぎなければ心配はないでしょう。
妊娠中に飲めるおすすめハーブティー
妊婦さんでも安心して飲めるハーブティーには、どんなものがあるのでしょうか?副作用や危険性がなく、カフェインも含まれていないハーブティーはこちらです。
ルイボスティー
ルイボスティーには抗酸化作用があり、アンチエイジングに効果があると言われるハーブティーです。味は少々特有ですが、鉄分や亜鉛など妊娠中に不足しがちな栄養素も含まれています。
ローズヒップティー
ローズヒップティーは酸味の強いハーブティーで、ビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは鉄分の吸収率を上げる働きがあるため、妊娠中に起こりやすい貧血予防にも効果的です。
つわり中には酸っぱい味が欲しくなることが多いので、酸味あるローズヒップティーはオススメです。
詳しくはこの記事をチェック!
ラズベリーリーフティーには安産効果も
ラズベリーリーフティーとは、名前の通りラズベリーの葉でできたお茶のことです。日本ではそこまで馴染みがありませんが、ハーブティーが日常的に飲まれているヨーロッパでは、何千年も前からラズベリーリーフティーが妊婦さんに用いられています。
ラズベリーのフルーツティーとは異なるもので、栄養としてはビタミンB・C・E、鉄分・ポリフェノール・マグネシウム・マンガンなどが含まれています。ノンカフェインなので安心して飲むことができるお茶です◎
ラズベリーリーフティーが妊婦さんに効果的と言われる理由には、“フレグナリン”という成分が 子宮や骨盤周りの筋肉に働きかけて分娩を楽にする働きがある ためです。
安産のためのハーブティーとして飲まれており、実際に妊娠8ヶ月以降にラズベリーリーフティーを飲んだ妊婦さんは、飲まなかった妊婦さんと比べてお産がズムーズにいったという結果が出ているそうです。
分娩をスムーズにする効果のあるラズベリーリーフティーですが、飲んでもいい時期が決められています。
ラズベリーリーフティーは妊娠8ヶ月以降から!
というのも、ラズベリーリーフティーには子宮収縮作用があると言われています。妊娠初期〜中期は流産率・早産率が高いため、控えるようにしましょう。
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妊娠中に食べたい食材・控えたい食材・食べてはいけない食材60選まとめ
妊娠中にどの食材を食べればよいのか?どの食材を控えれば良いのか?というのは非常に気になるところです。代表的な60食材でまとめました。
妊娠中に積極的に摂りたい食材
妊娠中に積極的に摂りたい食材には、どんなものがあるのでしょうか?その食材が含む、妊娠中に摂りたい栄養素とあわせてチェックしてみましょう!
- 豚肉 …たんぱく質+ビタミンB群
- 鶏肉 …たんぱく質
- 牛肉 …たんぱく質+鉄+亜鉛
- 青魚 …DHA・EPA
- 鮭 …たんぱく質+ビタミンB6+ビタミンD
- ぶり …鉄
- かつお…鉄
- 白身魚…たんぱく質
- 貝類 …鉄+亜鉛
- 桜エビ…カルシウム
- 卵 …たんぱく質
- ブロッコリー…葉酸+カリウム
- 青菜 …葉酸+鉄+カリウム+カルシウム
- ヨーグルト …たんぱく質+カルシウム
- 納豆 …葉酸+ビタミンE
- 大豆(大豆製品) …たんぱく質+鉄+ビタミンE+カルシウム
- いちご …葉酸
- アボカド …ビタミンE+カリウム
- トウモロコシ …葉酸+ビタミンE
- グリーンアスパラガス …葉酸
- 枝豆 …葉酸
- そら豆 …葉酸
- トマト …カリウム
- もずく …ミネラル+食物繊維
- きのこ …食物繊維+ビタミンD
- 切り干し大根 …食物繊維
- もち麦 …食物繊維
妊娠前から必要と言われている葉酸やビタミン類、妊娠中に不足しがちな食物繊維やカルシウムなどのミネラル類を補える食材には、上記のようなものがあります。
これらの食材を妊娠中の食事にバランス良く加えることで、ママの体や胎児の発育に良い効果をもたらします。妊娠中は食べ物の嗜好が変化することもありますが、できる範囲で色々な食材を食べるようにしましょう!
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妊娠中に少量に控えたい食材
妊娠中の食事は栄養素のバランスが大切ですが、中には控えておくべき食べ物がいくつかあります。食中毒リスクや、食べると胎盤を通じて胎児に届き、成長に悪影響を及ぼすものなど様々です。妊娠中に控えたい食材について、確認していきましょう。
食中毒や感染症のリスクのあるもの
- お刺身
- 生卵
- ローストビーフ
- 生ハム
- ナチュラルチーズ
- 肉・魚のパテ
メチル水銀を含むもの
- 金目鯛:1回80gを週に1度まで
- メカジキ :1回80gを週に1度まで
- メバチマグロ:1回80gを週に1度まで
- 本マグロ:1回80gを週に1度まで
- エッチュウバイ貝:1回80gを週に1度まで
- くじら:1回80gを週に1度まで
- きだい:1回80gを週に2度まで
- インドマグロ:1回80gを週に2度まで
- マカジキ:1回80gを週に2度まで
- くろむつ:1回80gを週に2度まで
ヨウ素・ヒ素を含む食べ物
- 昆布 :1日1回少量
- ひじき:小鉢2杯程度を週に2度まで
カフェインを含む飲み物
カフェインを含む主な飲み物と、100mlあたりのカフェイン量は下記となります。
- コーヒー …約60mg
- 紅茶 …約30mg
- 緑茶 …約20mg
- ほうじ茶 …約20mg
- ウーロン茶 …約20mg
- ココア …約10mg
糖分を多く含むお菓子やジュース
糖分を多く含むお菓子や、甘いジュースなども妊娠中には控えたい食べ物です。甘いものを過剰摂取することで、妊娠前は糖尿病を持っていなくても妊娠期間中に糖尿病を発症することがあり、『妊娠糖尿病』と呼ばれています。
より多くの栄養を胎児に与えようとする体の自然な働きと考えられていますが、妊娠糖尿病になると胎児に合併症が出る危険性があります。
ビタミンAを多く含む食べ物(妊娠初期)
“動物性ビタミンA”を妊娠初期に摂取し過ぎると、胎児の形成異常の原因となると言われています。ビタミンAを多く含む食べ物には、下記のようなものがあります。
- レバー
- うなぎ
- あなご
塩分を多く含む食べ物
妊娠中に塩分を過剰摂取すると、『妊娠高血圧症候群』という病気になることもあります。この病気を発症する確率は、妊婦さん20人に対し1人と言われており、妊娠中の食生活が原因で引き起こされます。
妊娠34週(妊娠9ヶ月)未満で引き起こした場合は重症化リスクが高く、胎児発育不全(赤ちゃんが育たない)・常位胎盤早期剥離(赤ちゃんに酸素が届かない)・胎児機能不全(赤ちゃんの状態悪化)となる可能性があります。酷い場合は胎児の命に関わることもあるので、食事には注意が必要なのです。
妊娠中に食べてはいけない食べもの
- 生肉(ローストビーフ・ユッケ・馬刺し・お刺身・パテなど)
- アルコール
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まとめ
この記事をまとめると
- 黒豆茶はノンカフェインなので妊娠中・授乳中でも安心して飲むことができる
- 効果には、美肌・整腸作用・冷え性改善などがある
黒豆茶はノンカフェインでポリフェノールやアントシアニンが豊富なので、妊婦さんでも安心して飲むことができます。美容にも効果的なので、ぜひ取り入れてみましょう。
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