お安く買えて家計に優しい鶏胸肉ですが、パサパサとした食感が苦手という方もいらっしゃいますよね。そんな鶏胸肉をプリプリに仕上げてくれる、「ブライン液」というものをみなさんはご存知ですか?今回は、
- ブライン液とは
- 漬け込み時間
- ブライン液とソミュール液の違い
スポンサードリンク
目次
|
|
ブライン液とは
ブライン液とは、パサパサな鶏胸肉がまるで魔法のようにプリップリに仕上がる液のことです。鶏胸肉はお肉の中でも比較的お値段が安いですが、鳥もも肉と比べるとパサパサしていてジューシーさにかける印象ですよね。そんな鶏胸肉がプリップリに仕上がってくれるのなら、家計費を節約しつつおいしく食べることができてまさに一石二鳥!ぜひ試してみたいところですよね。以下にブライン液について詳しく記載させていただきますので、よろしければ読んで参考にしてみてください。
塩と水と砂糖で出来た液
先ほども説明した通り、あのパサパサの鶏胸肉がプリップリになるという、なんとも魔法のようなブライン液ですが、材料は至ってシンプル!なんと、塩と水と砂糖だけでできてしまうんです!
様々な料理に使える
ブライン液を使ってプリプリジューシーに仕上げた鶏胸肉は、さまざまな料理に使うことができます。
ソミュール液との違い
先ほどももう下げた通り、ブライン液とは塩と水と砂糖を混ぜたもののことを言いますが、ソミュール液とは、塩・砂糖・水の他にも香辛料を加えた液のことを言います。香辛料を加えることによって、オリジナルの深い味わいを楽しむことができます。また、塩分濃度にも違いがあって、ブライン液の塩分濃度は5%ほどですが、ソミュール液の塩分濃度は10〜30%ほどになっています。
スポンサードリンク
ブライン液の作り方
とっても便利で、材料もご家庭によくあるもので作れるとなれば、ブライン液を作ってみたくなりますよね!ブライン液の作り方を以下でご紹介させていただきますので、よろしければ参考にしてみてください。
材料は水と砂糖と塩
先ほども申し上げた通り、ソミュール液とは違い、ブライン液の材料は水と砂糖と塩だけです。
手順
- 水100ミリリットルと塩5グラム・砂糖5グラムを用意します。(ブライン液の量は、ブライン液に漬け込みたいお肉の大きさに合わせて調整しましょう。)
- 1で用意した材料をボウルに入れて混ぜたら完成です。
スポンサードリンク
ブライン液の使い方
それではここからは、ブライン液の作り方について記載させていただきます。
塩分濃度は5%を超えないように
ブライン液を作る際には、必ず水に対する塩と砂糖の比率を守るようしてください。なぜかというと、ブライン液の塩分濃度が5%を超えてしまうと、鶏胸肉の水分が旨味と共に抜けてしまって、パサついた食感に仕上がってしまう恐れがあるからです。
漬けこむ時間
ブライン液に鶏胸肉を漬け込む時間は、その鶏胸肉の大きさによっても変わってきますが、鶏胸肉を丸ごと1枚漬け込む場合には、2〜4時間ほど、それ以上サイズが大きい場合には一晩ほど漬け込むのが目安の時間になります。また、ブライン液に漬け込む際に鶏胸肉にフォークで数カ所穴を開けておくと、ブライン液がより染み込みやすくなりますよ。
ブライン液に漬けた鶏肉の保存期間は?
ブライン液に漬け込み終わった鶏胸肉は、ブライン液から出して保存します。鶏胸肉ひとつひとつの塊をラップで包んだりジップロックに入れて密閉保存しましょう。漬け込みが終わったら、液を捨てて、ジップロックに入れたまま保存すると簡単ですね。冷蔵保存でしたら2〜3日ほど保存することが可能です。
スポンサードリンク
ブライン液ごと鶏むね肉を冷凍できる?
それでは一体、ブライン液ごと鶏胸肉を冷凍保存することは可能なのでしょうか?
漬けたままの冷凍はNG
ブライン液に鶏胸肉をつけたままの状態で冷凍保存するのはNGです。かならず冷凍保存する前に、鶏胸肉をブライン液から取り出してから冷凍保存するようにしましょう。
肉のみを取り出して冷凍
鶏胸肉は、ブライン液から取り出した状態で冷凍保存すれば、2~3週間は保存することが可能であると言われています。そのため、スーパーで鶏胸肉が安く売っているのを見かけたら、まとめて買ってブライン液に漬け込んで冷凍保存しておくととっても便利ですよ。
冷凍肉の解凍は冷蔵庫で
冷凍保存した場合には、気になるのがその解凍方法ですが、調理時間に余裕がある場合には、冷蔵庫に移しての自然解凍や、ジップロックに入れた状態で氷水の入ったボウルにらつけて解凍する方法がおすすめです。なるべく低い温度で時間をかけて自然解凍することが、肉の旨みを逃しにくく、中肉の繊維を崩さないことにつながるからです。肉の繊維を壊さないことは、焼いた際の柔らかさにもつながります。ですがもしも時間がない場合には、もちろん電子レンジでも解凍することも可能です。その際は、ラップをはずした肉をキッチンペーパーをしいたお皿もしくは耐熱のタッパーなどに入れて200Wで加熱するしましょう。解凍モードの機能がついている電子レンジでしたら、もちろん解凍モードを使ってもよいです。
スポンサードリンク
まとめ
この記事をまとめると
- パサパサの鶏胸肉がプリップリになるという、なんとも魔法のようなブライン液の材料はなんと、塩と水と砂糖だけである。
- ブライン液に鶏胸肉を漬け込む時間は、その鶏胸肉の大きさによっても変わってくるが、鶏胸肉を丸ごと1枚漬け込む場合には、2〜4時間ほど、それ以上サイズが大きい場合には一晩ほど漬け込むのが目安の時間である。
- ブライン液とは塩と水と砂糖を混ぜたもののことを言い、ソミュール液とは、塩・砂糖・水の他にも香辛料を加えた液のことを言う。また、塩分濃度にも違いがあって、ブライン液の塩分濃度は5%ほどだが、ソミュール液の塩分濃度は10〜30%ほどになっている。