手作りパンが酸っぱいのは腐ってる?原因・美味しい食べ方は?

お家時間も増えた今、手作りパンを作る方も多いのではないでしょうか?手作りしたパンは明確な賞味期限がないため腐っていないかはご自身で判断する必要があります。

そこで今回は手作りパンの賞味期限や酸っぱい時の状態についてこちらの内容でご紹介します。

  • 手作りパンの賞味期限はどれくらい?
  • 手作りパンが酸っぱいのはなぜ?
  • 天然酵母の酸味を抑える方法は?
  • 手作りパンが腐るとどうなる?

意外とご自宅でも簡単に作ることができるパン。ぜひこの記事を参考にしてパンを手作りしてみてください。それではさっそく説明していきます。

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手作りパンの賞味期限はどれくらい?

調理方法によっても異なりますが、一般的な手作りパンの賞味期限を

  • 常温
  • 冷蔵
  • 冷凍

に分けてご紹介します。

常温

常温で保存した場合の賞味期限は1~3日程度。生クリームなど具材を多く利用したパンは短め、食パンやロールパンなどプレーンタイプのものは3日程度と日持ちが少し長くなります。

冷蔵

パンは基本的に冷蔵保存は向いていません。冷蔵庫は乾燥しているためパンの劣化を早めてしまいます。

パンを冷蔵保存しても良い場合
  • 生クリームを使用している場合
  • お総菜パン

どちらも当日中に食べる場合のみ。また冷蔵庫で保存する場合は、乾燥をできるだけ防ぐように、ラップをしておきましょう。

冷凍

冷凍保存した場合の賞味期限は2~1か月程度。手作りしたパンをすぐに食べれない分を覚ましたらすぐにラップをして密閉できる容器または袋に入れて冷蔵庫に入れておきましょう。(なるべく早く冷凍するのが解凍した時に美味しく食べるポイント!)

またクリームやお総菜パンは解凍した時に美味しくなくなってしまうため冷凍することができません。

冷凍できるパンの一覧
  • 食パン
  • ロールパン
  • フランスパン
  • クロワッサン
  • メロンパン

などレーンタイプや具材がほとんど入っていないパンであれば、冷凍保存することができます♪

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手作りパンが酸っぱいのはなぜ?

手作りパンを作った時、なんだか酸っぱい・・・と感じたことはないでしょうか?パンが酸っぱい原因についてご説明します。

酵母

パンを作るときに使う酵母ですが、酵母の保存環境により酵母自体の酸味が強くなっている可能性があります。もちろんその酵母を使って作ったパンは酸味が強くなるということです。

酵母とは?

パン作りに欠かせない材料の一つ。

酵母が生成する炭酸ガスがパン生地で気泡となり、ふっくらとしたパンが出来上がる

乳酸菌・醋酸菌の増殖

パンが酸っぱくなるもう一つの理由は、パンを発酵させ過ぎてしまったことです。(過発酵と言います)パンの生地を作った後発酵させるために生地を寝かしておくかと思いますが、その時の室温が高かったり、時間を置きすぎてしまうと乳酸菌・醋酸菌などが増殖し、味が酸っぱくなってしまうことがあります。

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天然酵母の酸味を抑える方法は?

酸っぱくなってしまったパンは、食べられないことはありませんが味が美味しくないのでそのまま食べることはおすすめできません。酸味を抑えるためには適切な環境でパンを作ることが大切!

  • 30℃以下の室温でパンを作る
  • パンの発酵は冷蔵庫でゆっくりと

などのポイントを抑えましょう。

酸っぱいパンの美味しい食べ方

きちんとした方法を守ってパンを作っても、酸っぱくなってしまうことがあるほどパン作りは難しいと言われいます。せっかく手間暇かけて作ったパンが酸っぱくなってしまった場合、捨てるのはもったいないですよね。そんな時は

  • 油で揚げてラスクにする
  • ピザ生地にする

などアレンジすることができます。ラスクにする場合は砂糖、きな粉、シナモンなどを多めにふりかけ味付けを濃い目にすれば酸っぱさがあまり気になりません。

またピザ生地にする場合は、生地を薄めにしてトマトなどの濃い味付けをすれば美味しく食べることができます。

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手作りパンが腐るとどうなる?

手作りしたパンは明確な賞味期限がないため、気が付いたら腐っていた!なんてこともあります。手作りパンが腐ると

  • カビが生える
  • 明らかにいつもと違う味
  • 糸を引く

等の異変が現れます。

腐ったパンを食べてしまうと食中毒の症状が現れる危険性があるので、食べる前にしっかり確認しましょう。特に免疫力の低いお子さんや高齢の方が食べると症状が悪化する危険があるため注意してください。

パンは水分が多く、高温な場所で菌が繁殖しやすいと言われています。そのため常温で保存する場合、夏など室温が高くなる時は直射日光が当たらない涼しい場所で保管することを心掛けてください。

まとめ

以上、手作りパンが酸っぱいのは腐っているのか?という疑問についてお答えしましたがいかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • 基本的のパンは冷蔵保存はNG。常温で1~3日、冷凍で2週間~1か月程度日持ちする
  • 生クリームやお総菜パンで、すぐに食べる場合は冷蔵保存でも良い
  • 手作りパンが酸っぱくなる理由は、酵母が酸っぱくなっていたり乳酸菌・醋酸菌の増殖などにある
  • 酸っぱくなってしまったパンは、ラスクにしたり、ピザ生地にしてアレンジすることができる
  • パンが腐ると、カビが生える、明らかにいつもと違う味、糸を引くなどの異変が現れる

パンはご自宅でも作ることができますが、発酵をさせるときは適切な温度管理を守ってください。またパンが酸っぱくなってしまっても、今回ご紹介したアレンジ方法で再利用してみてくださいね。最後までお読みいただきありがとうございました。

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