ちらし寿司などのお祝い事の時に、彩として使われることの多い桜でんぶ。しかし、食べる上で気になるのがアレルギーの存在です。
特に食べ物関連は、アナフィラキシーなどの重篤な症状を引き起こします。では、桜でんぶでアレルギーが出るのでしょうか。ここでは、
- 桜でんぶってなに?
- 桜でんぶによるアレルギーは?
- 桜でんぶは何歳から食べられる?
以上について解説していきます。桜でんぶでアレルギーが出るのか、また原因となる材料も含めて詳細な情報を知りたい方は、ぜひ最後までこの記事を読んでください。
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目次
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桜でんぶってなに?
桜のような着色料をした食材である桜でんぶ。ちらし寿司の彩で使われることの多い桜でんぶですが、どのような食材なのでしょうか。
桜でんぶの「でんぶ」とは、田舎者を意味する田夫が由来と言われています。また、でんぶは漢字で「田麩」とも書きます。
桜でんぶとは
桜のような薄ピンク色をした甘さが特徴の桜でんぶ。桜でんぶは、白身魚を加工したものですが魚特有の臭いもないです。また、特徴である薄ピンク色は食紅によるものです。
実は佃煮の一種
桜でんぶは、実は佃煮の一種です。すりつぶして炒って水分を飛ばすことにより作られるため、佃煮に入る食べ物ですよ。
また、特有の甘みはみりんや砂糖などが使われています。特に、お寿司やちらし寿司に使われることの多い桜でんぶですが、着色した赤い色は体に悪いのか気になりますよね。
赤い色は体に悪いの?
桜でんぶの色は、絶対に摂取してはいけないわけではないですが、体にいいものでもありません。また、食紅が使われていることによって特徴である色が出てきます。
しかし、食紅以外にもメーカーによっては人口着色料を使用している場合があるため、注意が必要です。着色料は合成色素と天然色素の2種類に分類されます。
気になる人は、合成着色料不使用を選ぶと安心ですよ。ですが、無理に子供も与えなくても良いものです。
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桜でんぶによるアレルギーは?
桜でんぶに限らず食べ物は、食物アレルギーを引き起こす可能性があります。では、桜でんぶによるアレルギーを起こす食材が使われているのでしょうか。
桜でんぶの原材料
桜でんぶの主な原材料はこちらです。
- たら
- 砂糖
- 酒
- 塩
- 食紅
- 水
また、原材料以外にも市販のものはメーカーによって日持ちさせるために、保存料も使用している場合があるため注意が必要です。では、原材料のなかでアレルギーを引き起こす可能性のある食べ物はなんでしょうか。
気を付けるものは?
桜でんぶの原材料のなかで、アレルギーに気をつける食べ物は「たら」です。アニサキスアレルギーに分類される「たら」。特に赤ちゃんにアレルギーが出やすい食べ物です。
また、砂糖はヒスタミンの分泌が過剰になるため、アレルギーが出る場合があります。他に、砂糖などの糖質の取りすぎによって、アレルギー症状が悪化する可能性もあります。
アレルギーが悪化する原因の一つは、アレルギーに対抗するためのホルモン(コルチゾール)の分泌が減少するためです。糖質をとりすぎた場合は、血糖値が急上昇・急激に下がります。
この急激に下がった時に、防御するためにコルチゾールが分泌されますが、過剰摂取すると負担がかかりすぎるため反対に減少します。そのためア、レルギー症状が悪化する原因となるので、食べるのを気をつけましょう。
どんな症状が出るの?
桜でんぶによるアレルギー症状はこちらです。
- かゆみ
- 蕁麻疹
- 口周りに赤みが出てくる(食べた直後から1時間以内に症状が出やすい)
- 頭痛
- 嘔吐
- 下痢
- 重症の場合は、呼吸困難や意識不明の重体
また、約90%が皮膚症状・約30%に呼吸器に症状が引き起こされます。
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桜でんぶは何歳から食べられる?
では、桜でんぶは何歳から食べられるのでしょうか。
離乳食が完了してから
桜でんぶは、離乳食が完了した1歳過ぎごろから与えても問題ありません。アレルギーがなければ食べさせても大丈夫ですが、万が一アレルギー症状がでた場合に備えて病院が空いている時間に与えましょう。
また、食べさせる場合はアレルギーの状態を見るために少量ずつ与えます。しかし、着色料や甘みも強いため離乳食が完了してから、すぐに無理に食べさせる必要もありませんよ。
3歳以上なら大人と同じように食べてもOK
また、離乳食が完了してからすぐに与えるのは気になる人は、3歳以上であれば問題ありません。3歳ごろは発達により五感が敏感になります。しかし、小さい頃から与えすぎていては味に慣れてしまうので注意が必要ですよ。
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まとめ
桜でんぶは、原材料のたらによってアレルギー症状を引き起こします。この記事で紹介したことをまとめますね。
この記事をまとめると
- 桜でんぶは、白身魚をすりつぶして水分を飛ばした佃煮の一種で、おめでたい時の料理の彩に使われることが多い
- 着色は食紅によるもので、体にいいとも悪いともいえないが気になる人は、合成着色料不使用を選ぶと良い
- 桜でんぶは、特にたらによるアレルギーによる蕁麻疹などの症状が赤ちゃんに出やすい
- ですが、桜でんぶは離乳食完了時期から与えても問題ないので、与える時は少量から始めていく
桜でんぶを赤ちゃんが食べて、アレルギー症状が出た時は食べさせるのを一旦ストップさせるか病院でみてもらいましょう。
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