牡蠣を食べるのが危ない時期はある?
牡蠣は生ではもちろん、フライにしても煮ても美味しいですよね。冬が旬って聞くけど、他の季節ではどうなんでしょうか。
そこで今回は、
- 牡蠣について
- 牡蠣の食中毒は?
- 食べてはいけない時期はある?
- 食べる際の注意点は?
これらのテーマについて調べてみました。
食べる際の注意点についても詳しくまとめましたので、最後までじっくり読んでみてください。
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目次
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牡蠣について
牡蠣とはどんな食べ物なのでしょうか。まず初めに詳しく見ていきましょう。
牡蠣とはどんな食べ物?
牡蠣とは浅い海の岩につく二枚貝です。別名「海のミルク」とも呼ばれており、ミルキーで濃厚な味わいが特徴です。またさまざまな栄養素をバランスよく含んでいます。牡蠣には2種類あり、生食用として出回るのは季節によって異なるようです。食用として出回る牡蠣はほとんど養殖されているものになります。
真牡蠣
真牡蠣は食用の牡蠣の中で最もポピュラーな牡蠣になります。真牡蠣は夏に産卵し、栄養を蓄えた晩秋から翌年の春までが旬になります。一度産卵すると栄養がなくなり美味しくありません。そのため真牡蠣は産卵前のものを全て水揚げします。真牡蠣の大きさは少し小ぶりですが、旨味が凝縮されていて味が濃いです。
岩牡蠣
岩牡蠣は、真牡蠣同様に夏に産卵しますが実が痩せてしまうということはありません。岩牡蠣は数ヶ月にわたって少しずつ産卵していくので、その産卵前の牡蠣を狙って水揚げをします。そのため春から晩夏にかけてが旬になります。岩牡蠣は真牡蠣よりも大きく、大きいものだと1kgを超えるものもあります。
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牡蠣の食中毒の原因は?
牡蠣はあたりやすいということは聞いたことがあると思いますが、その原因は何があるのでしょうか。ここで詳しく調べました。
ノロウィルス
牡蠣などの二枚貝は、海水をたくさん吸引するために消化器官である中腸腺に海水中にあるノロウィルスが濃縮・蓄積することで食中毒が起こる場合があります。牡蠣などの貝の体内に蓄積されたノロウィルスは、洗っただけでは取り除くことができません。よく加熱することが推奨されています。
腸炎ビブリオ
腸炎ビブリオとは細菌の一種で、普段は海水中に含まれています。夏になると海水の温度が上がり、細菌は増加します。生牡蠣や未調理のものに含まれている可能性があるので、しっかり加熱してから食べるようにしましょう。
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牡蠣を食べてはいけない時期は?
牡蠣を食べて食中毒になる危険があることがわかりましたが、では食べてはいけない時期などはあるのでしょうか。
食べていけない時期は?
牡蠣は英語で「r」が付かない月は食べてはいけないと言われています。つまりMay、June、July、Augustの5月〜8月になります。これは夏が旬の岩牡蠣は除外されます。しかしこれらの月以外でも食中毒の危険性はあります。特にノロウィルスによる食中毒は冬が流行のピークになります。
食中毒の他にも怖いアレルギー
牡蠣は食中毒の他にもアレルギーになる可能性もあります。これは牡蠣の中に含まれるトロポミオンという成分が原因で起こります。トロポミオンはタンパク質の一種で、牡蠣のほか蟹などの甲殻類にも含まれています。アレルギー症状は軽いものから、アナフィラキシーショックを起こす危険もあるので注意が必要です。
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牡蠣を食べる際の注意点は?
そんな食中毒やアレルギーになるのを未然に防ぐ方法はあるのでしょうか。ここで詳しく知っておいて、対策をしっかりとるようにしましょう。
よく加熱する
牡蠣が売られているのを見てみると、「生食用」「加熱用」の記載があると思います。これは鮮度の違いではなく、採れた海域の違いです。保健所が指定した海域でとれた牡蠣のみが生食用で売られています。加熱用の牡蠣の場合は、必ず加熱して食べましょう。生食用でも保存には注意して、においなど違和感を感じたら加熱して食べることをお勧めします。
下処理をしっかり行う
生牡蠣を食べる際はしっかりとした処理を行うことが大切です。下処理を行うことで牡蠣についた汚れや菌を落とすことができます。下処理には大根おろしがおすすめです。牡蠣を大根おろしにつけておくことで旨味を逃さずに、汚れも簡単に落とすことができます。また独特な臭みも大根おろしにつけておくことで消すことができ、一石二鳥です
食べすぎないようにする
牡蠣を食べ過ぎると食中毒やアレルギーを引き起こした時に、症状が重く出る危険性があります。また牡蠣を食べ過ぎることによって亜鉛の過剰摂取になってしまい、眩暈や頭痛、倦怠感などの症状が起こる場合があります。またプリン体も豊富なので、痛風などにも注意が必要です。4個から10個程度にとどめるようにしましょう。
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まとめ
今回は「牡蠣を食べるのが危ない時期はある?夏はどう?独特な匂いへの対処法」についてまとめましたが、いかがでしたでしょうか。
この記事をまとめると
- 牡蠣は海のミルクと呼ばれているほど栄養素が豊富で真牡蠣と岩牡蠣の2種類ある
- 牡蠣は種類によって旬の時期が分かれていて1年を通して楽しめる
- 牡蠣の食中毒はノロウィルスと腸炎ビブリオがある
- 牡蠣は食中毒の他にアレルギーを引き起こす危険性も牡蠣を食べる際はよく加熱し食べすぎないようにする
- 牡蠣の下処理は大根おろしだと臭みも消せておすすめ
牡蠣は栄養が豊富で1年を通して楽しめそうでしたね。食中毒やアレルギーに注意しながら適量の牡蠣を食べるようにしましょう。また下処理なども忘れないようにしてくださいね。
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