ピータンの味はまずい?なんの卵?美味しい食べ方・味付けは?

中華がゆなどを頼むと付け合わせとして盛り付けられているピータン。黒い見た目や、独特の臭いが非常に特徴的な食べ物ですよね。

このピータン、何の卵を原料として作られているかご存じですか?

  • ピータンについて詳しく知りたい
  • ピータンの臭いの原因はなに?
  • ピータンを美味しく食べるには

今回は、こちらについて詳しく解説していきます。

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ピータンとはどんな食べ物?

ピータンとは中国を発祥とする、とある卵を加工した食べ物のことです。その黒い見た目はインパクト抜群で、初めて見た人は思わず戸惑ってしまうこともあるようです。

なんの卵?

ピータンという可愛らしい名前から、一体どんな生き物の卵を想像するでしょうか。

結論から言うと、ピータンは主にアヒルの卵を加工した食べ物のことを指します。しかし、現在ではアヒル以外の鶏卵やウズラの卵を使用して作る場合もあるようです。

どんな味?まずい?美味しい?

ピータンを食べるうえで、特にインパクトの強い要素の一つがその「臭い」であると言っても良いでしょう。

刺激臭と言っても過言ではないこの臭いのため、ピータンは好き嫌いがとても分かれる食べ物としても知られています。

この強い刺激臭に影響されて食べることをためらう人が非常に多いピータンですが、いざ口に入れてみると意外と臭いが気になりません。

具体的なピータンの味としては、鶏卵で作るゆで卵の黄身部分の味を更に濃くしたような味という表現をする人が多く、一度ハマってしまうと逃れられない不思議な魅力があるようです。

作り方

真っ黒な見た目をしたピータンを家庭で作るには一体どのようにすればいいのでしょうか。具体的な手順としては、以下の通りです。

用意するもの:卵数個(アヒルの卵がなければ鶏卵でも代用可能)、重曹50g、消石灰10g、粘土500g、木灰1/2カップ、モミガラ、1/2カップ、紅茶2カップ

  1. 鍋に重曹を入れて加熱し、炭酸ナトリウムを生成する
  2. 同時進行で紅茶を煮出しておく
  3. 粘土に生成した炭酸ナトリウムと消石灰、木の灰を混ぜ込む
  4. 混ぜ込んだ粘土に紅茶を加えつつ再度混ぜ込む
  5. 混ぜ込み終わった粘土で卵を殻ごと包みこむ
  6. 袋にモミガラを入れる
  7. 卵を袋に入れてモミガラで包み込む
  8. 通気性の良い場所で卵を約1か月間熟成させる

上記の手順を行えば家庭でもピータンを作ることが出来ますが、用意する材料が多いことや手順の複雑さにより全くおすすめ出来ません。

どこで買える?

家庭で作るよりも簡単にピータンを手に入れる方法は、やはり購入することが最もおすすめです。しかしピータンは、その特徴から普通のスーパーなどではなかなか手に入りません。

そのため、ピータンを購入するにはamazonや楽天市場などのネット通販を利用するのがお手軽です。どうしても実物を目で確かめてから購入したいと考える場合は、業務スーパーやカルディなどの世界の専門的な食材を取り扱うお店がおすすめです。

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ピータンは臭いけれど腐ってる?

ピータンの特徴である、強い刺激臭。この臭いの正体は、卵を熟成させる過程で生まれるアンモニアと硫化水素によるものです。

特にアンモニア臭は公衆トイレの臭いに例えられるほどに強く、食欲を減退させてしまうこともあります。ピータンを食べる際に、どうしても臭いが気になってしまう場合は、ピータンが包まれている殻を取り除いたあと、1時間ほど常温下に置いておきましょう。

こうするだけでアンモニア臭を軽減させ、食べやすくすることが出来ますよ。

食中毒・食あたりは大丈夫?

真っ黒な見た目に強いアンモニア臭を持つピータンは、思わず「食べると食中毒になってしまうんじゃ?」と不安に感じる人も多いのではないでしょうか?

ピータンは、食品の分類としては所謂発酵食品に当たります。臭いの強い他の発酵食品としては、納豆や鮒寿司などが特に有名ですよね。

腐敗とは異なり食品内の微生物の働きを活発化させることが「発酵」の意味するところ。

適切な手順を守って作ったピータンであれば、食べても食中毒や食あたりする可能性は極めて低いものであると言えます。

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ピータンの美味しい食べ方

臭いの強いピータンですが、苦手な人でも美味しく食べられるのがピータン豆腐です。

賽の目状に切った絹ごし豆腐の上にカットしたピータンを始め、白髪ねぎや紫蘇などの薬味をたっぷりと載せ上から醤油やごま油で味を調整するだけで、ごはんのおかずやお酒のつまみにも最適なメニューの一つと言えるでしょう。

切り方・剥き方

ピータンを綺麗に切るには、包丁ではなく糸を使用することで綺麗にカットが可能です。

具体的には、皮を剥いたピータンを手のひらに乗せて手縫糸を上からスッと引くだけで断面を非常にきれいに保ちながらカットが可能です。

包丁やまな板を汚すこともないため非常におすすめですよ。

味付け

ピータン自体からは、濃厚な黄身の味を楽しむことが出来ます。

そのため、ピータンを使用したメニューにはラー油やごま油など少し刺激を加える調味料で味付けを行うとよりピータンの美味しさを味わうことが出来ます。

黄金ピータンとは?

黄金ピータンというメニューをご存じでしょうか?黄金ピータンとは、中華料理の中でも特に辛いメニューの多い四川で作られたピータンのことを指します。

なぜ黄金色になる?
通常、ピータンを包み込むためにはモミガラを使用しますが、黄金ピータンは四川料理に使われる八角や花椒を使用します。これらの様々なスパイスのさようが重なることで、通常とは異なる黄金色のピータンが生まれるのです。

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まとめ

この記事をまとめると

  • ピータンは中国を発祥とする料理で、真っ黒な見た目や強い刺激臭で知られている
  • ピータンの強い臭いの正体は、熟成発酵することによって生まれるアンモニア臭が原因
  • 臭いが強いピータンが食べられない場合は、殻を剥いたピータンを常温下で1時間ほど放置すると臭いを和らげる効果がある

中華料理にはピータンを始めとして、他にもクセの強い食材がたくさんあります。

食べてみると意外と美味しく、食べる回数を重ねることで慣れてくる場合も考えられるため何度か挑戦してみてはいかがでしょうか。

この記事がみなさんの参考になれば幸いです。

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