イチゴジャムが固まらない原因5選!しっかり固まるジャムの作り方

イチゴがお求めになりやすい価格になる頃は新鮮な手作りジャムが食べたくなる時期でもあります。イチゴジャムを手作りする際にうまくいかないと困った人もいるはず。

今回は、

  • ジャムが固まらない原因は?
  • 正しいいちごジャムの作り方が知りたい
  • 固まらなかったイチゴジャムの使い道は?

これらの疑問についてお答えします。うまく固まらなかったジャムの美味しい使い方を知ることで、イチゴを無駄にすることがなくなるだけでなく、今までは詳しく知らなかった美味しい食べ方も紹介しています。美味しいイチゴをいつも無駄にしてしまっていた方は最後までおいしく使い切れます。

美味しいイチゴを最後まで無駄なく使いたい方は是非最後までご覧ください。

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イチゴジャムが固まらない原因5選!

市販のイチゴジャムはとろみがついて硬い状態が普通です。このため普段であればイチゴジャムは固いものだという風な認識が一般的だと思います。ですが、手作りでジャムを作る際にはこれが一般的ではないのです。イチゴジャムが固まらないその原因5つは次の通り。

砂糖が足りない

イチゴジャムを作る際に砂糖が少ないとかさばりにくいので注意しましょう。砂糖ショ糖は冷めると粘度が上がる特性を持っています。このため砂糖は少ないとジャムが覚めた場合も固まりにくいものになってしまいます。

ペクチンが足りない

凝固作用のあるペクチンが足りなくてもジャムは固まりません。いちごにも天然のペクチンが含まれているため、いちごの熟成度合いによってはペクチンが少なく固まらない場合があります。

煮込みが足りない

ジャムを作る際に加熱するのですが、煮込みが足りず火の通りが悪いと固まらない場合があります。加熱によりゲル状になるのですが、煮込みが足りない、熱が行き届かない状況では粘度があがりきらず、固くなりにくいです。これはそのためです。

火力が強すぎる

いちごジャムを作る際に火力が強すぎても固まらない場合があります。これはいちごに含まれるペクチンが熱に弱い性質があるためで、100°cで20分以上煮詰めるとペクチンが壊れてしまいゆるい状態のものが出来上がります。火力と煮詰める時間には注意しましょう。

酸性が低すぎる

いちごの熟し具合により酸性が低すぎてもゲル化しにくい場合があります。甘いジャムを作るために熟したイチゴを使う場合、酸味が弱くイコール酸性度合いが低い、ということになりゲル化の要因が足りないがために固まりにくい状況に落ちる可能性があります。酸性にしたい場合はレモン汁などを加えると酸性に近づけられます。

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正しいイチゴジャムの作り方

正しいイチゴジャムの作り方について、材料や手順、さらには作り方のコツについてもポイントを押さえながら詳しくご紹介します。とてもシンプルで一般的な作り方になりますので、材料や手順に慣れてきたら自分なりの工夫をくわえることでオリジナルなイチゴジャムも作れるようになります。

材料

イチゴの量にもよるのですが、拘り過ぎるといちごジャムでは無いものが出来たりするで、分量は少ない場合も大量な場合も割り合いはしっかりと守りましょう。代表的な材料と重量をごしょうかいします。

  • いちご300g
  • 砂糖60g

完熟ではない市販のいちごで鮮度はなるべく新鮮なものを選びましょう。酸味の少しあるくらいのいちごがジャムづくりにはちょうどよいからです。砂糖は通常の白砂糖またはグラニュー糖を用意します。使用するいちごのヘタを取り除いた重量の30~60%の砂糖を使用します。砂糖が少なければ果汁を感じるフレッシュな味に、砂糖が多ければ甘みが強く保存性の高いジャムになります。

 作り方手順

  • いちごはへたをとりのぞき、身を半分にカットして使用します。切ったいちごを鍋にいれ、弱火にして焦げないように混ぜながら砂糖を溶かしていきます。
  • 砂糖が溶けたら弱火のまま30分ほど加熱します。
  • 灰汁が出てきたら取り除きます。とろみがでたら火からおろします。
  • 保存用の容器を熱湯などで煮沸殺菌したものをお用意し、出来たいちごジャムを注ぎ入れ粗熱をとります。蓋をして冷蔵庫で冷やして出来上がりです。

作り方のコツ

出来上がったいちごジャムを入れて保存する容器は事前に煮沸消毒または、塩素などで消毒したのもをしようします。保存料などを使用しないため、保存容器の衛生面には気を使い早めの消費を心掛けましょう。

  • 砂糖を溶かすさいもゆっくりかき混ぜ、焦がさない様にしましょう。
  • 濁りのないいちごジャムを作るため灰汁をこまめに取り除きます。
  • 時間がかかっても強火や中火ではなく、弱火で調理しましょう。

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固まらなくても大丈夫!別の使い方を紹介

 

いちごジャムに使用する材料のいちごの酸味度合い次第では上手くゲル化出来ず固まらない場合などがあります。ジャムがゲル化する(固まる)のには砂糖と果実の酸、それに果実に含まれるペクチンが重要になります。これらを煮詰めることで反応がおこりゲル化します。

固まらない場合も美味しく食べられるのでその使用方法をご紹介します。

イチゴのソースに

ゆるい場合はそのままヨーグルトやパンケーキに欠けるソースとして使用しましょう。そのほかにもアイスクリームや夏場ならかき氷などにかけてもおいしく召し上がれます。

いちごミルクにして飲む

牛乳に溶かしていちごミルクにしてもおいしく召し上がれます。いちごミルクを製氷機にいれて凍らせ、いちごミルクシャーベットにしてもおいしく召し上がれます。いちごミルクに凍らせたいちごミルクシャーベットをいれると、冷たく解けても薄くならないいちごオレが楽しめます。

まとめ

この記事をまとめると

  • ジャムが固まらない原因はペクチンと酸、砂糖のバランス。
  • 正しいいちごジャムの作り方は弱火でゆっくり加熱撹拌するのがポイント。
  • 固まらなかったイチゴジャムの使い道はソースとして使う。

以上の事がわかりました。

沢山のいちごを無駄にしないためにも、正しい分量と作り方でほどよく固いおいしいいちごジャムを作りましょう。食べたいときにおいしいとびきりのいちごジャムが作ってあると心が豊になった気分も味わえます。

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