みなさんは食中毒というとどんな時に発生すると考えますか?多くの場合は、なま物や手作りした料理で日にちが経過することにより発生しますよね。しかし食中毒はお菓子でも起きる可能性があるのです。
今回は、チョコレートを原因とする食中毒について紹介していきます。チョコレートが腐るというのはなかなか想像がつきませんよね。いったいどのような食中毒リスクがあるのでしょうか?そこで今回は、
- チョコで食中毒になるの?
- 生チョコが腐るとどうなるの?
- 生チョコで生じる食中毒
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
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目次
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チョコで食中毒になるの?
チョコレートが原因で食中毒になることはあるのでしょうか?チョコレートは乾燥していますし、常温で保管しておいてもなかなか腐ることはないですよね。いったいどのような食中毒のリスクが考えられるのでしょうか。
生チョコなら食中毒になる可能性がある
チョコレートの食中毒は、生チョコの場合は感染する可能性があります。通常のミルクチョコレートなどで食中毒となる可能性は非常に低いでしょう。
生チョコはバレンタインなどで手作りされる方も多いですよね。手作りした場合、手に付着した細菌が体内に入ったり、保存期間が長くなることによって細菌が増殖する可能性もあります。
原因は生クリーム
生チョコを食べて食中毒となる原因は、使用する生クリームが原因です。生クリームは非常にデリケートな材料で、温度などが原因ですぐに傷む可能性があります。
通常チョコレートには水分はほとんど含まれていないため、固形のチョコレートが腐るということはなかなか起きません。しかし生クリームが入ることにより水分が加わるため、生チョコは腐ってしまう可能性があるのです。
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生チョコが腐るとどうなるの?
それでは生チョコが腐ってしまった場合はどのような変化がみられるのでしょうか?具体的な見た目の変化や味の変化などについて解説していきます。
味が変化する
多くの食品は腐ると酸味を感じるようになります。細菌が付着し、増殖することにより食品が分解されていくからです。この分解の過程で酸味を感じる成分が作り出され、それを食べることで酸っぱさを感じます。
生チョコの場合も同様で、酸味を感じた場合は食べないようにしましょう。
カビが生える
対象の食品の表面に細菌が付着し、その表面で細菌が増殖するとカビが生えます。細菌は触れていなくても空気中などにも漂っているため、様々な食品に細菌は付着しています。
生チョコの場合も、使用した道具が衛生的ではなかったり、保存状態が悪いなどの理由で表面にカビが生えることもあります。
油臭い・酸っぱい
バターなどの油をたくさん使用する食品の場合、油が酸化することによりいやな風味になることがあります。生チョコにも生クリームが使用されるため、脂肪分が加わります。生クリームの乳脂肪分が酸化することにより異臭を感じる場合もあります。
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生チョコで生じる食中毒
生チョコを手作りした場合、食中毒の原因菌が付着する可能性があります。一番可能性が高い原因菌は「黄色ブドウ球菌」による食中毒でしょう。黄色ブドウ球菌による、具体的な食中毒の症状について見ていきましょう。
腹痛・下痢
食中毒で一番多い症状は腹痛や下痢といった症状です。食中毒となる原因菌を外へ排出する役割もあるため、下痢止めなどで止めないようにしましょう。
黄色ブドウ球菌の場合、潜伏期間は1~5時間程度と症状が出るまで早いことが特徴です。通常であれば、数時間~2日程度で治まる場合が多く、重症化しにくいです。
嘔吐
黄色ブドウ球菌は、エンテロトキシンと呼ばれる毒素を作り出します。鮮度管理が悪く、食品内に黄色ブドウ球菌が多く増えると毒素も多く産出されます。
この毒素は酸に強い性質を持っていて、胃酸で消化されないという特徴があります。その為、胃や小腸から毒素が吸収されるため激しい嘔吐を伴う場合もあります。
またブドウ球菌エンテロトキシンは熱にとても強い性質を持っており、100℃で30分間加熱しても死滅しないと言われています。生チョコは焼き菓子ではないため、注意が必要です。
発熱
黄色ブドウ球菌による食中毒は、一般的に1~2日程度で症状が治まると言われています。しかし摂取した毒素の量や、細菌の数が多いと重症化する可能性もあり、発熱やショック症状が起きる可能性もあります。
症状が重い場合は医療機関へ受診し、入院などで治療をする必要がある場合もありますよ。
対処法
基本的な対処法は医療機関へ受診し、抗生物質などの服用を受けましょう。症状が軽い場合は自宅で療養し、下痢や嘔吐がみられる場合は水分の補給を怠らないようにして過ごします。
また、食中毒は体の免疫機能が弱まるときに起きやすいと言われています。普段から休息をしっかりとること、バランスの良い食生活を送ることなど、体の免疫機能を高める生活を送ることで予防できます。
他にも手洗いやうがいをこまめに行う、アルコール消毒を行うといった方法で予防もできます。
まとめ
今回は、チョコで食中毒が起こる場合はどのような原因が考えられるのかということについて紹介していきました。
この記事をまとめると
- チョコレートはお菓子などで溶かして使用すると細菌が繁殖する可能性がある
- 生チョコは生クリームを使うため食中毒は起きやすい
- 食中毒の原因菌は黄色ブドウ球菌の可能性が高い
いかがでしたか?チョコレートやチョコレートを使ったお菓子の食中毒について、少しでも知識が深まったのであれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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