砂糖水は腐りにくいことを知っていますか?砂糖が多く含まれる食品は保存性が高いものですが、砂糖水はどれくらいの濃度だと腐らないのでしょうか?また、その理由は何なのでしょうか?今回は、
- 腐らない砂糖水の濃度は?
- なぜ腐らないの?
- 砂糖そのものは腐る?
これらのテーマについて紹介いたします。
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砂糖水は腐らない?
“砂糖水”とは名前の通り砂糖を水に溶かしたものですが、砂糖水はある濃度になると腐ることがありません。ジャムが開封後もなかなか腐らないのは、砂糖が多く含まれているためです。
砂糖が多いと腐らないのは、大部分の微生物の繁殖活動が抑制されるためです。
腐らない濃度
砂糖水が腐らない砂糖の濃度は、だいたい65%以上と言われています。水に対し65%以上砂糖が含まれていると、菌の繁殖が弱くなるので腐る可能性が低くなるのです。
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砂糖そのものは腐る?
砂糖そのものも賞味期限が長く、保存性が高い食品です。砂糖の賞味期限は未開封時で約5年、開封後は半年と言われています。
- 未開封: 約5年
- 開封後: 半年
開封後も常温保存できるものですが、時間が経ち過ぎたり保存状態が悪いと傷んでしまうことはあります。砂糖は劣化すると、どう変化するのでしょうか?
傷んだり腐るとどうなる?
砂糖は乾燥しているので傷みにくい食材ではありますが、期限切れなどで傷んでしまった砂糖には、このような状態が現れます。
- 茶色や黒っぽく変色している
- 風味が落ちている
- 臭いが変わっている
砂糖には甜菜糖やグラニュー糖など様々な種類のものがありますが、傷み始めると 茶色や黒っぽく変色 していきます。砂糖の甘い香りが落ちて 臭いが変わっている ことや、 味そのものが少し変わっていたり風味が落ちている こともあります。
傷んだ砂糖はカビが生えていなければ食べられる場合もありますが、通常時より味が落ちていることがほとんどですので気になる方は廃棄しましょう。
傷んでる?セーフ?まだ食べられる砂糖の見分け方
砂糖が傷んでいるのか、まだ大丈夫なのか、砂糖を見分けるポイントを見てみましょう。期限が切れたり期限が迫っている砂糖がこんな風に変化することがあるので、見極め方をご紹介します。
❶ 湿気て固まりになっている
❷ 味や風味が落ちている
砂糖は乾燥しているので腐りにくい食材ですが、湿度の高い場所に置いておくと湿気たり、長期間保存したままにすると味や風味が落ちてしまいます。
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砂糖が傷む原因
では、砂糖はどんな状態だと腐りやすいのでしょうか?できるだけ長持ちさせるためにも、砂糖が傷みやすくなる原因を3つ見てみましょう。
❶ 湿度の高い場所で保存している
❷ 開封してから長期間経っている
❸ 保存中の密閉状態が甘い
砂糖は乾燥状態を保って保存するものなので、湿度の高い場所に置いておくと湿ってカタマリになってしまいます。そのため保存中の密閉具合が甘いと湿気てしまいます。
また、乾燥モノなので日持ちしますが、あまりにも長期間保存していると味や風味が落ちてしまいます。
まとめ
この記事をまとめると
- 腐らない砂糖水の濃度は65%以上
- 腐らない理由は、微生物の繁殖活動が抑制されるため
- 砂糖そのものも保存状態や期限切れによって腐ることはある
- 傷むとカビが生えたり、変色・味が落ちる
砂糖水が特定の濃度になると腐りにくいというのは不思議ですよね。砂糖には微生物の繁殖を抑える働きがあるため、糖分が多い食品は保存性が高いのです。
ジャムがその代表なので、果物を大量消費できない時はぜひジャムに加工して長期保存してみましょう。
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