昔から親しまれている食材、山芋。擦って「とろろ」にすることから「とろろ芋」とも呼ばれています。地方によって名称や形、品種も異なりますが、基本的には同じヤマイモ科になります。滋養強壮や大腸がんの予防、高血圧や動脈硬化の予防に効果があると言われ、たくさん食べても身体に良さそうな気もしますが、食べ過ぎると悪影響があるのでしょうか。今回は、
- 山芋の食べ過ぎで下痢・腹痛に!
- 山芋に含まれる栄養成分と効果
- 山芋の食べ過ぎは体に悪い?
- 山芋の効果的な食べ方
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目次
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山芋の食べ過ぎで下痢・腹痛に!
原因は食物繊維
山芋には食物繊維が豊富に含まれているため、食べ過ぎると、食物繊維の摂り過ぎになり、お腹がゆるくなり、下痢しやすくなってしまいます。特にもともとお腹がゆるい人は、十分に注意して山芋を食べ過ぎないように気を付けましょう。
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山芋に含まれる栄養成分と効果
栄養素
山芋に含まれる主な栄養素は、亜鉛・カリウム・炭水化物・食物繊維・ビタミン類・酵素・ムチン・サポニンになります。
効果効能
山芋に含まれる栄養素の効果をご紹介します。
- 亜鉛 … 体内でエネルギーを作ったり、免疫機能を向上させる働きを持ちます。亜鉛が不足してしまうと、発育障害や肌荒れにも繋がってしまいます。
- カリウム … 体内の余分な塩分や、水分を排出してくれるため、むくみが気になる人は、ぜひ摂取したい栄養成分です。
- 炭水化物 … 山芋は芋類のため、炭水化物も多く含まれています。炭水化物は、生活するのに必要なエネルギーを作ってくれます。炭水化物が不足するとエネルギー不足になってしまうので、くれぐれも注意しましょう。
- 食物繊維 … 腸内環境を整え、便通を良くしてくれる成分なので、便秘がちな人はぜひ摂取しておきましょう。
- ビタミンB群 … ビタミンCやビタミンD、ビタミンKなど、数種類のビタミンが豊富に含まれています。免疫力をアップさせたり、美肌作りに効果があるなど、健康面や美容面に強いです。
- 酵素 … アミラーゼやジアスターゼといった酵素が豊富に含まれています。これらの酵素は、消化を促すだけでなく、新陳代謝を高めてくれるので、血行が良くなり、痩せやすい体作りに繋がったり、デトックス効果も得られます。
- ムチン … 山芋に含まれるネバネバ成分のことです。悪玉コレステロールを抑制したり、血糖値の上昇を穏やかにする、胃の粘膜を保護して、消化を助けるといった身体に良い成分です。
- サポニン …免疫力をアップさせるだけでなく、がんの予防や抗酸化作用、血液をサラサラにするなどの効果を持っています。
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山芋の食べ過ぎは体に悪い?
おならが出る
食物繊維を摂ると、体内で分解する過程でガスが発生します。山芋を食べ過ぎると、食物繊維を摂り過ぎることになり、おならが多くなるということになります。
アレルギー
山芋を過剰摂取すると、皮膚のかぶれやじんましん、肌が赤くなるなど、アレルギー反応を起こす場合もあります。そのため、過剰な摂取にはくれぐれも注意しましょう。
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山芋の効果的な食べ方
生で食べる
山芋は生で食べるのがおすすめです。山芋は、生のまま千切りにしてサラダや和え物にしたり、すりおろしてとろろにしたりして味わうことができます。生で食べる方法が、山芋の栄養を一番無駄なく摂取できます。生で山芋を食べる際は、山芋を酢水につけて変色を防ぐのがおすすめです。
1日の摂取目安量は?
山芋は1日に約100gを限度に食べるといいです。およそ小鉢1杯分になります。
まとめ
いかがでしたか?
この記事をまとめると
- 山芋の食べ過ぎは食物繊維の摂り過ぎになり、下痢や腹痛になる
- 山芋に含まれる栄養成分は食物繊維・ビタミン類・酵素など。腸内環境を整え、免疫力のアップや美肌作り、新陳代謝を高めるといった効果がある
- 山芋の食べ過ぎは食物繊維を摂り過ぎておならが出やすくなる・アレルギー反応を起こす可能性がある
- 山芋は生で食べるのがおすすめ。1日の限度は約100g(小鉢1杯分)
とろろにして海鮮丼に乗せたり、スライスして海苔と醤油をかけて食べたり、ほぼ一年を通して食べることのできる山芋。栄養価が高いものの、かゆみが生じたりアレルギーを引き起こす可能性もあるなど、なにかとクセのある食材ですが、食べ過ぎに注意して美味しくいただきたいですね。
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