ホタテでの食中毒の時の症状を紹介!対処法や発症期間・調理方法も

天然のホタテは夏と冬に旬が2度来ますが、新鮮なものはお刺身で食べたいという方も多いのではないでしょうか?ですが、生食で食べるときは食中毒が心配という方もいらっしゃるかと思います。ホタテを安心しておいしく食べるために今回は、

  • ホタテでの食中毒時の症状
  • ホタテで食中毒になった場合の対処法
  • ホタテの安全な食べ方
こちらをテーマに解説していきます。

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ホタテでの食中毒時の症状

貝毒や菌が原因

ホタテは、イタヤガイ科の二枚貝の名称です。世界で約300種類確認されています。日本では、ホタテガイ、アズマニシキガイ、イタヤガイ、ヒオウキガイの4種類が食用として流通しています。ホタテにはビタミンやミネラルなどさまざまな栄養素が含まれており、健康効果も期待されている食材です。

貝毒には下痢性と神経性がある

日本では貝毒に当たることはほとんどなく、腸炎ビブリオノロウィルスなど菌によることが多いです。日本では貝毒に関して厳しい規定があり、場合によっては貝の漁獲を停止するほどなので貝毒を引き起こすことは、ほとんど心配しなくても大丈夫そうです。

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ホタテで食中毒になった場合の対処法

3日程度は絶対安静

消化器系の症状が主で後遺症や死亡したという例はないそうです。対処法は水分補給しかなく3日程度で回復します。

・ノロウィルス

85度以上の熱で1分以上加熱

・潜伏期間

1~2日程度

・症状

突発に起こる嘔吐、腹痛、水溶性の下痢

・腸炎ビブリオ

65度以上の熱で4~5分加熱

・潜伏期間

8~12時間前後(最短だと2~3時間で発症もあり)

・症状

激しい腹痛や水様性

もしくは粘液性の下痢(稀に血便)発熱や嘔吐

個人差はありますが、昨晩ホタテを食べて次の日の午前中に症状が起きた際は腸炎ビブリオによる食中毒の可能性が大きいです。

嘔吐・下痢が起こると要注意

腸腹痛や下痢等の主症状は3日程度で回復しますが、高齢者や基礎疾患のある方は敗血症による低血圧、死に至る可能性があります。新鮮なら生や表面を炙って食べたいところですが、体調不良や以前お腹を壊したことがある方は、しっかりと火を通してから食べることをおすすめします。

日本で報告されている二枚貝類の食中毒は、アカザラガイ、アサリ、イガイ、イタヤガイ、コタマガイ、チョウセンハマグリ、ホタテガイ、マガキ、ムラサキイガイなどで、中でもムラサキイガイの毒化例が多く毒性値も高いです。

そして細菌性の食中毒以外にホタテに豊富に含まれる亜鉛の過剰摂取という可能性もあります。亜鉛は体に有効な栄養成分ですが、食べ過ぎると吐き気や嘔吐、腹痛などを引き起こす可能性があります。さらに過剰に食べ過ぎると下痢や胃痙攣、頭痛などの兆候が出ることもあります。

ホタテが大好物だからといって何個も食べ過ぎてしまうと、下痢や腹痛などの原因になるため食べ過ぎには注意しましょう。特にサプリメントなどで亜鉛を摂取されている方は気をつけてください。

ホタテに含まれる亜鉛の量は100gで約2.7gです。厚生労働省のデータによると一日の亜鉛の摂取推奨量は、成人男性が11mg、成人女性が8mgになっています。

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ホタテの安全な食べ方

「ウロ」を取り除く

ホタテにはウロと呼ばれる黒い塊のような部位がありますが、これは人間の膵臓や肝臓、胃などの消化器官のような働きをします。ホタテのような二枚貝では、特にウロの部位で貝毒が濃縮されるので取り除いて食べることが多いです。ウロはノロウイルスなども濃縮される部分で、食あたりの原因にもなります。

ホタテのウロは黒く大きい部分なのでわかりやすく、うっかり加熱してしまっても簡単に取り除けます。しかし、ノロウイルスで有名な牡蠣は腸線は身の内部にあり消化器官を取り除くのは困難です。そのため、ホタテの方がウロを取り除きやすく牡蠣に比べてあたる確率はとても低いです。

生食は基本避ける

ホタテを加熱するのならバター醤油と相性がぴったりです。他にもホタテは貝のうまみがおいしいので、ほうれん草と合わせてグラタンにするとしっかり加熱もできて食中毒もなくおいしく食べることができます。ホタテのバター焼きもグラタンもホタテの貝殻を器にすることで、とてもおしゃれに盛り付けることができます。

余談ですが、殻付のホタテが手に入ったらひもの部分も無駄なく使いましょう。ひもは塩を振ってよくもみぬめりや汚れを落として水洗いしてから調理します。酢の物、和え物にするほか、甘辛く煮つけて酒のつまみにぴったりです。だしもうまく取れるのでホタテの炊き込みご飯もおすすめです。

天然ホタテは産卵のため冬にたくさん餌を食べて栄養をつけ、春の産卵を終えると貝柱が育ちはじめます。特に7月がピークで、大きく肉厚で甘みのある貝柱を楽しむことができます。

冬が旬のホタテは、12月末から卵が成長しはじめ2~3月がもっとも大きく育ちます。大きく育った卵は焼いて食べても美味しいですが、卵からいいだしが出るのでお吸い物にもおすすめです。

まとめ

この記事をまとめると

  • ホタテが原因の食中毒に貝毒には下痢性と神経性がある
  • 日本での食中毒の原因はほとんどが細菌性のものです
  • 亜鉛の取りすぎにも注意が必要です
  • 心配な方は加熱して食べれば細菌による食中毒の心配はなくなります

いかがでしたでしょうか?新鮮なホタテはお刺身で食べるのもおいしいですが、食中毒が心配な方は加熱調理をしたほうが安心してたべれそうですね。ヒモを含めて貝のだしがたっぷりと取れるので、色々と試してみてください。

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