らっきょうの甘酢漬けを作ったときに、らっきょうを漬けている液が濁ってきて不安になったことはありませんか?中には、漬けているらっきょうがピンク色に変わってしまったり、最初よりも食感が柔らかくなってしまったりして不安になってしまったなんて方もいらっしゃるかもしれません。今回は、
- らっきょうが変色する原因
- らっきょうが腐った場合の見分け方
- 柔らかいらっきょうは食べても大丈夫?
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目次
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らっきょうがピンクになる原因
一体なぜ、らっきょうはピンクに変色してしまうことがあるのでしょうか?食べてみる前にまずは原因が知りたいところですよね。以下に記載させていただきます。
硫化物の反応が原因
らっきょうは独特のにおいがしますよね。実はそのらっきょうの独特な匂いの原因となる物質は、「アリシン」という硫化物なのです。そして、その「アリシン」が酢に漬けられることによって酸性になり、酸性になった「アリシン」がらっきょうの鉄分と反応しピンクに変色してしまうことがあるのです。色が変わってしまうとその見た目の変化に驚くかもしれませんが、食べても問題はないので大丈夫ですよ。
品質には問題なし
先ほども申し上げた通り、この変色はらっきょう中の色素成分と酢の酸とが反応して起きる現象ですので、食べても体に害はなく、味にも影響はないです。
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らっきょうが腐った場合の見分け方
らっきょうの甘酢漬けが泡だっている場合には、雑菌が繁殖して腐敗が進んでいる可能性があるので要注意です。ですがらっきょうの甘酢漬けを作る際きその前段階の工程としてらっきょうを塩漬けにするときに発生する気泡については、この気泡は発酵によるものですのでらっきょうが腐っているからというわけではないので大丈夫です。しかし、泡がぶくぶくたっているときは食べることはおすすめしません。泡が少ないときなら漬け汁を新しくして漬けなおしておけば食べられる可能性があります。以下に、もっとわかりやすい見分け方を記載させていただきます。
刺激のある匂いが充満する
らっきょう漬けの容器の蓋をあけてみて、鼻の奥にツンとする刺激臭がある場合には、らっきょうが腐敗していると判断して良いです。すぐに処分しましょう。
粘り気や苦みがある
まだ漬かりきっていないらっきょうに苦味を感じることはありますが、らっきょうそのものの味がなく苦味だけを感じるという場合には、腐っている可能性がありますので廃棄しましょう。
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らっきょうが柔らかいのは大丈夫?
では、柔らかくなってしまったらっきょうは食べても問題ないのでしょうか?
味が大丈夫なら平気
らっきょうは、漬け方によってはシャキシャキ感の少ない柔らかいらっきょう漬けになることもあります。しかし、箸やトングでつまんだだけで潰れてしまうぐらい柔らかい場合には、腐敗が進んでいる可能性がありますので食べないようにしましょう。
なるべく早めに消費を
柔らかくなったらっきょうは、基本的には食べても問題ないとはいえなるべく早く消費するようにしましょう。
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らっきょうの保存方法
箸やトングに水滴がついていたり、他のおかずの調味料がついていたりして、その部分がらっきょう漬けや漬け汁に触れてしまうと雑菌が繁殖して腐りやすくなってしまうため、まず大前提として、らっきょう漬けを食べるときに密閉容器から小皿に移す際には、必ず清潔な箸やトングを使うようにしましょう。
常温の場合
らっきょう漬けを常温で保存する場合には、必ず漬け汁にしっかり漬けておくようにしましょう。市販のらっきょう漬けを保存するときに密閉容器に移す際も、漬け汁ごと密閉容器に移すようにしてください。これは、らっきょうが漬け汁から出て空気に触れるとそこから雑菌やカビが発生しやすくなってしまうためです。そのようにして清潔な密閉容器に入れたらっきょう漬けは、直射日光の当たらない高温多湿を避けた風通しのよい冷暗所で保存しましょう。
冷蔵の場合
常温保存よりも冷蔵保存の方が、らっきょう独特のシャキッとした食感が残しやすいです。手作りのらっきょう漬けの場合、常温で保存した方がしっかり漬からせることができますが、やはりシャキシャキした食感は失われてしまいます。市販のらっきょう漬けも、開封後は冷蔵庫で保存する方がシャキッとした食感が残ります。そのため、らっきょうのシャキシャキ感を大事にしたい方には冷蔵保存がおすすめです。市販のらっきょう漬けを冷蔵保存する際には、漬け汁ごと清潔な密閉容器に移し替えて冷蔵庫で保存しましょう。
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まとめ
この記事をまとめると
- らっきょうの変色は、らっきょう中の色素成分と酢の酸とが反応して起きる現象である。
- らっきょう漬けの容器の蓋をあけてみて、鼻の奥にツンとする刺激臭がある場合や、らっきょうそのものの味がなく苦味だけを感じるという場合には、腐っている可能性があるので廃棄した方が良い。
- 基本的には柔らかいらっきょうを食べても問題はないが、箸やトングでつまんだだけで潰れてしまうぐらい柔らかいものは、腐敗が進んでいる可能性があるので食べない方が良い。