みなさんは「とびっこ」と呼ばれる食材をご存じでしょうか?小さいイクラのような見た目をしており、食べるとプチプチとした食感が楽しめ、お寿司などでよく登場します。
今回は、とびっこを離乳食の食材として使う場合、いつ頃から使っても大丈夫なのか?といったことについて紹介していきます。
生物は食中毒などのリスクがあることから、乳幼児には食べさせない方がよいと言われていますが、とびっこはどうなのでしょうか?今回紹介していくテーマは、
- とびっことはどんな食べ物?
- とびっこは離乳食でいつから食べられる?
- とびっこを与えるのは遅い時期が良い理由
- 赤ちゃんにとびっこを与える時の注意点
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
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目次
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とびっことはどんな食べ物?
まずは「とびっこ」とはどのような食材なのか、詳しく紹介していきます。とびっこについて知らなかったという方はチェックしてみてくださいね。
特徴
とびっことは、トビウオの卵です。トビウオは春から夏にかけて旬を迎える魚で、特に伊豆諸島などを中心に多く収穫される魚です。ちなみに正式な名称は「とびこ」で、とびっこは株式会社かね徳の登録商標のようです。
とびっこはイクラと違い、一つ一つの粒がとても小さく、1つの直径は約1㎜程度しかありません。独特のプチプチとした食感が特徴で、太巻き寿司や海苔まきなどの寿司ネタで使用されることが多いです。
カリフォルニアロールと呼ばれる巻きずしでは、海苔の代わりにとびっこが使用されていることが一般的です。
食べ方
食べ方は様々で、そのままご飯にふりかけのようにして食べることも可能ですし、先ほど紹介したようなお寿司のネタに使用するのも良いでしょう。ちらし寿司などの具材として使っても美味しいですね♪
とびっこは離乳食でいつから食べられる?
とびっこを離乳食として使用する場合は、どれくらいの月例になってから与えた方がよいのでしょうか?詳しい時期や食べさせ方について詳しく紹介していきます。
与えられる時期
とびっこを子どもに与える場合は3歳以降が良いとされています。
とびっこはトビウオの卵ですから、イクラやカズノコなどと同様に「魚卵」に分類されます。魚卵は栄養価が高く、内臓機能などが発達中の赤ちゃんにとっては体の負担となります。また、塩分も強く、アレルギー反応を示す可能性もあります。
一般的に子どもの内臓機能が完成するのは8歳頃と言われており、大人と完全に同じ食事を与えても良い時期はかなり遅いのです。どうしても食べさせてあげたいなどの理由がない限り、赤ちゃんに魚卵は与えない方がよいでしょう。
与え方
とびっこを3歳以降に食べさせる場合は、熱湯などで茹でてから食べさせるようにしましょう。市販のとびっこは調味料が添加されている場合が多く、一度下茹ですることで塩分を少なくすることができます。
加熱することで食中毒などのリスクも無くすことができ、おススメです。下茹でしてからお粥や和え物に使用すると食べやすいかもしれませんね。
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とびっこを与えるのは遅い時期が良い理由
とびっこは3歳未満の子どもには食べさせない方がよいと紹介しましたがどうしてなのでしょうか?とびっこを食べさせる時期は遅い方がよいとされている理由について解説していきます。
非加熱の魚卵
とびっこなどの魚卵は非加熱で加工される「生もの」です。そのため鮮度劣化などにより細菌などが付着している可能性があります。幼児は体が発達途中ですから、細菌類などに対する免疫や抵抗力も低いです。
そのため食中毒などにかかりやすいと言えます。3歳未満の幼児には魚卵は与えない方がよいと言えるでしょう。
アレルギーの可能性
3歳未満の乳幼児はアレルギーを発症する確率が高いと言われています。特に特定原材料7品目と呼ばれる食品には注意が必要で、卵アレルギーをお持ちのお子様には魚卵も与えない方がよいでしょう。
生物による食中毒のリスク
生魚を食べる際はアニサキスなどの食中毒に注意が必要ですが、とびっこなどの魚卵はそのような心配はありません。細菌性の食中毒に注意し、召し上がるようにしましょう。
塩分が高い
離乳食や幼児食の基本は薄味です。成人の1日の塩分摂取量は6~7ℊ程度ですが、3歳未満の子どもの場合は3~3.5gです。大人の半分程度の味付けで良いということがわかります。
日本人は醤油や味噌などを味付けの基本とすることが多いことから、塩分の摂取量が基準より多い人がほとんどです。小さいうちから減塩の味に慣れておくことで、将来の健康にも影響が出てきます。
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赤ちゃんにとびっこを与える時の注意点
3歳未満の子供にはとびっこは与えない方がよいのですが、どうしても食べさせたい場合はいくつかのポイントを意識して食べさせましょう。
少量から
食べさせる場合は必ず少量からにしましょう。小さじ1杯や、小さじ1/2程度の量から与えるようにしましょう。
加熱してから
とびっこなどの魚卵は塩漬けや醤油漬けされている場合が多く、味付けが濃い目です。初めて食べさせる際は塩分が強いですから、一度下茹でして塩分を抜きましょう。
まとめ
今回は、とびっこを離乳食として使用する際のポイントや、食べさせても良い時期などについて紹介していきました。
この記事をまとめると
- とびっこはトビウオの魚卵
- とびっこの正式名は「とびこ」で、とびっこは株式会社かね徳の登録商標
- とびっこなどの魚卵は離乳食では使用しない方がよい
いかがでしたか?魚卵を離乳食で使ってみたいと思った方は、是非参考にしてみてください。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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